第一回 ペットと旅をするということ

キャンピングカーとペット

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犬の飼育頭数=約992万頭。猫の飼育頭数=約987万頭。 ※2015年10月現在、一般社団法人ペットフード協会調べ

調査結果だけでこれだけですから、実際にはそれ以上でしょう。
日本は今、空前のペットブームというべきでしょうか。ブームというよりは、ペットと暮らすライフスタイルが定着した、と言ってもいいかもしれません。

さて、ペットと暮らしていく上で問題になることの一つが、旅行などの長期外出です。私自身、わけあって猫4匹犬1匹と暮らすようになって、旅行をするのに大変な思いをするようになってしまいました。今から16年ほど前のことです。

私たち夫婦は遊び好き。仲間と一緒にスキーに行ったり、サーキットへ行ったりしていたのですが、5匹の大所帯がいたのでは、なかなか自由に動けません。
ペットホテルに預けてみたり。
ペットシッターをお願いしたり。

けれど、終わってみれば、もう一人大人を旅に連れて行ったぐらいのお金がかかります。せっかく旅行をしていても、留守番している動物たちのことが気がかりで「早く帰ろうよ」ということになります。ペットと泊まれる宿も検討しましたが、は数も少なく、自分達の行きたい場所にそうした宿があるとも限りませんでした。

 あれこれためして、たどり着いた解決策が「キャンピングカー」だったのです。

キャンピングカーの一番のメリットとは

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キャンピングカーの一番のメリットは、常に一緒に行動できること。
ペットに合わせた住環境も整えてあげることができます。
当時、我が家には20歳近い高齢の猫がいました。家内にべったりの甘えん坊で、家内さえ一緒に居れば、車の振動も騒音も気にしない子だったのでその点はよかったのですが、何と言っても高齢です。食事も専用の医療食を食べさせていました。おまけに一日おきに、脱水症状を起こさせないための輸液も必要でした。冬の寒い時期は、輸液を温める必要もあります。

そこで、キャンピングカーです。

冷暖房は完備。電子レンジがついているので、輸液を温めることもできます。ご飯はいつもの医療食を持ち歩き、生ものは冷蔵庫で保管できます。
もちろん、他の動物たちにも環境を合わせています。
猫のトイレは人間用のシャワーブースに設置して、静かで清潔な環境を確保。
床やベッドは防水シーツなどで汚れを防止。トイレルームに通じるドアにはペットドアつきです。
今ではすっかり、動物たちの顔ぶれも変わり、猫6匹が我が家の家族です。

彼らもすっかりキャンピングカーには慣れていて、むしろキャンピングカーのほうが居心地がよさそうなほど。そんな、ペットを連れてのキャンピングカー旅。今回から4回に分けて、その楽しさやノウハウ、他の方の事例などをご紹介できたら、と思っています。

WRITER PROFILE
渡部竜生
渡部竜生(わたなべ・たつお)

キャンピングカージャーナリスト。サラリーマンからフリーライターに転身後、キャンピングカーに出会ってこの道へ。専門誌への執筆のほか、各地キャンピングカーショーでのセミナー講師、テレビ出演も多い。著書に『キャンピングカーって本当にいいもんだよ』(キクロス出版)がある。エンジンで輪っかが回るものなら2輪でも4輪でも大好き。飛行機マニアでもある。旅のお供は猫7匹とヨメさんひとり

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