ペットを連れて旅をするのに適した車というのはあるのでしょうか。
キャンピングカーの製造会社(ビルダー)ももちろん、さまざまな商品を開発して、提案してくれています。
中には「愛犬くん」や「with DOG」という、犬連れに特化した車もあります。
ペット連れに特化した車の特徴は
- 散歩から帰ってきたとき、犬の足を洗うための防水パンや水道栓が入口近くに設置してある。
- 作り付けのケージがある。
- リードをつないでおくリードフックがある。
などの配慮がされています。
が、はっきり言ってしまえば、どんなキャンピングカーでも、ペットと旅をすることはできます。向いていないキャンピングカーなんて「ない」と言っていいと思うのです。
キャンピングカー選びは家選びと同じです。
そんな間取りなら快適なのか。自分の旅に最低限必要な設備は何か。いらない設備は何か。大切なペットと出かける一日を具体的にイメージすれば、どんな機能が必要なのか、見えてきます。
キャンピングカーをより快適にする!
カー用品店やペット用品店を覗いてみましょう。ペット同伴でドライブやキャンプ、そのための用品がたくさん、出回っています。
ペットのための安全対策
いざというときの安全対策は、ペットにも。ペット用シートベルトのほか、ペットケージを固定させるためのベルトやちょっとした滑り止めを敷くだけでも安定感が違います。
車内を清潔に保つグッズ
どうしても抜け毛は出てしまうもの。ファブリック素材の座席に動物の毛がつくと、なかなか取れません。そのため、毛がからまりにくく、つきにくい素材のシートカバーなども売られています。
キャンピングカーならではの工夫をプラスするならば、猫6匹を連れて歩く我が家では、こんな工夫もしています。
ソファやベッドには防水シーツ
介護用品などのコーナーに行くと販売されている、防水シーツを、マットレスやソファの座面にまず敷きます。その上から、ベッドパッドや通常のシーツ、マルチカバーなどを掛けておけば、水をひっくり返した、そそうをした、という時、掃除・洗濯が楽です。
絨毯の上からビニールカバー
せっかくの絨毯敷き車内ですが、猫の毛がからまったり、汚れたときのことを考えて、透明で厚手のビニールシートでカバー。これで水分のある汚れがついても、さっと拭き掃除ができます。猫は毛玉をよく吐くので、大助かりです。
床にタイルカーペットを敷く
新車の状態から、床面を防水仕様にしてもらうこともできます。後付けで、ホームセンターなどで売られているリノリウム床材やタイルカーペットを敷くのも有効です。
入ってほしくないところをふさぐ
キャンピングカーの内部は、ちいさな隙間があちこちに。人間にはなんてことのない隙間ですが、猫や小型犬なら、入り込めることも。入ってほしくない場所、入ってしまったら出にくい場所などがないか、ペットを載せる前にチェック。換気口のように、ふさぐわけにいかないものもありますが、入ってほしくない場所は何らかの方法でふさいでおくのが安心です。
このほかにも、ビルダーさんにはいろんなノウハウがあります。ペットと旅をしたいこと。ペットの種類、大きさ、年齢、どのように過ごしたいか、など、具体的に相談して、ちょっとしたカスタマイズをお願いすることだって可能です。
ケージを置く場所、固定方法、ちょっとしたリードフックをつけてもらう、など、動物にも飼い主にも快適になるようなアイデアがもらえるかもしれません。
いかがでしたか?
ペットも大切な家族の一員。言葉が使えない彼らの気持ちは、飼い主がおもんばかってあげるしかありません。
快適なキャンピングカーで、ぜひ、ペットと一緒に、楽しい旅を楽しんでください!