憧れだったキャンピングカーに乗ったのが20年も前のこと。6台目となった今のキャンピングカーまでの間、キャンピングカーライフを楽しむ為に、色々と買いましたが、その中でも、つくづく「買って良かった!」と思ったモノをご紹介します。
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これで、旅も人生も変わったカヤック!
最初のキャンピングカーを手に入れてから、真っ先に買ったのがカヤックでした。カヤックと言っても色々と種類があるのですが、私の艇はファルトボートというタイプ。オールアルミフレームの折り畳み式なので、運搬時はとってもコンパクト!組み立ても簡単で、慣れれば、10~15分位でハンサムなカヤックの完成です。
漕ぎ出す場所は、海派、湖派、川派とありますが、私は結果的に湖と川で遊ぶことが多かったですね。何が楽しいかって、まず、カヤックって思ったよりも速い!スイスイ漕げちゃいます。健康的でダイエットにもなり、いつかは「逆三角形体型」です。そして、カヤックでないと行けない場所、つまり、車や徒歩では見られない風景が楽しめます。例えば、湖畔の桜並木は、熾烈な花見の場所取りの必要もなく、好きなだけ花見が楽しめます。しかも湖面から仰ぎ見る桜の美しいこと!普段の花見とは全く違った視点から見る桜は、普通の人生の何倍も楽しんだ気になります。
特に私が好きなのは、早朝カヤック。風が無い時は、まるで鏡の様な湖面を切り裂く様にカヤックが進みます。そして湖の真ん中あたりで、一息ついて「朝ビール」を頂く喜びと言ったら、とてもここで文字では表す事ができません。日本全国にある湖の中でも特にお勧めなのは北の大地です。私も、北海道の湖をつなぐルートをキャンピングカーで巡った事がありました。ただでも神秘的な北の大地の湖を外から眺めるのではなく、その懐から感じる事ができるカヤック。キャンピングカー乗りには人気の北の大地も、カヤックがあると、その楽しみも爆発的に拡大します。
デブ・チビコンビで機動力アップ折り畳み自転車!
キャンピングカーは「走る家」必要なモノは殆ど揃っていて、普通車に比べると、日々、過ごすという意味では桁外れに快適ですが、その一方で、そのデカいサイズ故に小回りが利かない事が多々あります。そんな時に威力を発揮するのが折り畳み自転車です。
個人的にその折り畳みのメカニズムが好きな事もあり、数台、所有していますが、全部は無理なので、その時の目的に合わせて持っていきます。現地で、そこそこ距離を乗る可能性がある場合はBD-1を載せていきます。このチャリは、折り畳みメカも秀逸で、あっと言う間に組みあがり、これまたあっと言う間に折り畳む事ができます。それでいて、運動能力も優れていて、オールチタン、前後輪ディスクブレーキという事もあって、それは快適なツーリングが可能です。
一方、現地では、お散歩程度のホイチョイ移動という状況が想定される場合は、A-bikeを載せていきます。こちらは、BD以上に簡単に組み立て&折り畳みが出来るので、正にホイチョイで乗り回せます。タイヤ径が小さく、変則ギアもないので、中長距離ツーリングは厳しいですが、トイレや受付までとか、ちょっとした移動で本領発揮します。まるで、軽快・快適なスケートボード感覚の自転車です。
今更だけど、新しい?空飛ぶ目玉のドローン!
今更ながらと言われそうなドローンですが、日に日に、その性能は良くなり、価格も安くなるという、利用者からすると、盆と正月が一度に来た日に鴨がネギ背負って訪ねてくる様な嬉しさです。
通常のドローンは航空法の規制で飛ばす際には許可が必要ですが、私が購入したドローンは、200g以下のホビードローン、トイドローンと呼ばれる機体なので、航空法の規制対象外になり許可不要で飛ばすことができます。しかし、前述の通り、性能が良くなって、トイドローンでも初期のドローン並みの性能になったと言っても過言ではありません。昔のトイドローンのカメラは固定か、あっても1軸のジンバルでしたが、私のドローンは生意気にも3軸です。軽量化の為にバッテリーが小さく、航続時間が短いのですが、ホイチョイで航空写真を撮るには十分です。行った先で(航空法の許可が不要でも飛ばせない所があるので要注意!)気軽に鳥の目の様な撮影が可能になります。これは、新しいキャンピングカーライフの楽しみであり、素敵な記録媒体となります。
気になる操縦ですが、これも簡単。正にオートマです。私は、ラジコン飛行機もやっていましたが、危ない時はパニックして、どう操作して良いのか分からなくなり、そうしているうちに墜落という事がありましたが、ドローンの場合は、危ない!という時は、ぱっと、操縦スティックから指を離せば、その場に停止します。そこで、一呼吸入れて、落ち着いて処理すれば、いじわるカラスが攻撃してくるとか(ありません)、余程の事が無い限り墜落する事はありません。安心して遊びましょう。
クルマ旅に艶と粋が加わった?ウクレレ!
誰でも、キャンプでのひと時、おもむろに取り出した楽器で、ごく自然に一曲奏でる事ができたら素敵だし、カッコイイと思いますよね。
しかし、幼少の頃から習っていたとか、モーツアルトみたいな天才とかでないかぎり、上手に演奏できるようになるには大変です。ところが、ウクレレと出会った時は、意外にも簡単で、思わず「俺って天才じゃね?」とドヤ顔になる程に、弾けちゃったのでした。なにしろ、ギターよりも弦の数が4本と少ないだけでも、コードを抑えるのが楽チンです。サイズもギターよりも遥かに小さく、場所をとりません。値段も安いですが、余り安いと、ろくな音が出ませんので要注意です。それに安かったからいいや!と途中で投げ出す恐れがあるので、そこそこ良いものを買った方が長続きします。
キャンピングカーは防音室とまではいかないにしても個室ですから、まだ下手っぴの時でも安心して練習ができますし、それでも恥ずかしいという時は、キャンピングカーなら、誰もいない遠いところに移動できます。夜、お酒も入っていい気分の時に弾くウクレレはまた格別で、改めて「やっぱ、俺って天才じゃね?」と幸せになること請け合いです。
これで一機にDX(デジタルトランスフォーメーション)キャンピングカーにiPad!
でもiPadでないと出来ない事があるのです。まず、画面の大きさ。何種類かありますが、最大で12.9インチのものまであります。画面が大きいとスマホよりも作業性が良いですし、最近、流行りのZOOMでオン呑みなんかも、相手の顔や表情がありありと見えます。そして、Apple Pencil(アップルペンシル)です。これがある事で、スケッチからノートまで書けますので、旅先での思い出を残すのにも便利です。それにこれらの特徴を生かしたiPadならではのアプリも沢山あるので、それもiPadの魅力をアップさせています。
例えば最近、お気に入りのアプリは「LumaFusion」です。これまでは、それなりの性能のパソコンと、お値段の高い動画編集ソフトを使って、クルマ旅で撮った動画を帰宅してから編集していましたが、iPadとこのアプリのお陰で、高度な動画編集がキャンピングカーで、それも朝飯前にできる様になりました。私もキャンピングカーでiPadを使う様になってからは、パソコンや、スマホの出番がだいぶ減りました。というか、iPadのお陰で、最先端技術を「ごく普通にお気楽に」活用できるようになり、あ~ら不思議!キャンピングカーがDXキャンピングカーに変身したのでした。
とまあ、私の買って良かったモノ遊び編としてご紹介しましたが、人それぞれにキャンピングカーライフがあるので、買って良かったものも違ってくると思います。でも、共通する点は、ただでも非日常的な楽しみ方ができるキャンピングカーを、更に拡張するモノがあるという事です。さあ、新型コロナウイルスという難しい状況ですが、買って良かったと思えるモノを探して・使って、出来うる限り楽しみましょう!