冬こそキャンピングカーのオンシーズン!

キャンピングカー活用法

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寒い冬は、一般的にキャンプも観光もオフシーズン。しかし、キャンピングカーユーザーにとっては、キャンパーや観光客が減り、暑さに悩まされることなく快眠できるこの季節こそが、最高のオンシーズンだと言える。FFヒーターで寒さを攻略できるキャンピングカーなら、冬のキャンプやクルマ旅も快適そのもの。キャンピングカーのメリットを生かせば、ウインタースポーツも思う存分楽しめる。

本格的な冬シーズンを迎えるにあたり、今回はいくつかの具体例と共にキャンピングカーならではの「冬の楽しみ方」について解説する。この季節にしか出会えない景色や味覚、遊びを求めて、冬こそキャンピングカーで出かけよう!

寒い冬を快適にする「FFヒーター」!

FFヒーター

寒い冬を快適に過ごすために欠かせない装備が「FFヒーター」だ。

駐車中にエンジンを停止した状態で使用できるFFヒーターは、キャンピングカーでは定番の暖房器具。燃料はベース車両の燃料タンクから供給され、燃焼によって温められた温風は車内に、排気ガスは車外に排出される仕組みなので、空気をクリーンな状態に保ったまま車内を暖めることができる。

FFヒーターのスイッチをオンにするだけで、アッと言う間に車内はポカポカ。暖房効果が高いので、外が氷点下の寒さでもFFヒーターさえあれば車内はTシャツで過ごせるほど温かく快適になる。アイドリングとは比べものにならないほどの低燃費でお財布にも優しく、低消費電力なのでサブバッテリーにも優しい。真冬でも外遊びの機会が多いキャンピングカーユーザーにとって、FFヒーターはなくてはならない必須装備だ。

冬しかできない静かなキャンプを楽しもう!

冬のキャンプ

テントキャンパーが減ってキャンプ場が閑散とする11月後半から3月頃までは、キャンプ本来の魅力を味わいたいキャンピングカーユーザーにとって最高のシーズンだ。

キャンパーでごった返す夏場の喧騒とは打って変わり、プライベート感あふれる静かなキャンプを楽しめるのが、冬シーズンならではの魅力。人気のキャンプ場でも予約が取りやすく、暑さで寝苦しい夜を過ごすこともなく、虫に悩まされることもない。夏場のキャンプ場でたまに見かけるような、マナーの悪いキャンパーと出会う確率も激減する。キャンピングカーなら、外はどんなに寒くても車内はFFヒーターで常にポカポカ。AC電源付きサイトを利用すれば、連泊でも生活電源の不安はない。

テントキャンパーにとって冬キャンプは敷居が高いが、暖房の効いた車内で就寝できるキャンピングカーなら、ビギナーでもお手軽かつ快適に冬でもキャンプを楽しめる。静かな冬のオートキャンプ場は、キャンピングカーのパラダイスだ。

ウインタースポーツのベース基地として活用!

スノーボードのベース基地

スキーやスノーボードなどのウインタースポーツを楽しむ人にとっても、キャンピングカーは強い味方だ。中には、「スキーやスノーボードのためにキャンピングカーを購入した」という人も存在するほど、ウインタースポーツとキャンピングカーの親和性は高い。

普通乗用車にはないキャンピングカーならではの利点は、「ゆったりと休憩・就寝できるスペースがある」「寒くても快適に過ごせるFFヒーターがある」こと。スキー場の駐車場にキャンピングカーを止め、広々とした車内を食事や休憩、就寝を行うベース基地として活用すれば、朝から晩まで時間を気にせずウインタースポーツを満喫できる。FFヒーターの温風をマルチルームに引き込めば、濡れたウエアやグローブの乾燥室としても利用可能だ。

キャンピングカーの利便性を生かして、思う存分ウインタースポーツを楽しもう!

冬のお勧めメニューは、ズバリ「鍋料理」!

鍋料理

「車内で調理ができる」「広々としたダイネット(食堂)スペースがある」というキャンピングカーのメリットを生かせば、真冬でも暖かい車内でテーブルを囲んで食事ができる。車内で食べる冬メニューのお勧めは、ズバリ「鍋料理」だ。

鍋料理なら、市販の鍋スープと食材を土鍋に入れて火にかけるだけなので、調理もアッという間。家族や仲間とテーブルを囲んで熱々の鍋料理を味わえば、体がポカポカと温まり、同時に車内の暖房にもなる。余ったスープにご飯や麺を入れて、最後の一滴まで残さず食べられるのも鍋料理ならでは。1泊程度の旅なら、使用済みの土鍋や食器をビニール袋に入れて持ち帰れば、旅先でわざわざ洗い物をする手間も省ける。

ただし、車内で鍋料理をする際は、熱々の鍋をひっくり返さないように細心の注意を払い、火器使用時は窓を少し開けて換気扇を回すなど換気に気を配ること。万が一のトラブルを防止するために、「一酸化炭素警報器」も車内に常備しておきたい。

冬場もアクティブに動くならスタッドレスタイヤが必須!

スタッドレスタイヤ

冬シーズンもアクティブに動き回るキャンピングカーには、スタッドレスタイヤが必須だ。

都市部であれば積雪は1年に数えるほどだが、遠方に出かける機会が多いキャンピングカーは旅先で雪道に遭遇する可能性が高い。標高の高い場所や寒い地方に出かけて突然の雪に見舞われた場合、夏タイヤのままでは走行不能に陥ってしまう。たとえ雪道を走る機会が少なくても、「安全に対する保険」の意味も込めて、冬シーズンにはスタッドレスタイヤの装着をお勧めする。

スタッドレスタイヤ以外に、タイヤチェーンやスタック時の脱出マット、牽引ロープなどを常備しておくと、ウインタードライブの安心感はさらに高まる。備えあれば憂いなし。愛車の雪道対策をしっかり整え、安全・快適に冬のキャンピングカーライフを楽しもう!

WRITER PROFILE
岩田一成
岩田一成(いわた・かずなり)

1971年東京生まれ。キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーフォトライター。日本大学芸術学部卒業後、8年の出版社勤務を経て、2003年に独立。ライター・エディターとして、自動車専門誌を中心に累計1000誌以上の雑誌・ムック製作に携わる。家族と行くキャンピングカーの旅をライフワークとしており、これまでに700泊以上のキャンプ・車中泊を経験。著書に『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』がある。

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