キャンピングカー乗りを惹きつける北海道の魅力とは!?

キャンピングカー活用法
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北海道は「キャンピングカー乗りの聖地」だ。

仕事を引退して時間に余裕のある年配キャンピングカーユーザーが、毎年のように大勢北海道を訪れて長期の旅を楽しんでいるのを始め、「いつかはキャンピングカーで北海道に行きたい!」と北の大地に特別な憧れを抱いているユーザーも多い。キャンピングカーユーザーにとって、北海道はまさに“聖地”なのだ。

なぜ、北海道がそこまでキャンピングカーユーザーを惹きつけるのか!?

北海道の長期旅をライフワークとし、仕事と子育ての現役世代でありながら10年以上北海道に通い続けて200泊以上の北海道旅を経験してきた筆者が、その魅力を解説する。

北海道でしか出会えないスケールの大きな絶景

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北海道の大きな魅力は、ほかのどの場所とも異なる日本離れした雄大な景色だ。

はるか地平線を望む広大な大地に対峙して地球の広さを肌で感じ、美しく雄大な田園風景にどこか懐かしさを覚え、視界いっぱいに広がる花畑を前に日常生活で疲弊した心を癒し、大海原と彼方に臨む島々を眺めながら自然の素晴らしさを再認識する。

なかでも圧倒的なスケール感を味わえるのが、道北エリアと道東エリアだ。日本最北端の宗谷岬やその手前に広がる壮大な宗谷丘陵、視界の360°に大きく広がるサロベツ湿原、世界自然遺産・知床半島、日本とは思えない大自然が残る釧路湿原……。

道内のどこに行っても、その雄大さと自然の濃さに驚かされる。北海道でしか味わうことのできない素晴らしい絶景に巡り合えること、それが北海道の最大の魅力だ。

新鮮な海の幸などのご当地グルメが味わえる

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海に囲まれた北海道のグルメと言えば、やはり海鮮だ。イクラ、ウニ、カニ、ホタテ、イカなどをふんだんにのせた海鮮丼は、北海道グルメの代表格。新鮮さはもちろんのこと、本州では考えられないボリュームと低価格にも驚かされる。

ほかにも、ジンギスカンやラーメン、牛乳やバターをふんだんに使ったスイーツなど、北海道の恵みを生かした極上グルメはたくさんあるが、帯広エリアを訪れた際に必ず味わいたいのが、帯広のソウルフード「豚丼」だ。帯広周辺には数多くの豚丼専門店があり、使用する部位や調理方法、タレなどは店によって異なる。同じ豚丼でもお店が違えばその味は別物。いくつかのお店を食べ歩きして、違った豚丼を味わってみるのもお勧めだ。

函館エリアではご当地ファーストフード店の「ラッキーピエロ」やハセガワストアの「焼き鳥弁当」、釧路エリアではスパゲティミートソースにトンカツをのせた「スパカツ」、根室エリアではバターライスの上にトンカツをのせてデミグラスソースをかけた「エスカロップ」など、北海道のご当地グルメを巡る旅も楽しい。

「フェリーにクルマを乗せる」という非日常感

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本州から北海道へは道路がつながっていないため、愛車で北海道を旅するにはフェリーの乗船が必須となる。これが、北海道が多くの人にとって特別な存在であり続けている大きな理由のひとつと言えるだろう。

時間をかけて海を渡るフェリーの旅はただでさえ非日常感が漂う経験だが、愛車も一緒に載せての航海となると感慨もひとしお。初めて北海道クルマ旅をした人の多くが、「フェリーで愛車と共に海を渡る」という特別な体験に感動を覚える。

大浴場で入浴したり、レストランで食事をしたり、デッキで海を眺めたりと、船内でのんびり過ごす時間も船旅ならではの楽しみ。

愛車と共にフェリーに乗船した瞬間から、日常とは切り離された「北海道の旅」が始まる。

大型キャンピングカーでもストレスのない交通環境

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北海道の道路は、本州とは比べ物にならないほど広く交通量も少ない。クルマ社会なのでお店の駐車場も広く、本州の観光地のように「走る場所」「止める場所」を気にする心配がない。大型のキャンピングカーやキャンピングトレーラーでも、ストレスなく快適にドライブを楽しめる。

とくに北海道の広さを実感できるのが、道北・道東エリアだ。目的地をカーナビに設定すると、「100km先を右折です」などと本州では考えられないアナウンスをされることもあり、そのスケールの大きさに思わず笑ってしまうほど。街から離れると極端に交通量が少なくなるため、自分のクルマの前にも後ろにもクルマがいない状態で、のんびりとドライブを楽しめることもしばしばだ。

日本海を左手に臨みながら日本最北端の宗谷岬を目指すオロロン街道を筆頭に、走っているだけでワクワクするような道が多いのも北海道ならではの魅力。愛車で北海道を走っていると、ドライブ本来の楽しさを再認識できる。

魅力的なオートキャンプ場がたくさんある

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北海道は、キャンプ天国だ。

広大な土地と豊かな自然を生かし、道内の各地にさまざまなキャンプ場が点在している。特徴的なのは、無料キャンプ場が多いことと、有料でも本州と比べて料金が格安なこと。数百円で利用できるオートキャンプ場のほかに、クルマを乗り入れできる無料のオートキャンプ場も多く、長期で旅をする際のベース基地として活用できる。

北海道のキャンプ場の最大の魅力は、大自然に抱かれた最高のロケーションと開放感にあふれた雰囲気に尽きる。人工物に囲まれた狭苦しいサイトでしかキャンプをしたことのない人にとって、そこはまさに別世界。一度味わうと「もう北海道でしかキャンプをできない」と思えてしまうほど、その自然環境は素晴らしい。

キャンピングカーの旅だと道の駅などで仮眠をとりながら道内を回るスタイルがポピュラーだが、北海道の大自然を肌で感じたいならキャンプをするのが一番だ。

WRITER PROFILE
岩田一成
岩田一成(いわた・かずなり)

1971年東京生まれ。キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーフォトライター。日本大学芸術学部卒業後、8年の出版社勤務を経て、2003年に独立。ライター・エディターとして、自動車専門誌を中心に累計1000誌以上の雑誌・ムック製作に携わる。家族と行くキャンピングカーの旅をライフワークとしており、これまでに700泊以上のキャンプ・車中泊を経験。著書に『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』がある。

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