デルタリンクはキャンピングカー専門のディーラーとして25年程前に創業しました。その後欧州キャンピングカー アドリアの総輸入元として同車を国内に広めています。その本社がある岡山県倉敷市に倉敷ベースキャンプを訪ねました。
対応していただいたのはキャンピングカーを扱って20年以上のキャリアを持つ守屋 勇取締役・営業部長です。
目次
倉敷ベースキャンプは広いですね
はい。1,300坪の広さがあり、アドリアやダーウィンを中心に常時40~50台のキャンピングカーを展示しています。
アドリアの取り扱いなど車種も増え、以前の場所が手狭になったので同じ倉敷市内から10年程前に移転しました。
ここにはドッグランもあるので、ペットを連れて来ていただいても大丈夫です。
輸入車の取り扱いは長いのですか?
90年代から扱っていますから長くなりますね。最初は北米のキャンピングカーBCヴァーノンを扱っていました。当時はアメリカ製のキャンピングカーが日本でもたくさん走っていた時代です。キャンピングカーは販売して終わりではなく、その後のメンテナンスが必要です。私たちが販売したキャンピングカーをしっかりメンテナンス出来るようクルマについて勉強しましたし、技術を磨いてきました。輸入車は10年程前からアドリアを中心にしていますが、気持ちよく長く乗り続けてもらえることを念頭においています。
お店の特徴をお話し下さい
新車展示車の台数が多く、車種の幅も広いことです。アドリアを軸に、国産の軽キャンパーインディ727をはじめ、バンコンではダーウィンシリーズやアネックス、レクビィ製、キャブコンはファンルーチェやアネックス製などを展示しています。アドリアはバンコンタイプのTWIN、キャブコンタイプのMATRIX、フルコンのSONIC、そしてトレーラーシリーズ。最近ではヨーロッパキャンピングカーの最高峰と言われるニースマンも展示しています。
車種が多いので、見比べてみたいと思われるお客様が遠方からもいらっしゃいます。九州や関西からは非常に多いのですが、ときどき関東方面からもお見えになります。
お客さんはどんな方が多いですか
アドリアの場合、以前は乗り換えで選ばれる方が多かったのですが、最近はキャンピングカーをはじめて買う方で、アドリアを購入される方が増えてきました。購入される方は夫婦お二人で使う方が多く、室内の余裕やデザインのセンスを評価される方が多いようです。
ニースマンは欧州最高のキャンピングカーと言われるだけに、アドリアやデスレフといったヨーロッパ車に乗っていた人たちが乗り換えで購入されることが多いですね。
また、最近は災害に遭遇したときのシェルターの役割を期待してキャンピングカーを購入される人が増えてきました。
お店ではどんなことに気をつけていますか
購入を検討されている方にキャブコンやフルコンは大きく見えますが、大きさに圧倒されないで下さいとよくお話しています。大きさにはすぐ慣れます。ご家族の構成や、車中泊での環境を考えてクルマを選ぶことをお薦めしています。
私の経験からしますと大きなクルマを買った人が短期間に買い替えることは少なく、小さなクルマを買った人が狭いからという理由で買い替えるケースが圧倒的に多いからです。
大きなキャンピングカーを買った人はうまく通れない道があったり、駐車場に困ったというような経験もされますが、それは買い替えの理由にはあまりならないようです。やはり車内の広さがもたらすメリットが大きいからでしょう。
お店でこれからやってみたいことはありますか
個人的な考えですが、キャンピングカーのレンタルはやってみたいですね。キャンピングカーに接する機会がない人もまだ多いので、レンタルで借りて使ってみて、キャンピングカーの楽しさに触れて欲しいと思います。
訪問後記
年に2回はお店でイベントを行っているそうです。その時ははじめてお店を訪れる人も多く、イベントがきっかけでキャンピングカーに興味を持つ人たちもいるそうです。お店ではキャンピングカーが全くはじめての人や初心者の人も歓迎しています。キャンピングカーがズラリと並んだ店舗だけに、専門知識を持っていないとお店に入りにくいと考える人もいるようですが、そんな心配は全くありません。キャンピンカーに興味を持ったらたくさんの車種が見られる店舗なので、訪ねてみるといいと思います。