
ユーロトイ相模原のオープンに合わせて、トイファクトリーの扱う輸入車ブランドが、国内のマーケットでの販売を本格的にスタートしました。
これまでにも、トイファクトリーでは、キャンピングトレーラーのフェントなど、輸入車を扱ってきましたが、今回はさらにブランドのラインアップを広げて、多種多様なキャンピングカーを取り扱うことになりました。

2024年、ユーロトイ相模原オープンに合わせて、国内に投入されたのは、エトルスコ、ウェンズバーグ、ライカなど。今まで国内ではあまり見ることなかったブランドばかりです。それぞれに特徴的なキャラクターを感じるモデルが揃いました。
ユーロトイ相模原のオープンには、たくさんの来場者がショールームを訪れ、トイファクトリーの扱う、新しいキャンピングカーに興味津々の様子でした。そこで今回は、多くの人が気になっていると思われる、ユーロトイ取り扱いブランドについて整理してみたいと思います。
目次
TOY-FACTORY/DA VINCI Lusso 6.0(ダヴィンチ・ルッソ 6.0)

ユーロトイの取り扱いブランドとして最初に挙げられるのが、トイファクトリーのフィアットデュカトベースです。フィアットデュカトの正規輸入販売店になってから、スタートしたラインアップですが、ユーロトイのブランドとして位置付けられています。
これまでのハイエースをベースにしたキャンピングカー作りのノウハウを、日本市場に合わせた国産キャンピングカーとして仕上げました。トイファクトリーの誇る高断熱処理が施されていて、これまでになかった輸入車ベースバンコンの快適性を追及しています。

モデルはダヴィンチ、オリジン、ユーロバーデンの3種類。これまでのラインアップでは、ダヴィンチがフラッグシップモデルでしたが、新たにダヴィンチルッソが登場しました。全長6mのベース車両を使って、最高峰の美しさを表現した、最上級レイアウトモデルです。
トイファクトリーが正規輸入するアグチ製本革レザーシートを採用し、インテリアのファニチャーも高級感あふれる素材で仕上げられています。フロアにはヨットなどで使われる舟底風の素材を使ったり、ルッソ独自のカラーリング、仕上げ方など、独自の世界観が広がっています。

照明にもこだわりを感じます。暖色と昼白色を組み合わせた間接照明が、エレガントさとモダンを融合させたような、ルッソ独特の空間を作り出しているのです。
HYMER Exsis-i 474(ハイマー・イクシス)

ハイマーは世界のキャンピングカーマーケットでもトップブランドとして知られているブランドの1つです。ユーロトイのラインアップにもハイマーが加わりました。1957年創業の歴史と高い技術力によって生み出されるキャンピングカーは、その歴史を感じられるハイクオリティが特徴です。
ユーロトイでは数あるラインアップの中から、おすすめのモデルをセレクトして販売するそうです。今回、取り扱いを開始したモデルが、ハイマーイクシスi 474というモデル。

ハイマーのキャンピングカーのなかではコンパクトな、全長6,6mに収められたクラスAタイプのキャンピングカーです。このクラスのヨーロッパキャンピングカーでは一般的な4名乗車、4名就寝(オプションで5名就寝)のレイアウトです。
インテリアはヨーロピアンスタイルのモダンテイスト。使われている家具など、1つ1つに高いクオリティを感じるのは、キャンピングカー先進国の作るクルマらしさなのかもしれません。

リアに広がるベッドルームは完全なプライベートスペースになります。ルーフベンチレーターから差し込む光がベッドルームを明るく照らし、開放感ある空間を作り出しています。枕元にあるブックライトや吊り下げ棚上部に取り付けられた間接照明など、心地よい光の演出にもいやされます。
ETRUSCO T6900SB(エトルスコ・T6900SB)

ここからはユーロトイによる国内初のモデルばかり。このエトルスコは上にあるハイマーブランドを展開するアーウィンハイマーグループに設立されたブランドです。2016年設立の新しい会社ですが、イタリアンデザインを採用した地中海風のエレガントさを感じるブランドとして人気が出ています。
ハイマーのキャンピングカー作りとイタリアンデザインが融合したエトルスコは、これまでになかった、新しいキャンピングカーの世界を作り出しています。

ラインアップはクラスAのI6900SB、写真モデルのクラスCとなるT6900SBとT5900FB、クラスB(バンコン)のCV600BBとCV600DBになります。まだ、すべてのモデルが国内に入っていませんが、2025年春までにはすべてのモデルが揃う予定です。
エトルスコがヨーロッパ圏を離れ、正規販売ディーラー契約をアジア圏で結んだのはトイファクトリーが初めてとのことです。そのエレガントなキャンピングカーというキャラクターのエトルスコが、日本のハイクオリティモデルブランドであるトイファクトリーとタッグを組んだのです。

生産はイタリアで行われていて、イタリアンデザインで統一されています。車内に入ってみると明るいインテリアが印象的。リビングエリアのソファに腰掛けても、ベッドルームから外を眺めていても、地中海の海辺にいるような心地よい空気感に包み込まれます。
WEINSBERG CaraCompact Suite MB 640[PEPPER](ウェンズバーグ・カーラコンパクトスイートMB640)
](/wp-content/uploads/2024/06/eurotoy_12.jpg)
ウェンズバーグは1969年にクナウスグループのキャンピングカーブランドとして誕生しました。ドイツを拠点にキャンピングカーを生産していて、欧州らしい質実剛健な作りが特徴的なブランドです。
本国では、ベース車両には色々な車種が使われていますが、今回、トイファクトリーが輸入したのはメルセデス・ベンツのスプリンターベースモデル。日本初入荷のモデルになりました。高い走行性能はもちろんですが、細部の質感の高さは、さすがベンツと感じさせてくれます。
のリビング](/wp-content/uploads/2024/06/eurotoy_13.jpg)
トイファクトリーが扱うモデルは、メルセデス・ベンツのスプリンターをベースにしたCaraCompact Suite MB 640 MEG EDITION[PEPPER]というタイプです。乗車人数4名、就寝人数4名のレイアウトで、ボディサイズは全長6980╳全幅2300╳全高2840mm。
インテリアはドイツの長い歴史があるキャンピングカー作りに裏付けられた、クオリティとデザイン性の高さに目が止まります。家具はしっかりとした作りで、機能美を感じるほど。長旅であっても、最高のいやしをもたらしてくれる、明るく落ち着いたインテリアデザインです。
のベッドルーム](/wp-content/uploads/2024/06/eurotoy_14.jpg)
リアのベッドルームは特別な空間です。両サイドにオープンスタイルの吊り下げ棚を取り付け、使う人の利便性を最優先させながらも美しいデザインセンスを発揮しています。
LAIKA KREOS(ライカ・クレオス)

メディアで話題になっているのが、この最高級キャンピングカーブランドであるライカです。ライカはエトルスコと同じように、アーウィンハイマーグループのブランドです。設立は1964年と古く、創業当初からイタリアンデザインを採用していました。
アーウィンハイマーグループの一員となってからは、さらに革新的なキャンピングカー作りに取り組み、グループの中では最もラグジュアリーなセグメントを担うブランドとして、その地位に君臨しています。

ユーロトイが扱う車両はKREOS L5009とECOVIP L-319です。ユーロトイ相模原の店内に展示されていたのは、このKREOS L5009で、全長が8mサイズのクラスCモーターホームです。デザインはスポーツカーのデザインで有名なイタルデザインのジョルジェット・ジウジアーロが担当しているそうです。
最高級イタリアンデザインとキャンピングカーとしての機能性を融合させた、イタリアンラグジュアリーキャンピングカーといえるでしょう。
インテリアは明るいレザーとシックなブラン系のファニチャーのコントラストが美しいデザイン。ソファの質感もキャンピングカーであることを忘れてしまうほどの上質さを感じます。

ベッドルームはこれまでのキャンピングカーとは違う、エレガントな空間になっています。間接照明の組み合わせもこだわり、細部のデザインにも美しさを追及しているのが分かります。
ユーロトイでは今回紹介した、トイファクトリー、ハイマー、エトルスコ、ウィンズバーグ、ライカ以外にもクナウス、フェントを取り扱っています。どのブランドもグローバルなキャンピングカーマーケットで高い評価を受けたモデルばかりです。
トイファクトリーでは世界のキャンピングカーを肌で感じながら、革新的で本格的な上質さを感じられるモデルを厳選してきました。そして、納得のいくモデルしか輸入していないという徹底ぶりなので、どのモデルもこだわりの強いキャンピングカーばかりです。
フィアットデュカト正規輸入販売店として正規ディーラーとしてのアフターサービス環境を整え、どのクルマも自信を持って輸入しているモデルなので、ユーザーにとっては、安心してユーロトイのキャンピングカーを選べるようになっています。
