トイファクトリーの輸入車ディーラー「ユーロトイ相模原」には様々なハイクオリティーが揃っていた

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トイファクトリーの輸入車ディーラー「ユーロトイ相模原」には様々なハイクオリティーが揃っていた

神奈川県相模原市にトイファクトリーが展開するユーロトイ相模原の店舗がオープンしました。関東を大きく一周する幹線道路16号沿いに建てられた、大きな木造建築の最上部まで続くガラス張りファサードが目を引きます。夜は暖かい光が通りにこぼれ、街の雰囲気も一変してしまったようです。

ユーロトイ相模原

ここはトイファクトリーが歩み出した新しい事業展開をバックアップする重要な旗艦店となります。4月のオープンからたくさんの来場者が訪れていて、この新しい店舗が気になっている人も多いはず。そこで、今回はこのユーロトイ相模原に注目して、店長にお話をうかがってきました。

新しいチャレンジとなるユーロトイ相模原のオープン

ユーロトイ相模原のカウンター

トイファクトリーでは新しい欧州ブランドのキャンピングカーを販売することになりました。これまでにもフェントハイマーを扱っていましたが、新たなブランドを国内展開することなり、同時にユーロトイ相模原をオープンさせたのです。

店内は落ち着いた雰囲気が漂っています。ショールームは外の光がたくさん差し込んでいて、とても明るい印象を受けます。店内に入ると、スタッフが笑顔で迎えてくれました。とても心地よい気分にさせてくれるホスピタリティあふれる対応です。

花田秀一さん
ユーロトイ相模原 店長 花田秀一さん

店舗作りの中心的人物の1人が店長の花田秀一さん。これまでのキャンピングカーディーラーと違ったハイクオリティなサービスと、来店者に最上級のおもてなしを提供しています。長らく国産高級ブランドのクルマディーラーに勤めていたということで、その時の経験が活かされているようです。

「ゆったりとみていただける空間づくりを心がけています。キャンピングカーショップの常識のようなものがあるのであれば、それを覆したいとも考えています」と花田店長。これまでのキャンピングカーディーラーとは違った雰囲気を作り出す、という新しいチャレンジングな姿勢も感じられました。

ユーロトイの室内

扱っているブランドはヨーロッパでも人気のモデルばかりです。ラグジュアリーでハイクオリティなライカ、ベンツベースのウェンズバーグ、ヨーロピアンモダンデザインを採用したエトルスコなど。そして、これまでも扱っていたハイマーフィアットデュカトベースの自社ブランドモデルなどが揃っています。

しかも、天候を気にすることなく店内で見学できるのがポイントです。明るい車内にグラスなどがディスプレイされていて、キャンピングカーのハイクオリティなライフスタイルを体験しているようでもありました。

トイファクトリーのキャンピングカーセグメントに新しい展開

輸入車モデル

ユーロトイ相模原には、これまでトイファクトリーのメインモデルであったハイエースのキャンピングカーは展示されていません。もちろん、メンテナンスなどは対応してくれるそうですが、新車のディスプレイは輸入車モデルに限られます。

一方、トイファクトリー岐阜本店では輸入車とハイエースの両方を扱っていて、ユーロトイ相模原とはちょっと違う形態の店舗になります。ユーロトイが扱う輸入車キャンピングカーを購入したい場合、トイファクトリー岐阜本店でも契約ができるので、近くの店舗へ訪れることをおすすめします。

トイファクトリーのロゴ

トイファクトリーユーザーのなかには、キャブコンモデルと乗り比べた上で最終的にハイエースモデルを選んだオーナーも多いようです。そして、次のステップアップとして大型モデルを望む声があったといいます。

「次のクルマは大きくしたい、でもキャブコンはトイファクトリーにはないし、また、国産キャブコンは走行性能が気になる……」というジレンマを感じていたのかもしれません。そんな、ユーザーのためにも新しいキャンピングカーの上位セグメントを自社のブランドでカバーする体制が整ったともいえるでしょう。

高級キャンピングカー

さらに、上質なキャンピングカーを求めるユーザーのために、上の写真のライカのような高級キャンピングカーも輸入されることになりました。

世界的なキャンピングカーマーケットのなかでも高級ブランドとして知られているライカ。正規輸入ディーラーに認められることも難しいそうです。今回トイファクトリーはアジア初の正規輸入ディーラーとして登録されたといいます。

正規販売店としてのユーロトイ相模原の魅力

アフターメンテナンスを行う場所

ユーロトイ相模原で販売されているキャンピングカーは正規販売店としてのルートで輸入されています。トイファクトリーが海外キャンピングカーメーカーと直接交渉をして、正規輸入されているのが特徴です

並行輸入されたキャンピングカーではないので、アフターメンテナンスもディーラーとしてサポートできるようになっているのです。これは国内の主要自動車メーカーでの対応と同じで、安心してクルマに乗り続けることができる理由でもあります。

また、以前からトイファクトリーはフィアット・デュカトの正規販売店として選ばれていて、フィアットベースのキャンピングカーのメンテナンス体制も整っています。専用の工具やテスターがあって、さらに、専門知識を持ったメカニックが揃っているそうです。

ユーロトイ相模原の商談スペース

ユーロトイ相模原は輸入車キャンピングカーの正規ディーラーとしてスタートしました。アフターメンテナンス体制を整え、安心して輸入車キャンピングカーを楽しめることはもちろんですが、正規輸入ディーラーとしての雰囲気作りも気をつけているといいます。

明るい店内、きれいない商談スペースなど、くつろぎの空間を作り出すだけでなく、キャンピングカーの価値に合わせた時間が流れているのがポイントです。価格帯も高くなり、キャンピングカーの価値にプラスして、店内で過ごす心地よい気持ちも価値として提供しているようです。

お客様と柴犬

逆にそのようなコンセプト作りによって、お客さんの足が遠のいてしまうのも懸念しているそうです。正規輸入車ディーラーとしてのハイクオリティーと、これまでのトイファクトリーらしい親しみやすさも大切にしていきたい、と花田店長はいいます。

そしてさらに「予約も必要ないので、気軽にユーロトイ相模原に来てほしい」とも。大きな駐車場にはドッグランまで用意されていて、店内はペットを連れて入ることもできるので、おそらく、将来は一緒に旅をするペットとともに輸入車キャンピングカーを選ぶことができるのです。

相模原の国道16号沿いに現れたユーロトイ相模原は特別なステイタス感がありながらも、多くの人を歓迎してくれる雰囲気に溢れていました。駐車場も大きく、のんびりと過ごせる空間もあるので、気になる人はまず訪れてみることをおすすめします。

WRITER PROFILE
渡辺圭史
渡辺圭史(わたなべ・けいし)

1971年東京生まれ。アウトドア好きな編集者、そして、算数が好きだったライター。アウトドア用品メーカー、出版社を経て、キャンピングカー専門誌編集長に。現在はフリーとして、いろいろなメディアにて執筆中。アウトドアをキーワードに、より楽しいライフスタイルを求めてゆるりと奮闘中。最近気になっているワードは、旅、ミニマリスト、車中泊。趣味はコンパクトな旅とモノづくり。

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トイファクトリー:ハイエースキャンピングカー国内シェアNo.1 トイファクトリー:輸入車キャンピングカー専門店 EURO-TOY
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