たくさんの種類のキャンピングカーを扱っているRVランドは、敷地が広く、展示されているクルマの台数が多いのが特徴です。その大きさゆえにスタッフの人数も多く、本社ではいろいろな場所で作業をしているスタッフの姿を見かけます。
そこで今回はRVランドで働いているスタッフに集まってもらい、みなさんがどのような仕事をしているのか聞いてみました。
キャンピングカーの販売、製造といってもいろいろな仕事があるようです。普段の仕事の仕方や会社の雰囲気なども合わせて調査スタートです。
自由な社風を感じながら仕事をする
集まってもらったのは、写真の右からウェブ/デザイン部の大森芳徳さん、製造課の饗庭光洋さん、ピットサービス課の木下淳一さん、営業部の奥山光弘さん。仕事内容が被らないように、各部署から参加してもらいました。
まずはRVランドで行っていることを聞いてみました。
- キャンピングカーの販売
- オリジナルキャンピングカーの開発・販売
- キャンピングカーのメンテナンス
- 輸入キャンピングカーの輸入・販売
- レンタルキャンピングカー
- 中古キャンピングカーの販売
など、その業務内容は多岐にわたるようです。
業務内容がたくさんあれば、そこで働く人が多いのも当然といえるでしょう。でも、そこまで部署を細かく分けることもできないので、ある程度の担当をつけながら、他部署のスタッフ同士で連携しながら仕事をしているようです。
「RVランドは他部署とのつながりが強いと思います。みんなが関係性を持って仕事を進めています」と奥山さん。
そんな会社の様子を大森さんは「自由な社風があるのかもしれない」と表現していました。
実際、4つの部署から集まってもらいましたが、みなさん仲良さそうに会話している光景が印象的です。普段から会話も多く、部署間でのコミュニケーションが取れているのがよく分かります。
思ったことを提案しやすい環境がある
部署間の関係をみていくと、例えば営業部とピットサービス課の連携は強いといえます。お客さんの窓口となるのは営業部ですが、実際にオプションパーツを取り付けたり、修理を行うのはピットサービス課。
お客さんと営業部の会話の席にピットサービス課が参加して、直接要望を聞くこともあるといいます。こんな時、部署間の連携が取れていないと、お客さんにとっても不便に感じてしまうかもしれません。
この部署間のコミュニケーションが当たり前のように取れる関係性があることで、現場の声が上がってきやすい環境が生まれたともいいます。「思ったことを言いやすい」とみんなが口を揃えて言うのもその証しでしょう。
現場から上がってきた意見や提案を会社側もしっかりと受け止め、クルマのブラッシュアップ、サービスの改善など、会社側が動いていることをみなさん感じているそうです。
キャンピングカーの知識がなくても入社後に学べる
キャンピングカーの販売・製造をする会社に入る前、みなさんはキャンピングカーのことを知っていたのでしょうか。
大森さんは「実は前職でRVランドの仕事をしていました。その時、初めてキャンピングカーというものを本格的に知ったといっていいかもしれません。実際に入社して関わりを持つと、キャンピングカーが欲しくなりました」ということでした。
ピットサービス課ということで専門知識が豊富な木下さんは「クルマ関連の仕事をしていましたが、キャンピングカーの技術的なことはまったくの素人でした。一度、キャンピングカーをレンタルしてから、キャンピングカーの魅力にハマったのがきっかけで、入社を希望しました」といいます。
それぞれ、キャンピングカーを知っている程度で、専門的な知識がなく入社した様子です。会社に入ってからの業務で専門知識を付けていったそうです。
木下さんは「RVランドには熟練した技術を持つ先輩がたくさんいました。分からないことは教えてもらえるので、それほど困ることはありませんでした」とも。
各部署の詳しい業務内容を聞いてみました
それでは各部署の詳しい業務内容を聞いてみましょう。
- 入社
- 2015年2月
- 部署
- ウェブ/デザイン部
- 主な業務
- インターネット、紙媒体、などの広報を担当。写真、動画、などの撮影・編集
大森さんの部署は広報担当に近いかもしれません。メディアからの問い合わせなどにも対応しながら、ウェブ制作も手がけています。最近では動画も撮影するそうです。いろいろな仕事をマルチにこなしていました。
「私の仕事は社内の出版社のような立ち位置かもしれません。まず最初に、自分たちのクルマをどのように紹介するのかを考えて、撮影・編集をして、文章を考え、ウェブであれば簡単なプログラムを組んでから公開、という一連の作業をします」
国内キャンピングカーのメーカーでウェブ/デザイン部として独立した部署があるのは珍しいかもしれません。でも、こんなにたくさんの事をこなすためには、知識も相当必要なのでしょうか。
「作業する上での最低限の知識があれば大丈夫です。htmlという言葉が何を意味しているのか、といった感じです。写真が撮れたり、文章が書けるかは問題ないかもしれません。意味を理解しながら、自分で研究する気持ちがあれば十分です」とのことでした。
そんな大森さん、以前は別の会社でRVランドのクルマを紹介する立場だったのですが、現在は社内からクルマを紹介することになりました。
「それまではお客様(RVランド)のクルマを紹介するだけでしたが、今では自分たちの商品を紹介するという気持ちに変化しました。もっといいものを出したいという気持ちが強くなっています。だから、仕事にやりがいを感じています」とその気持ちの変化を説明してくれました。
- 入社
- 2020年4月
- 部署
- 製造課
- 主な業務
- オリジナルのクルマを開発・製作
饗庭さんは新卒採用で入社して1年目。学校の先生がキャンピングカーに乗っていたこともあって、キャンピングカーに興味を持ったそうです。
バイクキャンプをしていて、学校の課題で軽トラキャンピングカーを作って、四国一周などに挑戦してきたといいます。
イメージ的にバリバリのキャンピングカービルダーの素質を持って入社したように見えますが、戸惑いもあったそうです。
「入社してみてキャンピングカーの種類に驚きました。大きなバンクベッドがあるタイプがキャンピングカーのイメージでしたので、バンコンがこれほど多いとは知りませんでした。クルマは好きでしたが、専門的な知識はありませんでしたので、入社してから学んだことがほとんどです」
現在は製造課でどのような仕事をしているのか聞いてみました。
「製造課ではオリジナルのモデルを作っています。新しいキャンピングカーを考えて、会社全体でのプレゼンテーション、設計、製作、加工など、一連の作業をしています」
驚いたことに、家具から電気の工事までこなしているといいます。
「もともと工業系の勉強をしていたので、図面を作ることができます。その製図を機械に取り込めば、木材を自動的にカットしてくれるので、木工技術はそれほど要りません。作業自体はそれほど難しくありません」
現在製造課は2人体制。分からないことは先輩に教えてもらいながら、日々、学習しているそうです。オリジナルモデルの納車準備なども担当するので、繁忙期は忙しいといいます。
「忙しい時は自分の時間が取れない時もありますが、新しいクルマを作れるのは楽しく、やりがいを感じています。何もないところからキャンピングカーを作っていく過程が楽しいです。技術は入社してからでも十分身につけることができますから、1からクルマを作ってみたいと思う人がいたら来てほしいですね」
- 入社
- 2017年7月
- 部署
- ピットサービス課
- 主な業務
- 納車前の準備、オプションパーツなどの取り付け、改造、修理整備
ピットサービス課では納車前のクルマを準備するのが主な仕事内容だそうです。営業部のスタッフと一緒に顧客のニーズを聞いて、それに対応できるベストな装備を準備していくお仕事です。
「どのような形で納車するのかを考えながら、準備をしています。お客様の希望される装備もありますし、どのようにキャンピングカーを使いたいかなどを聞いて、それに合わせた設備を提案するのも私たちの仕事です」
もちろん、納車した後でも、修理対応や設備のバージョンアップの手伝いなど、クルマ関連のサービス全般を行っています。でも、RVランドといえば取扱車種が多いので、ピット作業は混乱しないのでしょうか。
「初めて見るようなクルマもあります。でも、キャンピングカーですから、ある程度のことは対応できます。また、RVランドにはベテラン社員の方が多いので、知らないクルマのことなどを教えてもらって勉強しています」
今では先輩から教えてもらいながら、メンテナンス作業などもこなしていますが、木下さんの前職は技術職ではありませんでした。
「前職はクルマ関連ではありましたが、直接、車両をいじることはありませんでした。なので、メンテナンス技術などは入社後に身につけたものです。ピットサービス課はいろいろな作業がありますが、事前の知識は問題ありません。もしかしたら、建築の知識を持っている人の方が有利かもしれません。ただ、物事に興味を持っていれば、自然と技術は身につきます」
そんな木下さんにとって嬉しいことは、
「事前の打ち合わせなどで、自分たちが考えたことが、思うような形になって結果を出した時です。お客様が使いやすさを実感してもらうことが、私にとっては一番の喜びです」と答えてくれました。
- 入社
- 2021年9月 半年
- 部署
- 営業部
- 主な業務
- お客さん対応、イベント担当など
奥山さんは一度業界を離れて、再びキャンピングカーの世界に戻ってきました。
「小学生の時、親戚のおじさんがキャンピングカーに乗っていたこともあって、キャンピングカーの仕事をしたいと思っていました。そして、大人になりキャンピングカーの仕事についたのですが、しばらくしてから、別の仕事をしていました。でも、やはりキャンピングカーの仕事がしたいと思って、RVランドに入社したのです」と経緯を教えてくれました。
以前はキャンピングカーオーナーでもあって、レース観戦や子供の遠征などに使っていたそうです。
やはり、キャンピングカーの魅力もあって、業界に戻ってきたのでしょうか。
「以前は整備をしていたのですが、今は営業を担当しています。キャンピングカーを扱っていると、いろいろなお客様と接点を持てるのがいいんです。新規のお客様ともしっかりと話し合って、不安なことなどをクリアしながら、購入していただき、そして、最後にキャンピングカーを楽しんでいる姿を見るのが、本当に好きなんです。これはキャンピングカー業界ならではの感覚かもしれません」とその魅力を語ってくれました。
お客さんとの会話を楽しんでいる様子の奥山さん。技術職から営業職への転身でしたが、今となって感じる、営業職としての必要な資質を聞いてみました。
「私は自分がキャンピングカーを使っていたので、お客様に使い方や装備の提案ができたのが強みだったかもしれません。でもそれは必須ではありません。基本は人と話ができるのであれば大丈夫ですよ」とのことでした。
社員の周りにいる人のことも考えた会社
日々の業務、みなさん忙しそうでした。その他にも輸入業務など、たくさんの業務があるようです。実作業以外にも研修などもあるといいます。
「コロナウイルスが蔓延する前はドイツへの研修なども行っていました。現地のキャンピングカーメーカー『ハイマー』やキャンピングカーショー『キャラバンサロン』などに行き、海外のクルマに直接触れてくるのです」と大森さん。
毎回2〜3人の社員が部署関係なしに選ばれて、会社負担で海外研修にいくそうです。本場のキャンピングカーに触れることはメリットが大きいといいます。
「輸入車は入ってきますが、その他の海外モデルを国内で目にすることはありません。だから、カタログだけでは伝わらない、各パーツの動きなどを実際みられるのは貴重な体験です」とピットサービス課の木下さん。
世界のキャンピングカーに直接触れる機会を提供してくれているRVランド。福利厚生も充実しているようです。
「この会社に来て驚いたのが、誕生日月にお食事券が出ることでした。自分だけでなく家族のための分も支払ってくれるのです」と大森さん。
社員だけでなく、その周りにいる家族のことも考えて、全体的にサポートしているのがよく分かります。その他にも、
「レンタカーのキャンピングカーが空いている時は社員が利用していいことになっています。実際にキャンピングカーを利用することで、自分たちの勉強になります」と木下さん。
キャンピングカーの需要が高まっている状況なので、会社としても福利厚生用のキャンピングカーを準備するのは大変なのですが、RVランドではその体験を大切にしているのでしょう。
今回のインタビューではみなさんの仲の良さそうな雰囲気が伝わってきました。コロナ前はプライベートでもキャンプに行くこともあったといいます。ここまでのチーム力ができたのも、仕事のしやすい自由な社風、社員同士の連携、社員そしてその周りにいる人のことを気遣う会社があったからこそ生まれたといっていいかもしれません。
詳しくはアールブイランドスタッフ募集ページをご覧下さい。