輸入車からキャブコン、軽キャンまで幅広い商品群を揃える東和モータース販売が、軽キャンピングカー専門店をオープンさせました。
都内では珍しい、軽キャンピングカー専門店です。場所は環状8号線沿い、世田谷区南烏山の交通量の多い場所にあります。
以前から福祉車両の専門店として営業していた店舗ですが、2021年5月1日から軽自動車専門店としての営業も開始し、店舗前にはたくさんの軽キャンが並んでしました。
並んでいるクルマのなかには、新しく開発されたモデルも展示されています。
軽自動車キャンピングカー専門店、そして新型軽キャンの販売開始など、その活発なアクションが気になります。そこで、今回は店長の梶原さんにお話をうかがってきました。
目次
東和モータース販売初となる軽キャンピングカーのレンタカーをスタート
東和モータース販売は関東に7店舗、北海道にスポット店として1店舗を展開しています。今回の軽キャンピングカー専門店は既存店だった東京世田谷店でのオープンとなります。
軽キャンピングカー専門店として、軽自動車ベースのキャンピングカーを取り扱っていることはもちろんなのですが、レンタカーもスタートさせたそうです。
「世田谷店では東和モータース販売初の軽キャンのレンタルをスタートさせました。以前から他店ではキャブコンをレンタルしていたのですが、小さなクルマに乗りたい方もいらっしゃるので、軽キャンピングカーをレンタル車両として用意しました」と梶原店長。
すでにいろいろな方がレンタルをしていて、初心者の利用も多いといいます。やはり、コンパクトなクルマだと気軽にレンタルできるようです。
輸入車から軽キャンまで、守備範囲の広い展開
東和モータース販売は、キャンピングカーのキャブコン、輸入車、軽自動車と、福祉車両を扱ってきました。
輸入車では北米、ヨーロッパなどのいろいろなキャンピングカーを扱ってた実績があります。軽キャンではキャブコンタイプのインディ108を販売していたり、幅広いユーザー層にアプローチしてきました。
このように、長年キャンピングカーに携わっていたことで、経験豊富なスタッフが揃っているのです。
軽キャンピングカー専門店オープンに合わせてニューモデルを発表
今回の軽キャンピングカー専門店をオープンさせるにあたって、ニューモデルが開発されています。それが東和モータース販売初となるバンコンタイプの軽キャンでした。
前出の通り、多彩なスタッフが揃った強みを生かして、社員全員で意見を出し合い、ニューモデルが開発されたそうです。
「ヨーロッパ車担当者やアメ車担当など、各分野のスペシャリストが各店舗にいますので、いろいろな意見を集めて、クルマを作っていきました。まさに社員全員で作ったイメージです」
新しい軽キャン「Klein(クライン)108」の誕生
新しく誕生した軽キャンはKlein(クライン)108というシリーズで、全4モデルのラインアップを予定しています。
まず最初に誕生したのはクラインのAlle(アーレ)というモデル。「すべて」を意味するアーレという名前で、装備品が充実しています。
今後は「Pop(ポップ)」「Elek(エレク)」「Raffi(ラフィ)」というモデルの登場が予定されていて、各モデルに特色を持たせた展開のようです。
各車両の特徴はその名前からも、なんとなくイメージできますが、今後のニューモデルのお披露目が楽しみです。
すべての装備を組み込んだ軽キャン「クライン・アーレ」
軽キャンシリーズのクラインは東京世田谷店のみの扱いになります。他店では展示していないので、興味がある人は直接店舗に足を運んでみるか、展示会でチェックしてみてください。
最初に発表されたクライン・アーレはその名の通り、たくさんのアイテムが装備されました。電子レンジ、TVはもちろんのこと、セラミックヒーターや換気扇まで標準で装備されているのです。
シートアレンジも多彩で、普段使いからくつろぎのスペース展開など、いろいろな使い方が可能です。また、床の高さがあって、収納スペースは100ℓの広さを確保するなど、使いやすさにこだわった設計です。
気軽に立ち寄れる軽キャンピングカー専門店
専用のモデルを開発した、軽キャンピングカー専門店の東和モータース販売東京世田谷店。以前から福祉車両専門店としても営業していたのですが、軽キャンを扱うようになって、新しいお客さんが増えたといいます。
「いろいろなお客さんに来ていただけるようになりました。レンタルでは若いファミリーの方なども目立ちます。クルマに興味を持って購入を検討される方は、ご夫婦や女性ひとりのお客さんも多いイメージです」
コンパクトサイズの軽キャンピングカーということもあって、キャンピングカーに興味を持ち始めた初心者の方も多いようです。
「キャンピングカーの装備なども、パッケージされている方が分かりやすい、と言っていただける方が多いです。私たちも、軽キャンピングカー専門店としては始まったばかりなので、いろいろなことを学びながら営業していて、来店されるお客さんとも同じ目線でクルマについてお話しできるのかもしれません」
レンタルキャンピングカーをスタートしたことで、キャンピングカーに乗って楽しむ家族の姿を見てきた梶原店長。
「普段、子供とも遊ぶ時間が取れないお父さんが、キャンピングカーのおかげで遊ぶ機会ができたという話も聞きます。キャンピングカーに乗ること自体がレジャーのひとつになっているのだと感じた瞬間でした。そんな体験を多くの人に経験してほしいと思います」とも語ってくれました。
東和モータース販売東京世田谷店は福祉車両専門店として、長年、営業してきましたが、軽キャンピングカー専門店としてもスタートして、新しいお客さんを迎えることになりました。
系列店の強みなどを生かして、総合的なアドバイスが行われているなど、特徴的な店舗展開をしているようです。
今後は福祉とキャンピングカーの融合など、新しい展開も期待できるのではないでしょうか。