ビックリおったまげ!です。何がそんなにビックリしたかって?
なぜなら、アナタ!これまで東京には、RVパークや湯YOUパークなどの車泊パークが全くなかったのに、それが民パークだけ、しかも一挙に3箇所もオープンしたのですよ!これはビックリして当然でしょう!
ビックリはしましたが、実はそれには明確な「訳」が存在していたのです。
その謎解きの前に、それぞれの民パークをご紹介いたしましょう。
民パーク 北区宮掘交差点
都内23区初!つまりお江戸初!とも言える民パークです。
都内も都内、お江戸もお江戸、江戸の昔から桜の名所で有名な飛鳥山の「王子」と1000ベロ(千円でベロベロ)の聖地と謳われる昭和のごった煮「赤羽」との間にあります。月極駐車場の奥手、小さな祠の隣にある不思議な空間です。
RVパーク同様、電源(有料)もありますし、民パーク利用者は、隣接するマンション一室の24時間トイレが使える上に休憩、および宿泊等も可能なので、高齢の方や新生児がいる場合でも安心です。
アクセスも良く、名前にもある「北区宮掘交差点から」から僅か1分!
勿論、交通の便も最高で、近くには新宿方面の路線バスや
地下鉄南北線王子神谷駅から徒歩5分、JR京浜東北線東十条駅から徒歩15分、昔ながらの商店街もあり、散策するだけでも楽しいですね。
散策していると、思わぬ発見もあります。
お江戸の地酒なんてあったんですね。
お風呂も徒歩5分のところに、これまた懐かしい銭湯があります。(残念ながら、この日はお休みでしたが・・・)
- 利用条件
- くるま旅クラブ会員証提示(利用料金別途必要)
- 所在地
- 東京都北区神谷1-10-7
- TEL
- 03-3919-2405
- 利用台数
- 5台
- トイレ
- 有り 24時間利用可
- ゴミ処理
- 可(有料)
- 電源
- 有り
民パークいいとも武蔵
オーナーさんは、ホームヘルパーを必要な方々に派遣する事業をされていて、民パークのある建物は1階がバリアフリー仕様の障害者向け貸間で、2階はオーナーの住まいと事務所になっています。建物1階のキッチン、トイレ、洗面所、浴室は、車いすの方でも不便がない仕様になっています。
キッチンは必要なものは全て揃っていて、民パークをご利用になる方はお使い頂けます。
お風呂は広く、ご家族と一緒に入る事ができるスペースがあります。
しかも、浴槽と同じ高さにできる補助器具もありますので、お身体の不自由な方でも楽に入浴できます。
トイレも広く、もちろん手すり付なので、車椅子の方でも問題なくお使い頂けます。
身体の不自由なご家族がいる方がいるので、キャンピングカーで旅行をするという事も考えられるので、こんな民パークを待っていたという方もいるかと思います。
この民パークの魅力はこれらの設備だけではありません。都会からわずか50キロ前後にある里山とも言える素晴らしい環境も見逃せません。
武蔵村山市北部には、狭山丘陵が東西に広がっています。自然と戯れるには絶好の場所です。
都営の古民家が丘陵西部にあり、東部にはトトロの杜で有名になった地域があります。
都民にとっては、懐かしい里山、恋しい田舎となり、東京以外から来られる方には、民パークにキャンピングカーを置いて、 手軽に都心に出かける事ができる拠点ともなります。
- 利用条件
- くるま旅クラブ会員証提示(利用料金別途必要)
- 所在地
- 東京都武蔵村山市三ツ木2-13-3
- TEL
- 042-560-0772
- 利用台数
- 4台
- トイレ
- 有り 24時間利用可
- ゴミ処理
- 可(無料)
- 電源
- 有り(2台)
民パーク築150年の古民家ヒラヤマちべっと
浅川のほとりにある築150年の古民家です。当時は、お祭りの神輿が出発した地主の方のお家で、目の前は 絹が運搬される道、シルクロードだったそうです。
中に入って、お茶の間にどかっと座ると、まるで実家に帰って「やっぱり、家はいいなあ~~」と、まったり寛いだ気分になるから不思議です。
おふくろさんがいて、懐かしい味のご飯を作ってくれそうな台所や・・・
食後の団欒にはみんなで寛げるリビングなど・・・・
流石は、すでに地域のコミュニティスペースになっているだけの事はある環境です。
すぐ近くの浅川では、釣りができたり、ロードバイクを走らせたり、バードウオッチングができたり、水遊びができたりと様々なアクティビティが楽しめます。
ぜひ機会がありましたら、この古民家の中を覗いていってください。
- 利用条件
- くるま旅クラブ会員証提示(利用料金別途必要)
- 所在地
- 東京都日野市西平山4-18-12
- TEL
- 080-4118-5838
- 利用台数
- 4台
- トイレ
- 有り 18:00~翌10:00
- ゴミ処理
- 可(有料)
- 電源
- 有り(1台)
まとめ
いかがですか?東京に一挙に出来た民パーク!
一見、それぞれ違う特徴があるパークに見えますが、実は共通点があるのです。
それは?・・・・・「東京自己再生」です。
いいとも武蔵のある武蔵村山市は、単なる東京の田舎町が、都民にとっても、他県の方にとっても有用な、全く新しい東京の里山になりつつあり、その拠点として民パークが開設しました。
民パーク築150年の古民家ヒラヤマちべっとは、築150年であるにも関わらず、そのまま廃屋にはならず、地域コミュニティスペースとして、そして今回、民パークとして生まれ変わっています。
民パーク 北区宮掘交差点に至っては、「車離れ」の影響か?月極駐車場の空きが目につく東京で、それを潰してビルを建てるのも金がかかるので、民パークにすれば、2020年の東京オリンピックや増加するインバウンドで不足するホテルの補完になる上に、地方から東京にくる人の観光拠点にもなるのでは?という発想そのものが、「東京自己再生」とも言えます。
かつて、雑然としていた長屋が世代交代や地上げなどで、更地や駐車場/コインパーキングになり、今後は、民パークとして、東京の新しい観光拠点になっていくという一種のエコシステムとして考えると、個人的には、今後も個性的な民パークが東京に増えれば、更なる「東京自己再生」となって、また新しい東京の魅力が生まれるのではないかとワクワクしてきます。
夜は値引きしてもガラガラのコインパーキングも、いっそのこと民パークにすれば、新しいタイプの東京の観光拠点になり、災害時には、キャンピングカーを持って来れば「仮設住宅」、ケータリングカーを持って来れば「炊き出し部隊」といった防災拠点にもなると思います。いざという時は、自分たちの「命をつなぐ場所になる」と考えれば、駐車場泊に対する、近隣の方々のご理解も頂けるとも思います。
「東京に一挙に3箇所も民パークができた訳とは?」
東京が自ら再生する為に、必然的に起こったムーブメント・・というのが答えではないでしょうか?
- 民パークは「まさかこんな処でお泊り?」加盟施設の駐車場や空きスペースで想定外の駐車泊が楽しめるシステムです。
- 民パークを利用できるのは、くるま旅クラブ会員のみです。ご利用の際は、くるま旅クラブ会員証のご提示が必要です。ご入会については、くるま旅クラブのご案内をご参照下さい。