さて、何故か?少なかった北の大地のRVパークが、最近、開設が増えてきて(その事については、その1参照)、以前は、北海道のRVパークは全部、利用したと豪語していた私の立場も危うく?なってきたので、まだ行っていない北の大地のRVパークを中心に巡って実際に利用してきました。
今回は先回に続いての、その2となります。満車御礼で予約が取れずに断念したところもあり、北の大地のRVパーク完全制覇!とはなりませんでしたが、最終的には8箇所を利用しました。先回の4箇所に続き、今回は残りの4箇所をご紹介します。
目次
街中探索が楽しい!RVパーク えんがる町ホテルサンシャイン
北の大地のイメージとはちょっと違った街中、その名前の通りホテルの駐車場にあるRVパークです。交通の便も良いし、コンビニやスーパーも歩いて行けるところにあり、何かと便利です。
しかし、これがまた、楽しいRVパークなんです。 勿論、ホテルなので、ホテルのレストランの食事、例えばオホーツク海の新鮮な魚介類や、地元のブランド豚や天然ジビエ料理もありますが、その土地の利を活かした「街中探険隊」が本当に楽しい。ホテルもそれを分かっていて、周辺マップとお食事処ガイド冊子なども配布しています。それらとネットの情報なども加味して、遠軽町に繰り出していくのですね。周辺マップだけ見ても、それなりにお店があるので、本当に迷ってしまいます。
結局、私は、地元臭プンプンの炉端焼きに行きました。やはり東京とは違って、イカにもオホーツク!といったメニューが揃ってます。先ずは、刺身の盛り合わせ!う~ん、オホーツクの味が舌に沁みます!翌朝早くの出発予定だったので、夜の探検隊はできなかったのが残念でしたが、街中RVパーク、好きです。
また地方都市には、全国区的な観光地とはまた違った観光アセットがあるので、たまにキラリと光る掘り出し観光地に出逢う事があります。遠軽町の瞰望岩(がんぼういわ)もその一つ。アイヌ語では「インカルシ」、見晴らしの良いところという意味の名前だそうです。ここが渋く面白い!関東ですと、大月の岩殿山でしょうか?お岩さんが威風堂々としています。
北海道らしいキャンプエリアのRVパークわっさむふれあいのもり
札幌からも高速で2時間、旭川からは40分ちょっと、気軽に自然と親しめるエリアの和寒町総合体育館に隣接する小さな森の中にRVパークがあります。総合体育館なのでパークゴルフや、シャワー設備などもあります。和寒町内には入浴施設もありますが、こちらは焚き火が出来るRVパークなので、酒を呑んで焚き火して煙臭くなった場合でも、シャワーが使えるのは嬉しいですね。
このRVパークの面白いところは、東屋付きが2サイトあるという事です。東屋ってなに?と思いましたが、大きな屋根付きBBQハウスがあり、そこに横付けできるので、あたかも東屋が付いているRVサイトになる訳です。天気が悪い時や、余裕のあるテーブルで賑やかに食事という時には便利ですね。お隣の敷地には、三笠山自然公園 こどもの国があり、クルマ旅に飽きた?子供たちを遊ばせるには最適かと思います。
また、10分ちょっとのところに南丘森林公園があり、キャンプや、カヤック、釣りなども楽しめます。私も実際に、カヤックを漕いできました。北の大地の有名どころの観光地巡りに疲れたら(?)たまには、決して派手ではありませんが、北の大地の大自然の中でまったりするのも良いかもしれません。
レンガ倉庫エリアにあるRVパーク カーリンクス長沼キャンプ場
旧夕張鉄道、北長沼駅の跡地に作られている為か、流石は北の大地のRVパーク!なんと10m角の区画となっています。これならば、余裕でキャンピングカートレーラーとヘッド車が仲良く並んで駐車できます。しかも、こんなゴージャスな区画が11もあります。この余裕のスペースから、焚き火や調理もOKで、テントを張ってのキャンプもできてしまいます。しかも、全ての区画に電源付き!
目の前には昭和8年築の赤レンガ作りの倉庫が立ち並び、遠い昔には、ここをポッポが通っていたのかと思わず遠くを見る目になってしまいます。周辺は一見、何もないところと思ってしまいますが、新千歳空港から車で30分、札幌から車で50分程度のロケーションで、その割には、畑作風景や田んぼ、牧場や丘の上にあるカフェ、キャンプ場や温泉など、北の大地の”田舎“を手軽に楽しむ事ができます。
今回も、遠く田園風景を眺めながらランチを楽しんでしまいました。北の大地の有名どころを巡るのも勿論、良いですが、こうした北の大地の原風景を、しかも安全・安心・快適なRVパークで楽しむ事ができるので、北の大地はRV先進国の欧米に一番近いのではないだろうかとも思ってしまいます。
函館からも近い大パノラマRVパークおおぬま
ここは、それはそれは広いキャンプサイトにあるRVパーク。アスファルトの駐車場にあるパーキングキャンプサイトと、オートキャンプエリアにあるRVサイト、そして芝生のフリーサイトの3タイプがあります。
電源のあるRVサイトは、トイレから遠いですが、私が利用した時には、トイレを増築工事をしていたので先々、安心ですね。スペースもRVサイト、パーキングサイト共に5mX5mと広く、利用台数も、電源あり8台、電源なしが30台、フリーサイトに至っては停められるだけ・・・と、本当にでっかいど~な規格です。RVパーク利用だけでなく、オフ会会場としても使えのではないでしょうか?
そんな余裕のスペースなのに、駅前から徒歩5分のところにあるのですから驚きです。駅前の繁華街に広大なキャンプ場がある訳ですから、本州の感覚では考えられません。函館からも近い、湖畔リゾート、大沼国定公園広場からも近く、遠くには駒ヶ岳が望めます。クルマに散歩にカヤック、サイクリングでと、単純に観光拠点と呼んでは勿体ないRVパークです。
北の大地クルマ旅で注意すべき事その2
さて、今回も北の大地ならではのクルマ旅について、お話します。今回のテーマは「ガススタンドは見逃すな!」です。北の大地の“距離感”は、本州と同じに考えてはいけません。何しろ、北海道一つに本州の県がいくつも入ってしまう広さなのですから。地図上では行けると思っても、実際に走ると「いつまでたっても着かない」という感覚に襲われる事があります。
そんな時に注意しないといけないのはガススタンドです。私の経験上「燃料計の半分になったら給油しよう!」「まあいいか次のガススタンドで給油しようは危険!」です。広大な北の大地では都市部を除くと、ガススタンドの数も少なく、しかも偏りがあります。前述のように、すぐ着くと思っている距離感が実際はトンでもない距離で、まだ大丈夫だと思った燃料も足りなくなる恐れがあります。ですから早目の対応で、タンクが半分になったら給油する習慣を身につけましょう。
また、馴染みのブランド、特にポイントが付くからとか、非接触型キャッシュレス決済ツールを持っているからそのスタンドででないと・・・なんて言っていると、給油タイミングを逃す事にもなります。馴染のない怪しげなノーブランドガススタンドでも有れば御の字で、背に腹は代えられない時もあります。また、交差点で、右折するつもりでも、左折方向にガススタンドがあったら、迷わず左折、給油した方が良い事が多いです。「ガススタンドあるある」で、給油したすぐ先にガススタンドがあったなんてのは、まだ良い方で、まだいいや・・と思ったら、どこまで行っても、ガススタンドがないなんてのも「あるある」です。
頼りのネットで検索しても、その場所に行ったら廃業していたりとか、日曜日なのに休業だったりなんて事もあります。ガス欠は高速上では違反にもなりますし、下道でも、北の大地ではスマホも“圏外”なこともあり、泣いても叫んでも誰も助けに来てくれないという状況にもなりかねません。もしそこが、クマ部落のど真ん中だったら、お父さんの霜降り贅肉が彼らのエサになってしまいます。兎にも角にも、北の大地では「ガススタンドは見逃すな!」です。
さて、如何だったでしょうか?どれもこれも流石は北の大地というRVパークばかりでした。今回は短期間で周りましたが、理想的には一ヶ月程度、クルマ旅したいですね。そんな時には、北の大地のRVパークはきっと、皆さんのご期待に応えてくれると思います。
「北の大地のRVパーク」北海道の旅その1