道の駅かさまで車中泊できるタイムズのBとは?実際に使って検証してみた

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道の駅かさまで車中泊できるタイムズのBとは?実際に使って検証してみた

クルマでの旅に役立つ施設が次から次へと誕生しています。以前紹介したタイムズのBのサービスでもエリアを拡大して、道の駅かさまでも利用できるという情報が入ってきました。

道の駅かさまといえば、今人気の道の駅として注目されている場所です。週末になると、大きな駐車場は各地から集まってきたクルマで埋まってしまい、隣接する臨時の駐車場も満車になってしまうほど。

この人気の道の駅で車中泊できるとは驚きです。そこで、実際にタイムズのBで予約して、車中泊を体験してみました。

駐車場を予約できるタイムズのサービスで車中泊場所を確保

タイムズのBの予約手順1

タイムズのBのホームページをのぞいてみると、トップページから、「目的から駐車場を探す」→「こんなときもタイムズのB」→「キャンピングカーをとめる」と簡単に目的のサイトにたどり着きました。

リストに探していた「道の駅 かさまキャンピングカー専用駐車場」があります。駐車場詳細をクリックすると、対応できるクルマのサイズなどが表示されて、下の方に「空き状況・利用可能時間・料金」が確認できるようになっています。

そして、利用したい日をチェックして、「この駐車場を予約する」をクリックすると、会員登録またはログイン画面へと進んでいきます。

予約の仕方は、土曜日にチェックインして、日曜日にチェックアウトする場合、土曜日のみを予約します。利用時間が11〜24時となっていますが、2日分を予約する必要はありません。料金は1泊2000円でした

タイムズのBの予約手順2

支払いはクレジットカードで決済できるので、そのままカード情報を入れて、支払いができてしまいます。

ということで、現場での支払いなどが必要ないので、チェックイン時間を気にすることもありません。

タイムズのBの予約手順3

予約が完了すると、上の写真のような画面が出てきます。車室番号の項目には

※写真のレイアウトをご確認いただき、指定されたエリアのうち空いている区画をご利用ください。電源・水道・ゴミ箱の鍵番号は「●●●●」です。使用後は、鍵の施錠お願いいたします。

と書いてあります。

指定されたエリアの空いている場所?鍵番号?これまでの車中泊スペースとは違った説明で戸惑いもありましたが、とりあえず現場で確認することにしました。

道の駅かさまに到着!車中泊できる場所をチェック

道の駅かさま

道の駅かさまは東京からクルマで約1時間30分の場所、茨城県笠間市にあります。北関東自動車道の友部インターチェンジを降りたら、3分程度で到着するアクセスしやすい場所です。

道の駅かさまの車中泊スペース

車中泊スペースは駐車場の端の方。広い芝生に囲まれた場所で、開放感のある場所です。近くにはベンチまであって、ちょっとリラックスできるほどのゆとりがあります。

スペースは3ヶ所が確保されていて、特にナンバーリングなどはありませんでした。なので、この3つの駐車スペースのなかから、自分の好きな場所に停められるようです。

タイムズのBの看板

駐車スペースにはタイムズのBの看板が立っています。この看板を移動して、自分のクルマを入れます。

これだけはっきりと表示されていれば、混雑時でも予約なしでクルマを止める人はいないと思います。

週末など、駐車場にクルマがあふれていたとしても、予約しておけば、確実に駐車できる安心感があるのではないでしょうか。

タイムズのB電源ボックス

電源ボックスは各スペースに1つずつ設置されていました。鍵がついていて、予約時に表示された鍵のナンバーに合わせると、ロックが解除され、電源ボックスを利用できるようになります。この番号のことをいっていたのだ、とようやく理解できました。

タイムズのB電源ボックスで充電

予約した時の画面なんて覚えていないよ! とあせる必要もありません。登録したメールアドレスに届く【タイムズのB】 予約完了のお知らせにしっかりと鍵番号が書いてありました。

好きな場所に停めて、電源ボックス解錠、ここまで人に会うことなく完了です。もちろん、利用料金の支払いも終わっているので、最初から最後まで、対面なしで利用可能。これであれば、夜遅くに到着しても安心です。

タイムズのB水道とゴミ箱

水道とゴミ箱とは?という答えも、現地に行ってみたらすぐにわかりました。駐車場の自動販売機横にそれらしき施設がありました。

まあ、分からないことがあったら、道の駅の事務所に確認すれば、ちゃんと教えてくれるのでご安心を。

タイムズのB施錠されたゴミ箱

近づいてみると、ダイヤル式の鍵がかかっています。こちらはゴミ箱のダイヤルロックです。電源ボックスと同じ、鍵番号を合わせると、ロックが解除され、ゴミ箱のフタを開けられるようになりました。

タイムズのBゴミ箱

一泊で出るゴミはこの程度。出発前にゴミ箱を利用させてもらいました。連泊するとゴミがどんどん増えていくので、処分してくれるのは便利です。

段ボールなど、比較的大きなゴミも入っていますが、大きなゴミを捨てる時は、道の駅の事務所で確認が必要です。

とはいえ、あまり大きなモノを捨てていくのもマナー違反。その辺は節度を持って利用しなければなりません。

タイムズのB金属のカバーが付いた水道

一番驚いたのが、水道でした。蛇口に金具が取り付けられていて、そこにもダイヤル式ロックがかけられているのです。もしかして、このロックも電源ボックス、ゴミ箱と同じ番号なのか?と思いつつ、番号を合わせると、ロックが解錠されました。

タイムズのB水道の蛇口

金属のカバーを取り外すと、蛇口が現れ、上部の止水弁を回すと水が出てくる仕組みです。車中泊で水道があるのも便利。清水タンクへの給水など、いろいろな用途が考えられます。

地元の特産物が豊富な道の駅かさま

道の駅かさまの店内

道の駅かさまは直売所棟と休憩・情報発信棟の2つの建物が多目的広場によってつながっている施設レイアウトです。

直売所「みどりの風」では、たくさんの特産品が並んでしました。取材日は平日でしたが、店内にはたくさんの人が集まっていて、賑やかな雰囲気。地元の方も新鮮な野菜などを買いにきているようでした。

道の駅かさま名物の自然薯

笠間市の特産品といえば、栗や自然薯が有名です。その自然薯もたくさん販売されていました。しかも、相場よりもちょっと安め。お土産にも1本欲しくなってしまいます。近くの自然薯生産販売から仕入れているので、品質もお墨付きです。

道の駅かさま名物の栗を使ったお菓子

栗を使ったお菓子もありました。地元の農業生産法人ナガタフーズの有名なお菓子だそうです。「プレミアムすいーとまろん」は道の駅かさま限定となっていて、栗の配合比率が80%というプレミアムタイプ。食後のデザートに1つ購入しておきました。

道の駅かさま多目的スペース

直売所棟を出ると多目的広場があります。奥にも広々としたスペースがあって、ベンチが並んでいました。天気のいい日などは、ここでランチを食べたりするのもいいでしょう。

道の駅かさまフードコートのカフェスペース

こちらがフードコートになります。奥にはレストランがあり、手前にフードコート用の店舗が並んでいます。

フードコートはカフェスペースとしても利用できるので、コーヒーを飲みながら地元の栗などを使ったスイーツを楽しむのもいいでしょう。

道の駅かさまフードコート

フードコート側には、ラーメン、ハンバーグ&ステーキ、ジェラートのお店が並んでいます。せっかく道の駅かさまに来たので、地元の特産品を使った料理を探してみました。

つけめん・らーめん活龍の笠間栗とゴマの坦々麺

そこで見つけたのは、つけめん・らーめん活龍の笠間栗とゴマの坦々麺。道の駅かさま店限定のメニューで、栗が使われた濃厚な味わい。栗の風味を感じる坦々麺でした。数量限定なので、早めに行かないと売り切れになってしまう人気メニューです。

笠間産濃厚栗ジェラート

食後はデザートで〆。こちらはジェラートのGELATERIA COWCOWで販売されている笠間産濃厚栗ジェラート(プレミアムシングル)。ジェラートに栗という組み合わせで、さっぱりとしたジェラートの食感に、しっかりと濃厚な栗の味が広がっていました。

道の駅かさまの車中泊環境は快適でした

電源

食事を終えて、近くの温浴施設「笠間市いこいの家はなさか」を利用してさっぱりしてクルマに戻ってきたら、夕食のスタートです。

IHクッキングヒーターを使って料理をすることにしました。電源があれば電気毛布も使えるし、ガジェットの充電も完璧です。

直売所「みどりの風」で購入した夕飯の食材

夕食の食材は道の駅笠間の直売所「みどりの風」で仕入れました。バッテリーの心配をする必要がないので、IHクッキングヒーターで肉を焼いて、串おでんを温めながら食べます。

24時間営業のコンビニエンスストア

食材を並べて気づいたのが、ご飯も欲しかった事。でも、直売所は閉まっています。そんな時便利なのが、24時間営業のコンビニエンスストア。道の駅かさまにはファミリーマートが隣接していて、普通の街のコンビニとして機能していました。

おにぎりとアイス

そして、コンビニエンスストアに駆け込み、おにぎりをゲット。お風呂上がりということもあって、アイスまで買ってしまいました。こんな贅沢ができるのも、コンビニならでは。道の駅+コンビニというのも最強の組み合わせかもしれません。

IHで料理

車内ではいつものクッキングシートとアルミホイルを使った調理です。

串おでんはこんにゃくが串に刺さっていて、温めながら味噌を付けて食べました。クルマの電源を使っていたら、電気がもったいなくて、温めながらなんてしませんが、外部電源があるので、思う存分利用させてもらいました。

食後のデザートとコーヒー

食後は道の駅かさま限定のすいーとまろんをコーヒーと一緒に。栗が80%含まれているので、栗の味が濃厚です。食感もホクホクとした栗らしさを味わえました。

夜間のトイレ

車中泊で心配なのがトイレですが、道の駅かさまは明るくてきれい。写真のようなエントランスになっていて、内部も明るく、快適に利用できます。正面の壁には笠間焼の陶板が張り付けられた壁画。美術館の入り口のようです。

また、隣にコンビニエンスストアがあるので、防犯的な点でも安心できるのではないでしょうか。

朝食

翌朝は早い出発だったので、前日に直売所で購入した地元パン屋さんのパンと飲むヨーグルト、卵を食べました。

直売所の営業時間は9時〜18時までとなっているので、時間に余裕があれば、焼きたてのパンを食べるというのもいいかもしれません。また、朝市も開催される日があるので、スケジュールを合わせて、朝市を楽しむのもいいでしょう。

チェックアウトは10時です。電源ボックス、水道、ゴミ箱のナンバーロックをかけて、専用スペースの看板を元に戻しておけばOK。これで、チェックアウト完了です。

鍵の返却もないので、自由に行動できるのは、クルマで旅をする人にとってありがたいサービスとなるのではないでしょうか。早朝の出発や、夜間の到着など、いろいろなシチュエーションに対応してくれるので、旅のスタイルも自由自在です。

魅力的な道の駅、便利なコンビニエンスストア、簡便なシステムがタッグを組んだ、道の駅かさまでのタイムズのB利用は、快適なクルマの旅が楽しめる最高のサービスでした。

道の駅かさま
茨城県笠間市手越22番地1
TEL: 0296-71-5355
駐車場をWEB予約 タイムズのB キャンピングカーを停める駐車場
WRITER PROFILE
渡辺圭史
渡辺圭史(わたなべ・けいし)

1971年東京生まれ。アウトドア好きな編集者、そして、算数が好きだったライター。アウトドア用品メーカー、出版社を経て、キャンピングカー専門誌編集長に。現在はフリーとして、いろいろなメディアにて執筆中。アウトドアをキーワードに、より楽しいライフスタイルを求めてゆるりと奮闘中。最近気になっているワードは、旅、ミニマリスト、車中泊。趣味はコンパクトな旅とモノづくり。

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