ハイクオリティな車中泊スポットが八王子に誕生

林の中に佇む、片流れ屋根の家。大きな暖炉には薪のゆれる炎。ここはどこだろうか？　と思いますが、なんと、クルマで宿泊できる車中泊スポットなのです。

この充実した設備をオープンさせたのはレンタルキャンピングカーを展開する旅する車のキャンピングカーどっとジェーピー。

宇津貫BASE本店と名付けられた、この車中泊施設を詳しく見てみましょう！

旅の中継地点としても便利な八王子という立地

場所は東京都八王子市宇津貫町。横浜線の八王子みなみ駅と相原駅の真ん中あたりで、東京造形大学の目の前にあります。自然がたくさん残っているエリアで、宇津貫BASE本店が山小屋のように見えてしまいます。

八王子は昔から旅の拠点、宿場町としても発展してきました。東京から約50kmという位置で、熊谷、秩父、甲府、御殿場、小田原のちょうど中心に位置します。クルマで旅をするなら、旅の中継地点としても使いやすい場所です。

家族もペットもくつろげる東京のオアシス

宇津貫BASE本店は、旅する車のレンタル事業所でもあり、宿泊施設でもあるという役割をはたしています。レンタル車両の受け渡しはもちろん、車中泊スポットスペース、ドッグランなどもあるのです。

車中泊スポットでは、BBQなどができるスペースも確保されていて、林を眺めながら、のんびりくつろげる空間になっています。時々、近くの人がBBQ体験するためにやってくるそうです。旅の初日、まずは早めにチェックインしてBBQというのもおすすめですよ。

ドッグランは広々としていて、わんちゃんもリラックスできそうです。利用は1ファミリーに限定されるので安心。BBQの車中泊スポットと隣接していて、子どもやペットは広いエリアで遊んで、大人はBBQするのもぜいたくですね。

車中泊スポットなどの設備が整っていますが、建物の中も充実しているのが、宇津貫BASE本店の特徴です。吹き抜けのあるリビングエリアには、大きな暖炉があって、薪がゆっくりと燃えていました。炎を眺めているだけで、落ち着いてきます。

充実のサービスでハイクオリティな車中泊スポットに

旅する車はキャンピングカーのメインはキャンピングカーレンタルですが、ベルネットでは建築関連の仕事もしているので、ものづくりのプロ集団でもあります。そこで、クルマは自分たちで作っているそうです。車両はメンテナンスがしっかりと行われてきたクルマを仕入れるルートを確保しているので、安心して乗れるクルマばかりといいます。

レンタルキャンピングカーのなかでも話題を呼んでいるのが、木材の温かみを感じられる、バスコンFPというタイプ。木材に包み込まれる室内は、装飾品もアンティーク調で、落ち着いた雰囲気。車内にいるだけでくつろげる空間になっています。

キャンプ道具などのレンタルアイテムが充実していて、車中泊スポットに手ぶらでやってきても、BBQなどを楽しめるようになっているので、初心者にも便利に使えそうです。泊まる施設でキャンプ道具などを借りられるのは、ポイントが高いといえるのではないでしょうか。

宿泊で気になるのがトイレ。宇津貫BASE本店では、もちろん、24時間、屋内トイレを利用できます。受付やリビングエリアがあった建物を利用しますが、建物は鍵が掛けられている状態。そこで、利用者にはスマホが鍵になるアプリを入れてもらい、施設利用時間内の解錠ができるようにしているそうです。

トイレの建物に鍵がかかっていることで、利用時の安心感は高いのではないでしょうか。実際、車中泊できる場所では、誰もが利用できる状態になっていることが多く、ひと気のない場所で利用する時、誰かが入ってくるかも、と恐怖を感じたことも多いですよね。

車中泊だけでなく、新しい使い方ができる車中泊スポット

ドッグランのエリアには大きなスクリーンになる壁を設置。レンタルのプロジェクターを使って、映像を流すことも可能です。暖炉があるスペース、ドッグランなど、充実した設備を利用すれば、車中泊しながらの上映会や企業の研修などにも利用できそうです。アイデア次第では、今までにない使い方が生まれるのではないでしょうか。

さらに、カフェが本格的にスタートすれば、旅の途中に立ち寄れる魅力的なスポットとして、特徴を活かしながら、充実した施設となっていくことは間違いありません。旅の拠点として、八王子に生まれた車中泊スポット、宇津貫BASE本店の今後が楽しみです。