「トラキャンでバイクを牽引して気ままに旅する!」トラキャンオーナーインタビュー

キャンピングカー紹介
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見るからにアメリカンなイメージを漂わせるトラキャンで、中型バイクを積んだトレーラーを牽引して自由気ままな旅を楽しむ。しかも、夫婦そろって現役のハーレー乗りで、時にはトラキャンでハーレーを牽引して出かけることもあるとか!

ハヤリとは無縁のスタイルでトラキャンライフを楽しむ塚本さんは、キャンピングカー歴42年の大ベテラン。そんな塚本さんに、トラキャンの魅力と、自分流を貫くクールなライフスタイルについて話を聞いた。

塚本正信さん(70歳)&美恵子さん 神奈川県
愛車:D22ダブルキャブ+グラントレック(ミスティックプランニング)
家族構成:夫婦
キャンピングカー歴:42年(このクルマが12台目)

マルチに使えるトラキャンの魅力!

トラキャン外観

キャンピングカー歴42年! これまで乗り継いだクルマを教えてください。

100系ハイエースのバニングから始まって、ハーレーを積むためのホーミーのトランポとキャラバンのトランポ、トラキャン(ハイラックス+ダブリン)、キャンピングトレーラー、アメリカン・クラスB、アメリカン・クラスA、ハイエースベースのハンドメイドキャンパーなど、これまで10台以上のキャンピングカーを乗り継いできました。

トラキャン後方

あらゆるカテゴリーのキャンピングカーを経験してきた塚本さんが、現在のトラキャンに落ち着いた理由は?

現在のトラキャン(グランドトレック)は2009年に購入したので、もう10年の付き合いになりますね。やっぱりアメリカで見た姿が印象的だったのが、トラキャンを選んだ理由のひとつです。あとは、利便性。こんなに様々な使い方ができるキャンパーはほかにはないですよ!

私はサンダーバード1号、2号、3号と呼んでいるんですが(笑)、1号は車両(D22トラック)のみ、2号は車両+キャンパーシェル、3号はキャンパー+トレーラー牽引のフル装備。キャンプや旅には必要に合わせた組み合わせ(2号または3号)、普段使いは身軽に(1号)と、使い方や積載物によって様々なスタイルで楽しめるのが、トラキャンの最大の魅力です。荷台に積んでいるキャンパーシェルは荷物扱いなので、車検もないし、税金もかからない。いろいろなタイプのキャンピングカーを乗り継いできましたが、現在はマルチな使い方が出来るトラキャンにベタ惚れしています。

トラキャン車内

トラキャンをどういう用途で使っていますか?

まずは、買い物などの普段使い。キャンパーシェルを降ろせば普通のピックアップトラックですから、ストレスなく加速するし、狭い道でもスイスイ走れるし、使い勝手は抜群です。

あとは、道の駅を巡りながら観光地を回るクルマ旅がメインですね。下道でノンビリ走って、予定を決めずに夫婦で気ままな旅を楽しんでいます。観光ガイドブックなどは一切見ないで、道の駅の観光案内所で近くの名所や美味しいものを聞いて、そこを回るのが基本のスタイル。あとは、地元のスーパーで安くて美味しいお惣菜や刺身を買って、トラキャンの中で食べたりとか。

だいたい1週間程度の旅を月1回くらいのペースで楽しんでいますが、長いときは1か月くらいかけて九州などの遠方にも行きます。今まで本州と四国はほとんど回って、今年は九州も半分くらい回りました。訪問した道の駅も、軽く500か所を超えていますよ。

バイクを牽引して旅先でのフットワークを向上!

トラキャンとバイク

トラキャンでカーゴトレーラーを牽引するのは珍しいスタイルですが、どんな時にトレーラーを引っ張っていくんですか?

基本トレーラーにはバイクを積んでいきます。昔から夫婦でハーレーに乗っていて、以前よりはだいぶ回数は減りましたが、今でも年に数回はハーレーを積んだトレーラーを牽いて、ハーレーのミーティングに行きます。

あとは、ホンダFTRを2台積んでいくことが多いですね。キャンプ場に着いたら、トレーラーを切り離してバイクを降ろす。そして、キャンプサイトをベース基地にして、バイク2台で買い物に行ったり、観光をしたり、立ち寄り温泉に行ったり……。バイクだと旅先で気軽に動けるので、このスタイルはかなり気に入っています。

クールなアメリカンスタイルにこだわる!

トラキャンに貼ったステッカー

トラキャン乗りは自分流のスタイルを持っている人が多いですが、塚本さんはまさにその典型ですね(笑)。

バイクとか、カートとか、ジェットスキーとか、昔から遊びが大好きなんですよ。自宅にはバイク用のガレージがあって、ハーレーやFTR、ドゥカティなど、10台以上のバイクを所有しています。いろいろな遊びや楽しみがありますが、やっぱり普段使いから遊びまでマルチに使えるトラキャンが、自分にとって最高の相棒ですね。

トラキャンに貼ったステッカー

トレーラーでハーレーを牽引したり、ステッカーでレーシーにコーディネートしたりと、塚本さんの愛車はアメリカンイメージが強いですよね。

ほかのキャンピングカーにはないアメリカンなイメージが、トラキャンの大きな魅力のひとつですからね。その昔、ハーレーのカフェバーを経営したり、ハーレーでアメリカを走るツアーを毎年企画していたんです。とくに意識はしていませんが、そうした様々な経験が自然に愛車のトラキャンにも反映しているんでしょうね。

トラキャンに貼ったステッカー

死ぬまで好きなことをして生きていきたい!

キャンプ場でのトラキャン

最後に、キャンピングカーがあってよかったことと、これからの夢を教えてください。

キャンピングカーの魅力は、計画を立てずに自由な旅ができることに尽きます。観光ガイドや観光パンフレットも見ずに、現地の人に聞いた名所を回って、美味しいものを食べる……。そんな自由で身軽な旅ができるのも、移動手段でもあり車内で生活もできる、キャンピングカーの利便性があってこそです。

10代の頃からずっと好きなことをして生きてきたので、これからも変わらず、まだまだ楽しいことをいっぱいやりたいし、まだまだ旅をしたい。キャンピングカーと一緒に、死ぬまで好きなことをやる! それが夢ですね。

WRITER PROFILE
岩田一成
岩田一成(いわた・かずなり)

1971年東京生まれ。キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーフォトライター。日本大学芸術学部卒業後、8年の出版社勤務を経て、2003年に独立。ライター・エディターとして、自動車専門誌を中心に累計1000誌以上の雑誌・ムック製作に携わる。家族と行くキャンピングカーの旅をライフワークとしており、これまでに約1000泊以上のキャンプ・車中泊を経験。著書に『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』がある。

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