コンパクトな軽キャンを楽しんでいるオーナーさんがたくさんいます。小さいから、使い勝手を心配する人もいますが、そんな不安は、オーナーさんの楽しんでいる姿を見れば、きれいに消えてしまいますよ。
軽キャンが集まるという某所へ行ってみると、やはり、みなさん楽しそう。実際にクルマを使っているので、リアルな軽キャンライフを見ることができました。
バンコン、キャブコン、トラキャンなど、各カテゴリーが勢揃い。そこで、軽キャンパーをスタイル別に、オーナーさんの楽しみ方と一緒に紹介したいと思います。
目次
バンコンのリトルモンスター
軽バンのボディをそのまま使ったバンコン、リトルモンスターです。ネクストライフ製のクルマで、リフトアップしたスタイリングが目を引きます。
バンコンは室内の広さが限られるので、レイアウトがキモとなります。車内をのぞくと、広々としたベッドにサイドシェルフが装着されたシンプルな作りでした。
あえて装備を増やすことなく、「実際に使う」ことを考えたレイアウト&装備です。ベッド下はすべて収納なので、たくさんの荷物が積めるのも特徴ですね。
- メーカー
- ネクストライフ
- 車名
- リトルモンスター
いつでも出かけられる相棒
シンプルだからこそ、いつでも出かけられる機動力が高いといいます。通勤車両として利用しているそうで、仕事帰りにフラッとキャンプに出かけることもあるとか。
ベッド下にはテーブルやイスが収納され、いつでもキャンプに行ける状態というから、出かけたくなってしまうのも納得です。
シンプルなので、自分でアレンジして楽しめるマージンがあるといいます。自身で工夫して使うことで、さらに愛着が湧いてくるそうです。
キャブコンのバロッコ
次はキャブコンと呼ばれるタイプです。フィールドライフ製のバロッコですね。軽トラのリア部分に架装して、居住スペースを作っています。
ポップアップルーフを取り付けることで、室内は広々しています。大人が立って移動できるほどの高さが特徴です。
- メーカー
- フィールドライフ
- 車名
- バロッコ
DIYで収納力アップ
オーナーさんにお気に入りポイントを聞いてみると「コンパクトにまとめられて機能性が抜群に良い所ですかね」とのこと。
実際、セッティングが終わると、エントランス横に使いやすい作業スペースが出現していました。料理をしたり、くつろいだりと、システマチックな仕上がりです。
実は、あまり使わない給水、排水タンクを外して、棚にしてしまっているそうです。このDIYで、収納力もアップしたのもポイントとのこと。
星空を求めて
キャンプに出かけることが多いそうで、 天体観測や星空撮影をするときの車中泊に使うことも多いとか。
「旅行に出かける時の良い相棒として楽しんでいます」とのことでした。
トラキャンスタイルを軽キャンで
こちらはトラックキャンパーのトラキャンから生まれたモデル。MYSミスティック製のミニポップビーです。トラキャンスタイルのキャンパーで、ルーフがポップアップする仕様です。
リアのエントランスから入ると室内は広く、ポップアップしたルーフによって、前後に広がるスペースを感じるレイアウトです。
- メーカー
- MYSミスティック
- 車名
- ミニポップビー
クルマの中で生活!?
「年間を通してみると、クルマの中で寝る方が多いですよ」というオーナーさん。自宅でもミニポップビーで寝ていることが多いというから驚きです。もう、クルマが生活の一部となっているようです。
なので、車内には生活用品が満載です。でも、室内に入ってみると、狭さを感じることはありません。収納力の高さを感じてしまいますね。
キャンプ好きを満足させるクルマ
サイドのあおりを下げてテーブルに利用しているのが基本スタイル。もともとキャンプが好きだったので、クルマもキャンプの相棒として活躍しているそうです。
料理を作ったり、のんびりと時間を過ごすために、ミニポップビーが役立っているとのこと。
「のんびり過ごしたい」というオーナーの要求に応えてくれているクルマでした。
カスタマイズして楽しむ
こちらもフィールドライフのバロッコです。特徴はなんといってもそのカラーリングです。オフビートカーキーのカラーリングは統一性があっていいですね。
また、こだわりのホイールをマッチングさせることで、そのスタイリングを楽しんでいる様子です。手軽にカスタマイズして楽しめるのも軽キャンならでは。
こだわりのアメリカン仕様
後ろのボックスにはアメリカンナンバープレートが取り付けられていました。オーナーのお気に入りポイントだそうです。
室内に入るとさらに、アメリカンな雰囲気を強く感じます。壁紙をDIYしたりと、細かいアイテムにもこだわりが見られます。
インテリアでは飾り棚が一番のお気に入りだそうで、グリーンモケットのシートもアクセントになっていていいいですね。
秘密基地に
普段の使い方を聞いてみると「仕事終わりで車中泊旅行に出掛けて楽しんでいます。あとはただただキャンピングカーの中でまったりするのも好きです」とのこと。
そして「小さいですが、男ならではの“秘密基地”な感じが大好きです」と楽しそうに答えてくれました。その気持、分かります。私も室内に入ったときからドキドキを感じていましたよ。
ニュースタイルの登場
バンコン、キャブコン、トラキャンとだいたいのスタイリングが登場してきましたが、最近ではこんなニュースタイルも出てきているんです。
軽トラの荷台にフレームを組んで、テント生地で覆い、居住スペースを作っています。フレームは荷台においてあるだけで、アンカーにつないだテンションコードで固定してあります。
軽トラの荷台をそのまま使っているので、床面積は広く、大きなテントと言った感じでした。
- メーカー
- カーファクトリーターボー
- 車名
- バグトラック
一目惚れのキャンパー
オーナーはこのクルマを見た時「かっこいい」と一目惚れしてしまったといいます。アウトドアが好きだったこともあり、ハードな印象が決め手となったようです。
クルマを準備して、リアのキャビン部が届くのを待ち、自分で組み上げたとのことです。通販で買える、気軽な感じがまた魅力的ですね。
軽キャンにはいろいろなタイプがあります。小さいからこそ、可能性が高いのが軽キャンパーの魅力です。実際に活用している姿を参考に、自分の軽キャンスタイルを探してみてください。気軽に始めるなら、軽キャンもいいですよ。