快適装備を満載したオシャレなキャブコン・レジストロトゥカノが各部をアップグレードして新登場！

今年2月のジャパンキャンピングカーショーで鮮烈なデビューを果たした、MYSミスティックの新型キャブコン「レジストロトゥカノ」。2ℓガソリンエンジン・小径リアダブルタイヤ・2WDのカムロードをベースに、リーズナブルな価格と普通免許で誰でも乗れる手軽さを実現したコンパクトサイズの注目モデルだ。

7月に開催された東京キャンピングカーショー2025のMYSミスティックブースでは、各部のアップグレードでさらなる進化を遂げたレジストロトゥカノが初お披露目された。最新バージョンの変更点を中心に、同モデルの特徴と魅力を紹介する。

シリーズ共通のオシャレな外観デザイン

まずは、レジストロトゥカノについておさらいしておこう。ボディは全長4900mm×全幅1870mm×全高2730mmで、カムロードベースのキャブコンとしては比較的コンパクトなサイズとなる。快適装備を満載した状態でも、車両重量はバンコン並みの約2400kg！　日本の交通環境に合った軽量・コンパクト設計で、初心者や運転が苦手な人でも気軽に乗りまわせるキャブコンに仕上げた。車両総重量3.5t以上のキャブコンは準中型免許が必要になるが（2017年3月12日以降の免許取得者）、レジストロトゥカノは普通免許（AT限定可）で誰でも運転できるのがポイントだ。

レジストロアウルのイメージをカムロードに落とし込んだ、オシャレで個性的な外観デザインは、まさにMYSミスティックの面目躍如。レジストロシリーズ共通のアルミサイディングを用いたシェルデザインで、「キャンピングカーでもカッコよく乗りたい」というユーザーのニーズに応えている。

こだわりの山小屋風インテリア

山小屋風に仕上げた秘密基地感あふれるインテリアデザインも、レジストロシリーズのアイデンティティ。室内のセンター部に対面ダイネットと横向きソファを配し、フロント上部にはバンクベッド、リアエンドにはキッチンとマルチルームを完備している。

バンクベッドは、ベース部分を手前に引き出すスライド拡張式。ベッドサイズは長さ2000mm×幅1780mmで、大人3名がゆったり横になれる。長さ1800mm×幅1790mmのダイネットベッドを組み合わせれば最大6名が就寝でき、ファミリーユースも快適だ。

リアエントランスの特性を活かして、室内後部に大型キッチンを配置。カウンターにはガラスカバー付きシンク、キャビネットには扉付き収納スペースや靴入れとして使えるオープンラックが装備されている。キッチン左手の壁には、冷蔵庫をスマートにビルトイン。

キッチンの左手には、トイレや物置として活用できるマルチルームを完備。ラップ式トイレの使用を想定して、壁面にAC100Vコンセントも装備されている。外部ハッチで車外からルーム内にアクセスでき、荷物の出し入れも容易だ。

300Ahリン酸鉄リチウムイオンバッテリーシステム、2kW正弦波インバーター、240Wソーラーパネルなどが標準化されており、冷蔵庫や電子レンジ、エアコンなどの電化製品を安心して使用可能。外部充電の効率をアップする、ミスティック独自の稲妻システムも標準装備されている。

最新バージョンの変更点

①冷蔵庫

冷蔵庫を49ℓから60ℓにサイズアップして、キッチンまわりの快適性を向上。冷蔵庫の容量を拡大することで、長期旅やキャンプでより多くの食材やドリンクを保管できるようになった。

②ダイネット

既存のレール＆折りたたみ式テーブルポールから、ベッド展開が容易にできる昇降式テーブルポールに変更。それに合わせて対面シートの座面も7cmアップされ、快適性がさらに向上した。

③アッパーキャビネット

左右に装備されたアッパーキャビネットのデザインを変更し、間口を広げて容量を拡大。上部には暖色系のLED間接照明も追加され、オシャレで落ち着きのある室内空間を演出した。

④電子レンジ

エントランス前部のカウンターにビルトインされた電子レンジを、ターンテーブル式からフラットタイプに変更。MYSミスティックらしい、ユーザー目線の細やかなアップグレードが光る。

⑤外部ハッチ

ボディ右サイドの2か所に、外部ハッチを追加。これによって、車外から対面シート下の収納スペースにアクセスできるようになり、利便性が大きく向上した。

⑥家庭用エアコン

標準装備のDC12Vルーフクーラーのほかに、家庭用エアコンのオプションを新たに設定。ユーザーの使い方や好みに合わせて、さらに幅広いチョイスが可能となった。

⑦シンク

水回りはガラスカバー付きの角型シンクが標準だが、シングルバーナー付きシンクもオプションで選べるようになった。車内で自炊をする機会が多い人にとっては、魅力的なアイテムだ。

「軽量・コンパクトなボディ」「個性的な外観デザイン」「オシャレな山小屋風インテリア」など、様々な魅力にあふれたレジストロトゥカノが、各部のアップグレードでさらに完成度の高いキャンピングカーへと昇華した。300Ahリチウムシステムやソーラーパネル、ルーフクーラー、電子レンジ、FFヒーター、冷蔵庫などの快適装備を標準化した“オールインワンモデル”で、フレーム・シェル・内装をすべて自社工場で製造した“メイド・イン・ジャパン”でありながら、価格は900万円未満！　デザイン・快適装備・機動性のすべてを極めたレジストロトゥカノに、いっさいの死角は見当たらない。