メイドインジャパンのハイクオリティ軽自動車キャブコン「Ponito」誕生

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メイドインジャパンのハイクオリティ軽自動車キャブコン「Ponito」誕生

運転しやすいサイズでありながら、広い室内空間を求めるのなら、軽自動車ベースのキャブコンという選択があります。国内の道路でもストレスなく走行できて、車内で立って歩ける広さは、まさに日本生まれのキャンピングカーといっていいでしょう。

この軽キャンキャブコンのカテゴリーに新しいモデルが登場しました。RVランド「Ponito(ポニト)」というキャブコンです。ボディは大型キャプコンも手がけるセキソーボディが製造した、ハイクオリティを誇る、メイドインジャパンモデルです。

今回は、リリースされたばかりのPonitoがRVランドイオンモールつくば店に展示されているということで、早速、クルマをチェックしに行ってきました。

高断熱&軽量パネルを使った本格的キャブコンを軽自動車に

軽自動車キャブコン「Ponito」のリア

軽自動車のキャブコンはいろいろなモデルがありますが、RVランドではそのマーケットへ一石を投じる、ハイクオリティモデルを追求しました。タッグを組んだのはセキソーボディ。ハイエースベースのキャブコンなど、こだわりの走りを実現したモデルが人気のビルダーです。

セキソーボディの最大の特徴ともいえるのが、Hydro Vac Panelと呼ばれる高断熱パネルです。アルミや断熱材を重ね合わせ、真空圧着して製造されたパネルで、アルミフレームと組み合わせることで、軽量化も実現しています。

その大型キャブコンと同じ工法で製造されたのが、このPonitoです。リアビューのデザインにセキソーボディらしさを感じる人もいるかもしれません。

パネルは波打つことなく非常に滑らかな面を作っていて、接合部分である角も滑らかなラインを確認できます。そのボディを見ただけで、クオリティの高さを感じられるつくりです。

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収納スペースとして、リアからのアクセスが可能になっています。スペースの限られた軽キャンキャブコンですが、しっかりと収納スペースを確保したのは、レイアウトの工夫といえるでしょう。

同時に、乗車定員5名で、リアのキャビンに3名の乗車定員を確保しているのも驚きです。人数分の荷物を収納する場所が必要となりますが、このクルマには十分なスペースが確保されているようです。

軽自動車キャブコン「Ponito」の運転席

シートにはレカロシートが装備されていました。しっかりとしたサポートで、運転時の疲労を軽減してくれます。このレカロシートもセレクトされているようです。コンパクトボディの走りやすさに加えて、シートでも快適性を追求。早速、RVランドのこだわりを感じる装備でした。

美しいボディ、レカロシートの採用など、すぐに分かるハイクオリティな数々のポイントから、インテリアの作りへの期待が高まります。

軽キャンキャブコンながら、モダンデザインを追求するインテリア

軽自動車キャブコン「Ponito」の室内インテリア

室内は明るいカラーリングが基調で広々とした印象です。大きな吊り下げ棚がL字型に配置され、サイドにカウンターがレイアウトされています。カウンター部分に取り外しできるテーブルが設置されていて、カウンタートップの広さも確保されています。

シートは横向きベンチシートタイプでクッション性も高く、触った時の肌触りから上質さを感じる作りでした。窓は高級大型キャンピングカーと同様のアクリル二重窓が採用されていて、断熱性の高さをキープしています。

軽自動車キャブコン「Ponito」のベット展開

ベンチを展開すると2080×1200㎜のベッドになります。大人ふたりの就寝スペースとして利用できる広さです。軽自動車ベースでも広々としているのではないでしょうか。

シート生地は汚れが落ちやすいアクアクリーンという加工が施されているので、水だけで簡単に汚れを除去してくれるのが特徴です。小さなお子さんがいたり、ベットと一緒に旅行する人にとっても安心のシート生地なのです。

軽自動車キャブコン「Ponito」のバンクベッド

バンクベッドは手前のマット部分が折りたたまれていて、ワンタッチで展開できる仕組みです。シンプルながら、しっかりとした安定感のあるベッドが広がります。サイズは1510×1450㎜。子供用ベッドとしては十分な広さです。

バンク部分は、外から見ると高さを抑えたロープロファイルスタイルですが、室内から見ると、しっかりと高さを確保しているのが分かります。もし、2人で使うのであれば、扉付きの大きなバンク収納スペースとしても利用できます。

軽キャンとは思えない充実の設備を備えたキッチン回り

軽自動車キャブコン「Ponito」のキッチン

インテリアレイアウトで特徴的なのは、左側側面、エントランスドアから後方につながる大きなキッチンスペースです。カウンターの上にある吊り下げ棚には、ダウンライトが取り付けられていて、カウンタートップをしっかりと照らしてくれています。調理をする時など、手元が明るいのは便利です。

軽自動車キャブコン「Ponito」のシンク

ちょうど真ん中に大きめのシンクが設置されています。窓の隣には有孔ボードが取り付けられていて、壁収納のベースとして利用できるようになっていました。限られた空間で効率よくスペースを活用できる工夫を感じます。

軽自動車キャブコン「Ponito」のカウンター

カウンターの入り口側にはスマホなどのワイヤレス充電器までセットされています。就寝時にさっと置いたり、外で作業する時、エントランスから手を伸ばせば簡単に充電できるのは便利です。煩わしいケーブルがないのも、大幅にストレスを軽減してくれます。

電源を確保して、キャンピングカー車内の生活レベルを上げる

軽自動車キャブコン「Ponito」の冷蔵庫

キッチンキャビネットになかった冷蔵庫はシート下に組み込まれていました。引き出し式で、エントランスからもドリンクを取り出せる位置です。30Lもある余裕のサイズなので、旅の途中で要冷蔵のお土産もたくさん買えます。

この大きな冷蔵庫をキッチンのキャビネットへ入れ込むとなると、キャビネット自体のサイズが大きくなるので、室内空間を圧迫してしまいます。そこでシート下へ移動することで、室内の広さを生み出しているとも考えられます。

軽自動車キャブコン「Ponito」の電子レンジ

調理器具には電子レンジが標準装備されていました。デザインもおしゃれなレトロ風。キャビネットにピッタリと収納されて、キッチン回りもスッキリとしています。車内の調理を電子レンジにすることで、火災のリスクを抑えられるのもポイントが高いのではないでしょうか。

高性能鉛バッテリー

安全性の高さはバッテリー選びにも表れているようです。搭載されているのは古河電池の高性能鉛バッテリー。リチウムイオンバッテリーが注目されていますが、古河電池では、高性能鉛バッテリーをリチウムイオンバッテリーの性能に近づけることで、鉛バッテリー本来の優位性を活かしています。管理のしやすさ、安全性などへの信頼性などを担保しつつ、サイクル回数、同じ質量から引き出せる電気の容量を増やすことができたのです。

軽自動車など、コンパクトなキャブコンの需要は高まってきましたが、高性能、高品質、そして、安全性も同時に求められるようになりました。そんな高い次元でのクオリティをクリアしているPonitoはまさに今、軽キャンキャプコンの新しい世代を代表する1台といえるでしょう。

Ponito諸元

ベース車両
ダイハツ ハイゼットトラック
エンジン
ガソリン
車体サイズ
全長3,730mm/全幅1,700mm/全高2,570mm
定員
乗車定員5名/就寝定員2名+小人2名
WRITER PROFILE
渡辺圭史
渡辺圭史(わたなべ・けいし)

1971年東京生まれ。アウトドア好きな編集者、そして、算数が好きだったライター。アウトドア用品メーカー、出版社を経て、キャンピングカー専門誌編集長に。現在はフリーとして、いろいろなメディアにて執筆中。アウトドアをキーワードに、より楽しいライフスタイルを求めてゆるりと奮闘中。最近気になっているワードは、旅、ミニマリスト、車中泊。趣味はコンパクトな旅とモノづくり。

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