エブリイの軽キャンパー「ミニチュアクルーズ」がパワーアップ

キャンピングカー紹介
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軽自動車のキャンピングカーが気になる理由は、経済性や扱いやすさではないでしょうか。車両価格や税金は、大型キャンピングカーと比べると、安さを感じます。また、コンパクトなボディで、ドライビングに不安を感じることもありません。

その軽キャンパーの特徴を活かしつつ、いろいろなユーザーの使い方に合わせるように、各社は個性的なモデルを作ってきました。なかでも、強い印象を与えた軽キャンパーの一台として、岡モータースのミニチュアクルーズ遍路が挙げられます。

今回、そのミニチュアクルーズ遍路がモデルチェンジし、新型モデルとしてデビューということで、特徴的なモデルがどのように進化したのかレポートしてきました。

いろいろなモデルがある軽キャンパー「ミニチュアクルーズ」

ミニチュアクルーズシリーズ

岡モータースは香川県のキャンピングカーメーカーで、多数のキャンピングカーブランドを扱うディーラーです。お客様のニーズに応えるように、独自開発で生まれたのが、軽キャンパーのミニチュアクルーズシリーズでした。

ミニチュアクルーズ車内

スズキのエブリイをベースに自社工場で製造した家具を組み込み、いろいろなバリエーションを展開しています。ノーマルのミニチュアクルーズを始め、COZY、HENRO、SVなどバリーエーション展開も豊富です。

四国八十八箇所をめぐる、お遍路に特化した軽キャンパー!?

ミニチュアクルーズHENROのベッド車内

モデルの1つ、HENROはその名の通り、遍路を想定したモデルです。さすが、地元四国、香川県のメーカーですね。キャンピングカーショーでは、遍路のスタイルである白衣を着て、菅笠をかぶったマネキンと一緒に展示され、来場者に注目されていました。

ミニチュアクルーズHENROのベッド展開

もちろん話題性だけではなく、遍路で使いやすいように、しっかりと考えられた作りが特徴です。それもそのはず、岡モータースの岡社長は四国八十八箇所を巡った経験の持ち主。旅の途中で感じた、あったらいいなあを形にするなど、開発者である岡社長がユーザーの立場に近かったからこそ誕生したHENROモデルなのです。

ミニチュアクルーズHENRO(遍路)は何が違うのか?

和テイストのミニチュアクルーズHENRO

ミニチュアクルーズHENROは2020年に2代目となりました。和テイストはそのままで、家具などがバージョンアップされています。そもそも、HENROモデルは他のミニチュアクルーズと何が違うのか? 気になる人も多いと思います。

ミニチュアクルーズHENROのテーブル

基本的な機能性はミニチュアクルーズと変わりません。しっかりとした家具と広々とした室内が特徴です。精密なCNC加工によって作られたホゾなどを組み合わせ、組家具工法を採用しているので、剛性も高く、美しい仕上がりを実現しました。

ミニチュアクルーズHENROのベッドマット

ベッド・マットは他のミニチュアクルーズ同様に、フロント側のステーを持ち上げるだけで、簡単に角度調整ができます。マットを背もたれにして、ゆったりとくつろげます。歩くことが多い遍路では、体を休めることも大切ですから。

ミニチュアクルーズHENROのベッド生地

HENROモデルでは、畳タイプのシート生地が採用され、落ち着いた空間となっています。また、収納スペースも充実しています。遍路の時、荷物が多くなりがちなので、収納が多いと便利なのです。遍路で使用する小物は1つ1つが大切な存在なので、ていねいに扱わなければなりません。

ミニチュアクルーズHENROと金剛杖

特に、遍路で使う杖は金剛杖と呼ばれ、「弘法大師」の化身として、旅を一緒にする意味合いがあり、収納するときは上座に置くことがルールとされています。長物なので収納場所に困るのですが、HENROモデルではしっかりと収納スペースが確保されています。

細かい作り込みが生んだくつろぎの空間

ミニチュアクルーズHENROの和テイスト

今回のモデルチェンジでは、和テイストがさらにパワーアップされました。飾り障子や丸窓など、見ているだけで、気持ちが落ち着くような細工が施されています。金剛杖を収納する場所を下から見上げると、なんと、雲をイメージする形になっていました!

金剛杖の収納

この雲をかたどった棚は、ちょうどタブレット機器が置けるように設計され、機能性も兼ね備えているといいます。こだわりの作り込みです。

ミニチュアクルーズHENROの収納

シャッターが付いたキャビネットもこだわりがたくさんあります。まず、開けたシャッターが奥に入っていくのですが、移動したシャッターが表から見えないようになっているのです。この仕組みを実現するために、スペースを探し出して、数ミリ単位の加工が必要だったといいます。

ミニチュアクルーズHENROの組家具

また、キャビネット内部にライトが仕込まれているのですが、ケーブルが表に出ていません。組家具の板厚部分にケーブルを通す溝を作って、表から見えなくしているのです。棚の中まで美しくするとは、江戸指物の域に達している印象です。

旅をより充実させるためのミニチュアクルーズ

ミニチュアクルーズHENROの後方

ミニチュアクルーズHENROは機能性も高く、デザインも凝った作りになっています。しかし、本当のHENROらしさは、旅をしながら感じる落ち着きかもしれません。

ミニチュアクルーズHENROの和テイスト

和風テイストの雰囲気に、ストレスを感じないレイアウトなど。遍路を巡らなくても、大人らしい旅を楽しみたいユーザーには、ちょうどいいモデルといえます。

ぜひ、進化した遍路モデルで充実した旅を体験してみてください。

ミニチュアクルーズ諸元

ベース車両
スズキ エブリィバン( メーカーサイト )
車体寸法
全長3,395mm/全幅1,475mm/全高1,895mm
定員
乗車定員4名/就寝定員2名
価格
¥2,080,000~(税抜き)
※価格は遍路モデル。ミニチュアクルーズは178万円〜(税抜)
WRITER PROFILE
渡辺圭史
渡辺圭史(わたなべ・けいし)

1971年東京生まれ。アウトドア好きな編集者、そして、算数が好きだったライター。アウトドア用品メーカー、出版社を経て、キャンピングカー専門誌編集長に。現在はフリーとして、いろいろなメディアにて執筆中。アウトドアをキーワードに、より楽しいライフスタイルを求めてゆるりと奮闘中。最近気になっているワードは、旅、ミニマリスト、車中泊。趣味はコンパクトな旅とモノづくり。

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