走りとスタイルを両立したキャブコン「レガード」オーナーインタビュー

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走りとスタイルを両立したキャブコン「レガード」オーナーインタビュー

ヨコハマモーターセールスが製造するカムロードベースのキャブコンレガードは、徹底した低重心設計と軽量化、205mmのホイールベース延長などにより、高い走行安定性を実現したロングセラーモデル。ほかのキャブコンとは一線を画す、空力特性に優れたスタイリッシュなエクステリアデザインも同モデルのアイデンティティだ。

今回は、バンコンからレガードに乗り替えて家族5人と愛犬でキャンピングカーライフを満喫しているオーナーの津田さんに、「バンコンから乗り替えた理由」「レガードを選んだ理由」「キャンピングカーの使い方」などについてお話を伺った。

津田 泰さん(48歳)千葉県
愛車:レガード(ヨコハマモーターセールス)
家族構成:夫婦+子供3人+愛犬
キャンピングカー歴:5年(このクルマが2台目)

家族旅行のためにキャンピングカーを購入

レガードのリア

キャンピングカーを購入したキッカケは?

もともと旅行が好きで、子供を連れてたくさん旅行に行きたいと思っていました。ただ、住まいが千葉の銚子で、どこに行くにも交通の便が悪い。そこで、前夜に目的地近くまで移動して車中泊をするスタイルがいいのではと考えるようになりました。それが、キャンピングカー購入のきっかけですね。

最初に購入したキャンピングカーについて教えてください

1台目のキャンピングカーを購入したのは、約5年前です。地元のお店で中古のキャンピングカーを見て回りましたが、いまいちピンとくる車両がなくて……。それで、たまたま自宅から比較的近い場所にあったテッツRV(現在閉店)に行ったところ、中古車の価格プラスアルファで新車のキャンピングカーが製作できるということだったので、それならと新車の購入を決めました。

ベースはハイエース・スーパーロングで、内装の間取りはお店の人と打ち合わせをしてワンオフで製作してもらいました。うちは5人家族なので、全員が前向きに座って移動できるように、2列目をFASPシートにして、3列目は左右に前向きシートを装着。リアには、子供用の2段ベッドも装着してもらいました。

レガードの内装

バンコンから現在のキャブコンに乗り替えた理由は?

バンコンに2年半くらい乗って家族でクルマ旅を楽しみましたが、3人の子供たちの成長と共にだんだん車内が狭く感じられるようになってきて……。寝るときにいちいちベッド展開をするのが面倒だったこともあって、よりサイズが大きいキャブコンへの乗り替えを決めました。

走行性能とスタイリングが購入の決め手

レガード

現在の愛車レガードを選んだ経緯を教えてください

1台目のバンコンを購入してからキャンピングカーショーにも足を運ぶようになり、「スタイリング・走行安定性・リア常設2段ベッド&プルダウンベッド」の3拍子がそろったレガードがいいなぁと思っていました。

以前キャンプ場で友人のキャブコンのシャワーを使わせてもらって、その便利さを実感していたので、温水シャワーを完備していることも大前提。それで、購入候補をバンテックのジル520とレガードの2台に絞りました。妻は内装の雰囲気が気に入ってジル520推し、私はスタイルと走りにアドバンテージのあるレガード推しでした。

レガードの収納スペース

結果的にレガードを購入した理由は?

最初は中古車を探していましたが、条件に合ったクルマはなかなか見つからなくて……。それで、RVランドにクルマを見に行ったときに、「レガードの中古車を探しているので、もし入荷したら連絡ください」とお願いしておいたんです。

それから2か月後、RVランドから「レガードの新車が入庫しました」と連絡があって、とりあえず展示車を見学しに行くことに。想像していたよりは見積もりが安く、夏休みに計画していた北海道旅行に納車が間に合うとのことだったので、その日のうちに手付けを打って契約に至りました。キャンピングカー購入は、タイミングも重要ですね。

走りも居住性も文句なし

レガードのエクステリアデザイン

愛車のお気に入りの点を教えてください

まずは、スタイリング。滑らかな曲線を生かした、キャブコンらしからぬスタイリッシュなエクステリアデザインがお気に入りです。

あとは、レガードのウリである走行安定性。若い頃にモータースポーツ(ジムカーナ)をやっていたので、クルマとして最低限の走行性能にはこだわりました。レガードは低重心設計とロングホイールベースで、もともとカムロードベースのキャブコンの中でも走りのいいクルマですが、ノーマルだと多少フワフワ感が気になったので、さらに足回りをチューニングしました。

レガードのタイヤ

タイヤは純正の15インチから16インチに大径&ワイド化して、ホイールオフセット(フロント26、リア5)のセッティングでトレッドを拡張しました。フロントにシャドウの14段調整式ショック、リアにシャドウのコイルオーバーショックを装着して、キャブコンとしてはかなり満足のいく走りになっています。

レガードのベッド

我が家の使い方にピッタリの室内レイアウトも、お気に入りです。上部に大きなプルダウンベッド、リアに常設2段ベッドがあるので、ダイネットを展開しなくても家族5人がゆっ たり寝られます。購入時の条件のひとつだった温水シャワーが使えることも、すごく便利ですね。

レガードの2段ベッド

家族でキャンピングカーライフを満喫

レガードと津田家族

愛車をどのような用途で活用していますか?

レガードが納車された翌日には、家族で7泊8日の北海道旅行に出発しました。納車されて初めて運転したのが、千葉の自宅から青森のフェリーターミナルまでの長距離ドライブ。それで、キャブコンの運転にはすっかり慣れましたね(笑)。北海道旅行は「日本最北端に行く」ことが一番の目的だったので、函館から旭川まで走ってキャンピングカー仲間のオフ会に参加した後、日本海沿いのオロロンライン(国道231号~国道232号~県道106号)をひたすら走って宗谷岬まで行きました。

あとは、車中泊をしながら観光地を回る行き当たりばったりのクルマ旅が多いですね。キャンピングカー歴はまだ5年ほどですが、北海道から九州まで旅をして、日本本土4極(最北端:北海道・宗谷岬、最東端:北海道・納沙布岬、最南端:鹿児島県・佐多岬、最西端:長崎県・神崎鼻)も制覇しました。家族とのクルマ旅のほかに、同じ楽しみを持つキャンピングカー仲間のオフ会に参加するのも楽しみのひとつです。

前車のバンコンと比べて、キャブコンはどうですか?

ハイエースのバンコン時代と比べると、車内での生活も就寝も断然快適になりました。キャブコンに乗り替えて走りの面で多少不安はありましたが、レガードはバンコンと変わらないほどよく走るので本当に満足しています。

とくに、動力性能は文句なしです。3.0Lディーゼルターボエンジンは、ハイエースの2.7Lガソリンエンジンよりもパワフルでトルクがあるので、高速道路の長距離クルージングもかなりラクになりました。走りと居住性のすべてに満足しているので、本当に乗り替えて良かったと思っています。

レガードと津田家族

これからどんな楽しみ方をしていきたいですか?

子供たちと一緒に旅をして、いろいろな体験をさせてやりたいです。これまでも長崎原爆資料館や平和公園、鹿児島の知覧特攻平和会館などに行きましたが、歴史や自然の景観、その土地ならではの美味しいものなど、キャンピングカーの旅を通して、家族で日本の魅力を満喫していきたいですね。

WRITER PROFILE
岩田一成
岩田一成(いわた・かずなり)

1971年東京生まれ。キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーフォトライター。日本大学芸術学部卒業後、8年の出版社勤務を経て、2003年に独立。ライター・エディターとして、自動車専門誌を中心に累計1000誌以上の雑誌・ムック製作に携わる。家族と行くキャンピングカーの旅をライフワークとしており、これまでに約1000泊以上のキャンプ・車中泊を経験。著書に『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』がある。

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