オールドアメリカンスタイルと最新技術を融合したキャブコン「アンセイエ」の第2世代モデルがデビュー!

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オールドアメリカンスタイルと最新技術を融合したキャブコン「アンセイエ」の第2世代モデルがデビュー!

MYSミスティックのフラッグシップモデルとして君臨するアンセイエは、オールドアメリカンをテーマにした独特のスタイリングが最大の特徴だ。その個性と存在感は、まさに唯一無二!「人とは違うキャンピングカーに乗りたい!」「カッコいいキャンピングカーに乗りたい!」という、“スタイルのあるユーザー”から絶大な人気を誇っている。

そんな、他車とは一線を画すオーラを放つアンセイエが、新型カムロードをベースにして内外装を刷新! 初お披露目となった「JCCR2023」のMYSミスティックブースには、「生まれ変わった第2世代のアンセイエをいち早くチェックしよう」と大勢のファンが集まった。

唯一無二のUSクラシックデザインは健在!

アンセイエのエクステリア

エクステリアは、2014年にグッドデザイン賞を受賞した先代モデルからデザインを踏襲しつつ、細部に変更を加えることでブラッシュアップを図っている。

最大のポイントは、古き良き時代のアメリカンモーターホームを彷彿とさせる逆バンク形状のバンクデザイン。バンクの片側にのみアクリル窓を配した先代モデルに対し、新型ではアクリルウインドーを2連で配置することで、よりレトロ感を強調している。先代から継承されたバンク上部の5連LEDマーカーも、アメリカンイメージを演出する特徴的な装備のひとつだ。

アンセイエの側面

時代に逆行する直線的なエクステリアデザインも、アンセイエならではの個性。先代モデルよりも全長(5300mm)と全幅(2050mm)を拡大することで、さらなる迫力フォルムと快適な居住スペースを融合させることに成功した。

センター手前からルーフを一段落とすことでアクセントを付け、よりスタイリッシュなイメージを演出したのも第2世代の特徴。低いルーフによる空気抵抗の軽減と車体の低重心化で、走行性能アップも実現している。

アンセイエのリア

他のどのキャブコンとも異なるアンセイエ独自のクラシカルスタイルは、「逆バンクデザイン」「直線フォルム」「アルミサイディング外壁」という3つの個性から生み出されたもの。アルミフレームを木材の内壁とアルミサイディングの外壁で挟み込む、MYSミスティック独自のボディバス工法によって、軽量化・耐久性・デザインを高次元でバランスさせているのもポイントだ。

また、第2世代モデルではリアエンドの逆バンク角度を緩やかに変更。できるだけリア常設ベッドを広く確保できるように、工夫されている。

古き良き時代の雰囲気と快適性を融合したインテリア

アンセイエの車内

インテリアも、先代モデルから大幅に変更されている。ルーフデザインの変更に伴って室内フロアも低く新設計され、先代モデルと同等の室内高1930mm(最大2050mm)を確保。ボディの全幅を広げることで通路の幅を拡大し、フロント~リアの生活動線をゆったり確保すると同時に、キッチンで調理をする際のゆとりも生み出した。

アンセイエのリビング

ダイネットは、先代モデルの対座シートから横向きのコの字型ソファベッドに変更され、フラッグシップモデルらしい落ち着きを演出している。新採用の油圧昇降式テーブルは、ワンタッチで高さ調整が可能。レバーでテーブルを下げてマットを載せれば、長さ1843mm×幅974mmのシングルベッドに早変わりする。

ダイネットシートは、開放感抜群のソファベッドのほかに、先代モデルと同じファミリー向けの対面シートも選択可能。ユーザーの使い方や使用人数に合わせて、好みのレイアウトを選べるのがうれしい。

アンセイエのキッチン

室内左手には、キッチンエリアを配置。柔らかなウッドデザインのキャビネットには、電子レンジがスマートにインストールされている。

アンセイエのキッチンカウンター

キッチンカウンターには、2バーナーコンロ一体型のステンレスシンクをビルトイン。現代的なガラスカバー付きシンクではなく、あえてオールドアメリカンイメージのクラシックアイテムを使用したのがこだわりだ。

アンセイエの照明付きレンジフードと上部収納庫

キッチン上部には、照明付きレンジフードと上部収納庫をセット。左手の壁には、スパイスラックも装備される。

アンセイエの90ℓ冷蔵庫

キッチンの左手には、90ℓ冷蔵庫をスマートにビルトイン。先代アンセイエから冷蔵庫の容量を拡大したことで、長期のクルマ旅やキャンプでの利便性を向上させた。

アンセイエのマルチルーム

マルチルームにはカセットトイレ、手洗カウンター、キャビネットが完備され、よりラグジュアリーなイメージに一新。ユーザーの好みで、トイレレス仕様にすることもできる。

アンセイエのLED間接照明

リモコンで照度調整できる暖色系のLED間接照明で、温かみのある室内空間を演出。天井にはマックスファン、左右にはアッパーキャビネットを標準装備している。

開放的なベッド空間と広大なラゲッジスペース

アンセイエのバンクベッド

長さ1900mm×幅1400mmのバンクベッドは、スライド機構なしの常設タイプ。一般的なキャブコンと比べて高さがあるので、窮屈さを感じることは皆無だ。寝具メーカーで特注した専用コイルスプリングマットレスで、寝心地も最上級!

アンセイエのアクリル2重窓と大型スカイルーフウインドー

バンクベッドの前面2か所と左右に配したアクリル2重窓が、明るく開放的な就寝空間を生み出す。天井には大型スカイルーフウインドーも装備されており、星空を眺めながらゆったりと眠りにつくことができる。

アンセイエのリア常設ベッド

リア常設ベッドは、先代モデルが2段ベッドだったのに対し、新型では1930mm×1070mmのセミダブルベッドを採用。バンクベッド、ダイネットベッドと組み合わせることで、最大5名の就寝を可能とした。寝具メーカーにオーダーした厚みのある専用コイルスプリングマットレスが、上質な眠りを約束する。

アンセイエのリアラゲッジ

大幅に容量アップされたリアラゲッジも、新型アンセイエの大きな魅力。左右とリアの3方向にバゲッジドアがセットされており、車外からの荷物の積み下ろしも容易に行える。

最先端の生活電源システムを投入

アンセイエの家庭用エアコン

リアエンドには、家庭用エアコンを標準装備。空間全体を効率よく冷暖房できるように、後方から室内側に向かって配置している。

新型になって、生活電源システムも大幅に進化した。サブバッテリーには428Ahのリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを搭載し、合計470Wのソーラー充電システムとの組み合わせで、快適な電化生活をサポート! しかも、これらすべてがオプションではなく標準装備となっている。オプションで、リチウムイオンサブバッテリーの容量を856Ahにアップすることも可能だ。

クラシックデザインと最新鋭の技術が融合した新型アンセイエは、MYSミスティックのこだわりの結晶と言える1台。他の車両と「どっちがいいか」迷うようなクルマではなく、「アンセイエが好き!」「アンセイエに乗りたい!」という強い気持ちを持ったユーザーが指名買いする、そんな“唯一無二のキャブコン”だ。最先端の快適装備を詰め込んだオールドアメリカンスタイルのボディは、こだわりのある大人のユーザーによく似合う。

ANSEIE (アンセイエ)諸元

ベース車両
トヨタ カムロード
車体サイズ
全長5,300mm/全幅2,050mm/全高3,000mm
定員
乗車定員6人/就寝定員5人
価格
¥13,652,200~
WRITER PROFILE
岩田一成
岩田一成(いわた・かずなり)

1971年東京生まれ。キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーフォトライター。日本大学芸術学部卒業後、8年の出版社勤務を経て、2003年に独立。ライター・エディターとして、自動車専門誌を中心に累計1000誌以上の雑誌・ムック製作に携わる。家族と行くキャンピングカーの旅をライフワークとしており、これまでに約1000泊以上のキャンプ・車中泊を経験。著書に『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』がある。

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