ハイエースキャンピングカーのホビクル・オーバーランダーでアウトドアキッチン

キャンピングカー紹介
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ハイエースキャンピングカーのホビクル・オーバーランダーでアウトドアキッチン

アウトドアテイストあふれるホビクル・オーバーランダーですが、その特徴的な装備たちは、実際のアウトドアで使えるのか? 今回はそれを検証するために、バンコンメーカーのレクビィからクルマを借りて、三浦半島でキャンプしてきました。

装備を引っかける棒

特徴的なアウトドアキッチンを展開して、広さや、使いやすさを確認。自由にレイアウトできる感覚は、これまでのキャンピングカーとは違った印象です。さらに、車内の広さや、キャンプサイトでの使い勝手など、気づくポイントもたくさんありました。

森に囲まれた葉山RVサイトでキャンプイン

葉山RVサイト

訪れたのは三浦半島の真ん中の西側に位置する葉山というエリア。都心からクルマで1時間ちょっとで行ける場所ですが、山や海があって、関東のリゾートエリアと呼ぶにふさわしい自然に囲まれています。そんな場所にあるクルマ宿泊施設、葉山RVサイトに行ってきました。

ポップなタイルがオシャレなトイレ

アクセスもよく、横浜横須賀道路の逗子ICを降りて、逗葉新道を通り、大きなトンネルを抜けて右折。左側にツリーハウスが見えたらゴールです。大きな木が生い茂る谷を利用した眺めの良い場所。木製のデッキが設置されているので、その隣にクルマを停めます。

清潔感のあるシャワースペース

葉山RVサイトを利用する際は、シャアリングサービス、カーステイカーステイから申し込み、現地についたら、管理会社スーターホームの事務所に行って、場所や設備を確認します。

焚き火台

手軽に利用できて、アクセスも簡単ですが、ここでは焚き火台を使った本格的なキャンプが体験できます。クルマ宿泊施設では珍しいといえるでしょう。もちろん、シャワーやトイレも完備されているので、近くでマリンスポーツをしてから利用するのもいいですよ。

葉山RVサイト
シャアリングサービス、カーステイ
お申し込みはこちらから

好きな場所にアウトドアキッチンをセット

サイトのスペースに収まるホビクル・オーバーランダー

ホビクル・オーバーランダーは本格的なキャンピングカーですが、車内のレイアウトを自由にアレンジできるのが強みです。リアにセットされている、水回りは、水タンクと一緒に外へ持ち出せすことも可能です。実際にキャンプで使ってみると便利でした。

外に出せるホビクル・オーバーランダーのキッチン

バンコンの水回りは奥行きが短く、慣れない人にとっては使いづらいかもしれません。でも、外に出すことで、広々と使えるし、サイドにテーブルを展開すれば、そこにアウトドアキッチンが完成! 何もない場所に水場ができると、サイトでのスタイルも変わってきます。

セカンドシートをソファーとしたリビングスタイル

ホビクル・オーバーランダーの室内から

キャンピングカーでキャンプしたことがある人であれば分かると思いますが、キャンプでは、クルマと外の行き来が多くなります。特に外にイスを並べて、車内で料理をしていると、つねに行ったり来たりしている感じですよね。

今回、外に水回りをセットすることで、完全にキャンプでの動線が変わってしまいました。外にイスをセットしていたのですが、気づけば、クルマのセカンドシートでくつろいでいる時間が長かったかもしれません。

アウトサイドとインサイドのボーダーレス感が強くて、移動している感覚が薄いのです。一般的なキャンピングカーと真逆で、外にキッチン、中にリビングという体験は、意外とくつろげました。サイトのレイアウトに合わせて、リア側にアウトドアキッチンを展開したり、逆サイドに展開もありです。

ハイエースキャンピングカーの荷室の広さを最大限に引き出す

ホビクル・オーバーランダーの広々とした車内"

車内レイアウトがアウトドアスペースに広がっているので、車内が広々としています。もともと、大きな荷室があって、たくさんの荷物を積み込めるのですが、アウトサイドを利用するキャンプスタイルができることで、車内のベッドスペースも広々と確保できます。

ホビクル・オーバーランダーの2段ベッド"

リアのラゲッジスペースはレイアウトをアレンジして、2段ベッドとしても利用できます。ベッド下を利用すれば、たくさんの荷物も気になりません。リアを完全に荷室として、セカンドシートをリビングスペースとして利用するのもいいかもしれません。

ホビクル・オーバーランダーで新しいキャンプスタイルを体験

ホビクル・オーバーランダーのセカンドシート

例えば、スライドドアのアウトサイドにキッチンをセットしたら、外のテーブルでみんなと食事をしながら、時々、セカンドシートへ移動して、ゆったりとくつろぐというのもいいですね。もちろん、車内に移動しても、外の人と会話は続くので、同じ空間にいる感覚があります。

移動可能な水回り

あえて、水回りを利用するために、車内へ移動したり、みんなの輪に入るために、外へ出ていくこともありません。自分たちの好きなようにレイアウトして、みんながアレンジしながら快適な空間を作り出すのは、何か新しい感覚があります。クルマのなかにある機能性を自由な場所で活かせるのが最大のポイントなのです。

冬がやってきたらアウトドアリビングで焚き火を楽しむ

焚き火

冬になったら、外で焚き火をしながらキャンプもいいものです。そんな時、ホビクル・オーバーランダーのようなアウトドアリビングが使えれば最強! テーブルから手の届く範囲で水回りが使えますし、アウトドアキッチンで焚き火料理の準備もできます。

このレイアウト、焚き火にあたりながら、ゆっくりと過ごすには最適ではないでしょうか。もし、寒くなったら、広々とした車内に逃げ込めばいいだけですから、気楽に楽しめそうですね。

ホビクル・オーバーランダー諸元

ベース車
トヨタハイエース キャンピングカー用モデル
エンジン
ガソリン2.7L
寸法(mm)
全長5,380mm/全幅1,880mm/全高2,285mm
定員
乗車定員5名/就寝定員大人3名+子供3名
オプションにより乗車定員3人追加も可能
価格
¥4,500,000(税別)~
WRITER PROFILE
渡辺圭史
渡辺圭史(わたなべ・けいし)

1971年東京生まれ。アウトドア好きな編集者、そして、算数が好きだったライター。アウトドア用品メーカー、出版社を経て、キャンピングカー専門誌編集長に。現在はフリーとして、いろいろなメディアにて執筆中。アウトドアをキーワードに、より楽しいライフスタイルを求めてゆるりと奮闘中。最近気になっているワードは、旅、ミニマリスト、車中泊。趣味はコンパクトな旅とモノづくり。

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