車中泊の必須アイテムとしておすすめ!RVランドの新型12Vクーラー「スタイルシリーズ」

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車中泊の必須アイテムとしておすすめ!RVランドの新型12Vクーラー「スタイルシリーズ」

4月でも夏日を観測するなど、全国で異常気象が報告されています。夏場の気温はさらに上がるのでは、と不安になります。キャンピングカーで過ごす夏は、特にこの暑さに対応しなければなりません。最近では車内にエアコンを設置するオーナーも増えてきました。

車載エアコンはいろいろなタイプがありますが、搭載されている電源のパワーなどによってもシステムの組み方は変わってきます。最近のトレンドは、大きな容量のリチウムイオンバッテリーを搭載して、住宅で利用している家庭用エアコンを稼働させるというもの。

軽自動車などのスペースが限られたクルマであれば、持ち運びできるようなコンパクトクーラーを利用する方法もあります。でも、冷却効果を求めるオーナーにとって、持ち運びできるクーラーは少し能力不足を感じるかもしれません。

そこで、サイズと効率を最大限に活かしたクーラーとして注目されているのが、直流電流仕様の12Vクーラーです。12Vクーラーは各社から出ていますが、ニューアイテムとして登場したのがRVランド「12V コンパクトクーラー スタイルシリーズ」です。

キャンピングカーのインテリアデザインに溶け込むスマートなクーラー

キャンピングトレーラーエリバツーリングの室内

RVランドの扱う12Vコンパクトクーラーはキャンピングカーのインテリアに合わせて、室内機のサイズが3種類から選べるようになっています。トップ画像のキャンピングトレーラーエリバツーリングには高さを抑えたタイプが取り付けられました。

上の写真がインテリアの全景ですが、どこにクーラーが設置してあるかわかりません。エリバツーリングは美しいインテリアが特徴なので、オプション装備のセレクトも重要。このように、インテリアデザインに馴染んでいることが大切なのです。

12Vコンパクトクーラーの外観

ノーマルのインテリアとデザインが違うのが、エントランス側テーブルの上にある吊り下げ棚扉のスリット。カラーリングが統一され、インテリアデザインともうまく調和しています。おそらく、ここに何かが装備されているのだろう、と想像できることでしょう。

そのスペースは高さ20センチ程度しかありません。エリバツーリングはコンパクトなボディなので、吊り下げ棚のサイズもさほど大きくないのです。さらに、奥行きは最短部分で約30㎝しかないのです。

棚の内部のクーラー

扉を開けると、内部にクーラーが装備されていました。この室内機のサイズは高さ15cm、奥行き28cm、横幅68cm。RVランドの3つの12Vクーラーのなかで680というタイプになります。このコンパクトなスペースに収まっているのは驚きです。

このクーラーは室外機が別にあるので、配管などの処理が必要ですが、こちらもきれいに施工されていて、その存在が確認できません。温度調整などのコントローラーが別モニターになっていて、クーラーの右側に設置されています。もちろんリモコン対応。

設置の難しい軽キャンパーキャブコン「ポニト」にもインストール

軽キャンパーキャブコン「ポニト」

RVランドオリジナルキャンパーの軽キャンパーキャブコン「ポニト」にもクーラーを装着した展示車両がありました。高い断熱効果のあるポニトだからこそ、クーラーの効果はより感じられるはずです。キャブコンならではの快適性をコンパクトサイズで実現しました。

室外機を探してみましたが、見つけることができませんでした。軽キャンパーはコンパクトなボディサイズがメリットなので、室外機が見えているのもおかしいかもしれません。外観からは室内機と室外機が分離したクーラーが設置されているとは思えないでしょう。

軽キャンパーキャブコン「ポニト」の室内

室内に入ってみると、天井の高さがあるので軽自動車ベースであることを忘れてしまうぐらいの広さを感じます。また、横向きベンチシートがさらに室内の開放感を強めているようです。居住スペースには3面に窓が取り付けられ、断熱効果のあるアクリル二重窓が採用されていました。

この室内空間にクーラーが設置されているのですが、クーラーの存在感は薄いといっていいでしょう。軽キャンパーの場合、クーラーの存在感が大きく、室内空間を圧迫しているモデルもあります。快適性と引き換えにスペースを犠牲にしているのです。

軽キャンパーキャブコン「ポニト」に付けたクーラー

しかし、このポニトに取り付けられたクーラーは非常にコンパクトで、クーラーと気づかない人も多いのではないでしょうか。その室内機は右側後方に取り付けられていました。こちらは高さ22.5㎝╳奥行き17.2㎝╳横幅53㎝のモデル名530というタイプです。

横幅が最も小さいモデルで、上のエリバツーリングに取り付けられていた680が最も横幅大きいモデルになり、中間の630というモデルも存在します。530は本体正面に液晶画面が取り付けられていて、ミニマムにまとめられています。こちらもリモコン対応です。

キャンピングカーの用途に合わせて室外機も選べるクーラー

室外機

クーラーで一番気になるのが、その効き具合です。エアコンのカタログなどを見てみると、指標としての「kw」表示があります。「kw」に気づかなくても「冷房目安◯畳」という表記を見た人は多いと思います。例えば、冷房目安6畳であれば、冷却対応は約2.2kwとなります。

この数値は外気温35度、室内気温27度の時、室内からどの程度の熱を除去できるかの能力を数値化したものです。正直、分かりづらいですが、目安としての数値をして認識しておけば、クーラーの性能を比較することができます。

RVランドのコンパクトクーラーは冷却能力が2〜2.4kwもあります。これは冷却効果で6畳から8畳未満の空間を冷やすことができる数値です。家庭用クーラーとその数値はほとんど変わらないのです。最新の持ち運びできるクーラーは2kwに達しているモデルはほとんどないので、その冷却能力の高さが分かります。

コンプレッサー

冷却効果に幅があるのは、コンプレッサーと排気ファンの組み合わせが2種類あるからです。スタイルⅠという組み合わせであれば冷却能力が2〜2.2kw、スタイルⅡという組み合わせであれば冷却能力が2.2〜2.4kwになります。

今回の展示車両に取り付けられた室外機はそれぞれボディの下にありました。室外機は家庭用エアコンとは少し違っていて、コンプレッサーと排熱ファンの2つに分かれています。クーラーはエアコンガスをコンプレッサーで圧縮して液化、その液体を排熱ファンで冷やしてから減圧しています。そのそれぞれのコンプレッサーと排熱ファンを独立させることで設置の自由度を高めているようです。

排気ファン

各パーツが独立していることで、クルマの隙間を有効活用することができます。上の写真はポニトの車体下の様子です。排気ファンがしっかりと確認できますが、コンプレッサーはリア内側の限られたスペースへと追いやられているようです。このようなスペースに合わせて設置できるのが特徴といえるでしょう。対応電圧は12V以外にも24V仕様が設定されていて、大型キャブコンなどにも対応可能です。

インテリアのスペースに合わせて、3つのサイズから室内機を選んで、冷却能力に合わせて室外機をセレクトできるRVランドのコンパクトクーラー。室内の広さに合わせて冷却能力をセレクトすることもできるので、これまでになかったさまざまなアレンジを実現してくれるのではないでしょうか。

室外機スタイルⅠセレクト価格 16万5000円+工賃
室外機スタイルⅡセレクト価格 18万7000円+工賃
WRITER PROFILE
渡辺圭史
渡辺圭史(わたなべ・けいし)

1971年東京生まれ。アウトドア好きな編集者、そして、算数が好きだったライター。アウトドア用品メーカー、出版社を経て、キャンピングカー専門誌編集長に。現在はフリーとして、いろいろなメディアにて執筆中。アウトドアをキーワードに、より楽しいライフスタイルを求めてゆるりと奮闘中。最近気になっているワードは、旅、ミニマリスト、車中泊。趣味はコンパクトな旅とモノづくり。

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