観光名所「東京スカイツリー」を拠点にキャンピングカーのレンタルもできるNTBの新店舗がオープン

NEWS
, , ,

観光名所「東京スカイツリー」を拠点にキャンピングカーのレンタルもできるNTBの新店舗がオープン

キャンピングカーがいろいろな場所で見られるようになりました。レンタカーでキャンピングカーを扱う会社も増えて、より身近な存在になっているのではないでしょうか。

特に観光地ではレンタルキャンピングカーの需要も多く、北海道、沖縄などは多くの観光客が利用しています。観光地といえば、もちろん、東京も忘れてはいけません。

その東京の観光名所東京スカイツリーにキャンピングカーの拠点がオープンし、レンタルキャンピングカーがスタートしたようです。

この場所をオープンさせたのは、キャンピングカービルダー、日本特種ボディー。同社の新たなチャレンジがスタートしました。

10万人の来場者にキャンピングカーをアピール

日本特種ボディーの看板

スカイツリーに隣接する商業施設「ソラマチ」5Fのイーストヤードに日本特種ボディーのショールームがありました。

ショッピングモールの1店舗として存在していて、キャンピングカービルダーと気づく人は少ないかもしれません。

店内に掲げられたブランド看板を見てみると、日本特種ボディーがメインとなって、関連会社や協力会社が名を連ねています。

日本特種ボディーの東京スカイツリータウン・ソラマチショールーム

特徴的なのはエントランス部にある、キャンピングカーのモデルルーム!? キャンピングカーを知っている人であれば、見慣れた光景ですが、初めての人が見たら驚くかもしれません。実際に使われているパーツを使って、本物の質感を感じられるように仕上げられました。

1日の来場者10万人という人気のショッピングモールだけに、多くの人が訪れることを考えて、より親しみやすくキャンピングカーをアピールするためにディスプレイされているのです。

クルマを購入するというよりは、キャンピングカーを知ってもらうためのショップといえるかもしれません。

観光地の拠点でキャンピングカーをレンタルするメリット

日本特種ボディーのアイビス

新しく店舗をオープンさせた日本特種ボディーですが、新たにレンタル事業も始めたそうです。レンタルされるキャンピングカーは、レンタル専用車両のCRESTED ibis

キャンピングカーに初めて乗る人も多いので、運転のしやすさを追求して開発された車両です。装備の使い方が分からない人向けに、壊れにくい装備も採用されています。おかげで、誰もが扱いやすいキャンピングカーになっています。

アイビスの車内

インテリアはリア2段ベッド、対面対座のリビングスペース、大きなスペースを確保したバンクベッド、という組み合わせ。

テーブルは昇降タイプで、リビングスペースをベッド展開する時も、操作が簡単です。見ただけで使い方がわかるような、分かりやすい装備になっています。

その走りも素晴らしく、リアシートに座って移動してみましたが、不自然な揺れがないので、快適に過ごすことができました。横風の影響も少ないそうです。

このように、走行性能を高めることも、初心者の方が安心して運転できる必須要件。見た目だけでなく、性能も追求されているレンタル車両でした。

アイビスのアラウンドビューモニター

細かいポイントでは、撮影車両にアラウンドビューモニターまで付いていました。クルマの回りをしっかりと確認しながら、運転できるので、街中でも安心です。

特に駐車場に止める時など、スペースを上から見ながら運転できるのは楽。横のクルマとの間隔をしっかりと確認することができます。

また、フロントに取り付けられたカメラには、キャンピングカーの全高位置がラインで示されていて、高さの感覚がつかみやすくなっています。バンク部分を看板や枝などの出っ張りにぶつけることも軽減できるでしょう。

レンタカーは東京スカイツリー近くの大きな通りまで、スタッフがクルマを運転してくれるそうです。帰りも大通りで返却するので、狭い道を通ることはありません。

東京スカイツリー周辺の大通りからであれば、キャンピングカーの扱いに慣れていない人であっても、自分でコースを選んで、快適なキャンピングカー旅ができそうです。

防災スキルを高めて、家族を守ることができる環境を作る

防災グッズコーナー

ソラマチ5Fにある日本特種ボディーの店舗には、防災グッズがたくさん並んでいました。これはショップのコンセプト「自然に親しみ自然に備える」にちなんだアイテムたちです。

キャンピングカーなどを利用して、アウトドアに出て自然を楽しむ事とともに、自然に対しても対策を意識できるようにしよう、というものです。

LEDライトと防災フード

ポータブ電源やソーラーパネル、LEDライト、レトルトフードまでディスプレイされています。どれも、キャンピングカーで普通に利用しているものですが、見方を変えると防災グッズとしても役立つアイテムばかり。

ここにくれば、キャンピングカーを通して、防災も身近に感じられるのではないでしょうか。防災を意識することで、家族を守ることもできるようになる。そんな人を増やしたいともいいます。

防災トイレ

トイレなど、本格的な防災グッズも展示されていました。普段の生活では見ないようなアイテムなので、ちょっと見入ってしまいます。

大きなショッピングセンターですが、キャンピングカーがアイキャッチになって、たくさんの人が防災グッズを目にして、防災を意識するようになるかもしれません。その効果は大きそうです。

ソラマチにはいろいろなお店があるので、今後は他店とコラボレーションしたディスプレイも検討されているそうで、今後の店舗としての展開も楽しみです。

日本特種ボディーの店舗で気軽に楽しさを体験

EV車両

日本特種ボディーの店舗にはキャンピングカーインテリア、防災グッズがディスプレイされていましたが、こんなEV車両も並んでいました。もちろん購入もできます。

電気だけで動いて、2輪のスクータータイプは折り畳める仕様になっています。キャンピングカーの荷台にも収納できるサイズなので、旅先でちょっと足を伸ばしたい時に利用できそうです。

これまでは折り畳み自転車が主流でしたが、動力付きということで、行動範囲も広がり、新しいキャンピングカーの旅スタイルが生まれそうです。

電動キックボードの試乗

店内には試乗できるスペースまでありました。スタッフの方に声をかければ、試乗体験ができます。モーターで動くので、走っている時の動作音は静か。もちろん、排気ガスもありません。

実際に試乗してみると、パワフルな走りに驚きます。アクセルオンとともにスムーズに動き出し、ハイパワー出力にすると、強い加速まで感じるほどでした。

必要なエネルギーが電気のみであれば、ソーラーパネルで発電することもできるので、防災の観点からみても、EVのスクーターは利便性が高いかもしれません。

EVスクーター

日本特種ボディーのソラマチ店は、キャンピングカー、防災グッズ、EVスクーターなど、お店のコンセプト「自然に親しみ自然に備える」を体験できるショップになっていました。

ここにくれば、いろいろな側面から、自然を楽しめるようになりそうです。キャンピングカーに乗りたくなってしまったら、実車もあるので完璧です。

その立地から、電車で来て、ソラマチの食品店で食材を買って、レンタルキャンピングカーを楽しむということもできます。

全国に知れ渡った東京スカイツリーという観光スポットなので、キャンピングカーを見に来るついでに、東京観光をするのもいいでしょう。

ショップ側にとっても「観光など目的は自由に、気軽に来場していただける」と感じているそうです。この気軽さが、これまでになかった新しいキャンピングカーショップの形態といえるかもしれません。

WRITER PROFILE
渡辺圭史
渡辺圭史(わたなべ・けいし)

1971年東京生まれ。アウトドア好きな編集者、そして、算数が好きだったライター。アウトドア用品メーカー、出版社を経て、キャンピングカー専門誌編集長に。現在はフリーとして、いろいろなメディアにて執筆中。アウトドアをキーワードに、より楽しいライフスタイルを求めてゆるりと奮闘中。最近気になっているワードは、旅、ミニマリスト、車中泊。趣味はコンパクトな旅とモノづくり。

キャンピングカーライター一覧へ

NEWS
, , ,

日本特殊ボディー:新型サクラ 最新の安全性能 ソーラーパネル6枚の快適性
日本特殊ボディー:新型サクラ 最新の安全性能 ソーラーパネル6枚の快適性
レンタルキャンピングカーネット