クルマと遊びを融合した新しいイベント「アソモビ2021」が埼玉スーパーアリーナで開催

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当初は5月に開催予定だったイベントアソモビ2021(asomobi)が10月16日(土)〜17日(日)の日程で開催されました。会場はさいたまスーパーアリーナ。

会場となったコミュニティアリーナにはたくさんのクルマが並び、アウトドアなどのギアなども展示されていました。

このアソモビとは「アソビ × モビリティ」を体現した遊び心あるクルマやアソビギアを提案する日本最大のイベントだそうです。

クルマも遊びも大好きな私にとって、気になるイベント。そこで、このクルマと遊びが総合的に展示された新しいイベントに潜入してみました。

アウトドアからクルマまで総合的に遊びを創造するイベント

各ブースのディスプレイ

会場に入ると、クルマがたくさん並んでいましたが、各ブースのディスプレイが特徴的です。どのブースもちょっと遊びに来たような雰囲気が漂っているのです。まるでオートキャンプ場に来たような感覚になりました。

アウトドアグッズやライフスタイルに特化した商品

アウトドアグッズやライフスタイルに特化した商品もたくさんあります。各ブースがしっかりとコンセプトを持っているようで、トータルコーディネートされているので、自分好みのアイテムも見つけやすい展示です。

入手困難なガレージブランドまで出店していて、オリジナルアイテムに行列を作る光景もみられたほどです。

これまでのクルマやアウトドアのイベントとはちょっと違った感覚です。クルマと遊びの融合がしっかりと感じられました。

アンバサダー剛力彩芽さんにトイファクトリーのバーデンを貸与

アソモビ初のアンバサダーに就任した剛力彩芽さん

クルマで遊ぶことをコンセプトに、アソモビでは著名人のアンバサダーを選出することになりました。今回、アソモビ初のアンバサダーに就任したのは剛力彩芽さんです。遊びをクリエイトするイメージにぴったりなのではないでしょうか。

ステージではアソモビ2021実行委員長糀屋将太さんから目録と副賞の大きなキーが手渡されていました。

トイファクトリー「バーデン」

副賞はトイファクトリー「バーデン」の1年間貸与でした。バーデンはフラッグシップモデルとして、高いクオリティと遊びなどで使える機能性が人気のモデルです。

トイファクトリー「バーデン」ベッド

室内は上質な家具が組み込まれていて、ベッドもしっかりと設置されています。このクルマであれば、どこでもくつろげます。

剛力彩芽さんも仕事で車移動が多いので、現場の待ち時間などにバーデンを使ってみたいとコメントしていました。以前から「キャンピングカーがあったら……」とも考えていたそうです。

トイファクトリーといなべ市が包括連携

トイファクトリーのブース

アンバサダーの副賞を提供したトイファクトリーのブースも楽しそうでした。遊び方を提案してきた企業スタンスだからこそ、このアソモビのコンセプトとも親和性が高いことが分かります。

いなべ市日沖靖市長とトイファクトリー藤井昭文代表取締役

そして、そのトイファクトリーがタッグを組んだのがいなべ市でした。お互いが包括連携して、キャンピングカーの新しい使い方を提案するそうです。

いなべ市日沖靖市長(写真左)とトイファクトリー藤井昭文代表取締役(写真右)がその内容を説明してくれました。

両者の協力で、いなべ市にある遊休地を再整備してペットと過ごせるキャンプ場施設やまてらす-FUJIWARA OUTDOOR LIVING-オープンさせたそうです。

「やまてらす」はアウトドア体験できる場所としてだけでなく、防災にも役立つことも考えられていました。

トイファクトリーが設置協力したトレーラーを使って、普段はレジャー施設として、被災時は支援車として動かせることを目的にしているのです。

いなべ市のブース

いなべ市のブースではトイファクトリーの協力でスタートさせた「やまてらす」の紹介に加えて、新たにできるグランピング設備の紹介なども行われていました。

防災も考えながら、市が遊びを提案しているスタイルが新鮮です。同じようなコンセプトは各地でも広がっている様子でした。

軽トラックに搭載できるワーケーション用オフィス

こちらの妙高の旗が掲げられたブースには不思議なクルマが展示されています。これは新潟県妙高市とダイハツ工業、NTTドコモ、青山社中が協力して実証実験を行った車両でした。

軽トラックに搭載できるワーケーション用オフィスで、wifi環境などが整っているので、どんな場所でも仕事ができてしまうパッケージです。

例えば何もない草原に行って、写真のようにゲートを開ければ開放感あふれるオフィスの完成です。

軽トラックの荷台に載せられるというのがポイントで、地域に「あるもの」を活用する地域活性化プロジェクトの1つとして考えられ、その「あるもの」が軽トラックだったということです。

アウトドアのお客さんには新鮮なキャンピングカーブースもたくさん

JCTAのブース

災害時にクルマを活用する動きは、これまでにもありました。以前紹介した小菅村とJCTAの包括提携も同じように、いざというときにレンタルキャンピングカーが活用されるという内容です。

そのJCTAもしっかりとブース展開していました。小菅村の特産物が並べられ、遊びを提案する展示内容になっています。

EVキャンピングカー

ブースの前にはレンタルキャンピングカーでは唯一の存在となるEVキャンピングカーが展示されていました。

こちらも、来場者にとっては、EVとキャンピングカーの融合に興味津々の様子でした。

日本特種ボディのブース

もちろん一般的なキャンピングカーの展示も行われていました。アウトドアギアを見にきた人などにとっては新鮮な光景だったのではないでしょうか。

日本特種ボディーのブースでは、ホテルのようなインテリアの車内を見学して驚いている様子も。

キャンパー鹿児島のバンコン

キャンパー鹿児島のブースではバンコンに電子レンジや家庭用クーラーを搭載したモデルが展示されていて、コンパクトなボディに積み込まれた充実の家電が装備されていました。

クルマと遊びの融合をコンセプトに開催されたアソモビ。楽しい雰囲気で、クルマで遊びたくなるようなイベントでした。やってみたいと思ったスタイルを見つけられた人も多かったのではないでしょうか。

これからの行楽シーズン、ますます、クルマでお出かけしたくなってしまいました。

WRITER PROFILE
渡辺圭史
渡辺圭史(わたなべ・けいし)

1971年東京生まれ。アウトドア好きな編集者、そして、算数が好きだったライター。アウトドア用品メーカー、出版社を経て、キャンピングカー専門誌編集長に。現在はフリーとして、いろいろなメディアにて執筆中。アウトドアをキーワードに、より楽しいライフスタイルを求めてゆるりと奮闘中。最近気になっているワードは、旅、ミニマリスト、車中泊。趣味はコンパクトな旅とモノづくり。

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