災害が発生したらキャンピングカーが駆けつける!災害時協定をJCTAと小菅村が締結

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災害が発生したらキャンピングカーが駆けつける!災害時協定をJCTAと小菅村が締結

自然災害の被害をニュースで目にすることが多くなりました。ライフラインが絶たれ、被災者の生活は非常に困難な状況が続いています。

そんな時、キャンピングカーがあったら、不安が軽減するかもしれません。でも、救助体制を整える自治体がキャンピングカーを普段から保有しておくのは難しいのが現実です。

そこで、災害時にキャンピングカーのサポートを受けられる状態にしておけばいいのではないか、という考えが出てきました。

そんなことができるの?と疑問に思うかもしれませんが、今回、一般社団法人日本カーツーリズム推進協会(JCTA)山梨県小菅村が興味深い災害時協定を結びましたので、その内容に注目してみたいと思います。

東京ソラマチ®︎にキャンピングカーがやってきた

東京ソラマチ®︎キャンピングカー&アウトドアフェスタ

2021年7月3日〜4日の日程で東京ソラマチ®︎キャンピングカー&アウトドアフェスタが開催されました。場所は東京スカイツリーに隣接する商業施設の東京ソラマチ®︎。主催は日本カーツーリズム推進協会(JCTA)です。

キャンピングカーや車中泊車両の展示を通して、カーツーリズムを盛り上げるために開催されているイベントです。キャンピングカーなどに興味のない人もたくさん訪れる場所で開催することで、より多くの人に興味を持ってもらえるのではないでしょうか。

東京ソラマチ®︎キャンピングカー&アウトドアフェスタ屋内展示

会場は噴水のある広場と大型バスなどが停車する駐車場の2ヶ所。東京ソラマチ®︎に置かれたキャンピングカーは、たくさんの来場者に注目されていたようです。

初めてキャンピングカーを目にする人、興味を持っていた人など、キャンピングカーを目の当たりにして、興味深く室内を覗いたのが印象的でした。

小菅村と日本カーツーリズム推進協会がタッグを組む

小菅村舩木村長とJCTA川崎会長

この東京ソラマチ®︎キャンピングカー&アウトドアフェスタの会場で行われたのが、一般社団法人日本カーツーリズム推進協会(以後JCTA)と山梨県小菅村の災害時協定調印式でした。

ステージに上がったのは、JCTA代表の川﨑康一郎会長(写真右)と、山梨県小菅村の舩木直美村長(写真左)。小菅村は以前から地域の活動が活発で、充実した道の駅を整備したり、地域への企業誘致など、その活動が注目されていました。

小菅村で作られたビール

そんな特徴のある小菅村とJCTAが締結したのは災害時協定。小菅村の特産である木材を使った協定書にその内容が記されていました。

小菅村とJCTAの災害時協定

協定の中心となるのが、災害時にJCTAの協力でキャンピングカーなどの車両を貸し出すという内容です。もし、小菅村が被災した場合、キャンピングカーなどが支援に駆けつけてくれるのです。

災害発生時に電気、ガス(調理設備)、水道が整ったキャンピングカーがきてくれるのは、被災者にとってありがたい存在となることでしょう。災害が発生しなくても、その安心感は大きいのではないでしょうか。

また、その他にも、車両を使った広報活動などで両者が協力する内容も書かれていました。今後は小菅村でキャンピングカー宿泊体験など、イベントの開催も予定されているようです。

日頃からキャンピングカーなどの車中泊できるクルマの存在を知り、実際に楽しんでみることで、クルマを使ったレジャー、そして防災対策を身近に感じられることでしょう。

カーツーリズムを盛り上げるJCTAの活動とは

JCTA会長

JCTAはカーツーリズムを推奨するために、たくさんの企業が集まって生まれた団体です。会員の特徴として、旅行会社、車両メーカー、用品メーカー、車両レンタル会社 、メディアなど、多業種の企業が集まっていることが挙げられます。

そのJCTAがどのような活動をしているのか、JCTA代表の川﨑康一郎会長に聞いてみました。

「JCTAはキャンピングカーや一般車両を使ったアクティビティや旅を提案しています。特徴としては、積極的に自治体との協力を考えていることです。今回の協定もそうですが、自治体にキャンピングカーを利用してもらうなど、新しい使い方を探しながら活動しています。また、地方創生にも役立ててもらえるように、車両などのハード面ではなく、使い方のアイデアを提案するなど、ソフト面でのサポートにも努めています」

クルマを使ったアクティビティや旅を提案するにも、会員に旅行会社なども含まれていることは力強いですね。いろいろな企業同士が協力することで、カーツーリズムの新しい価値が生まれることにも期待できます。

キャンピングカーの展示

いろいろな企業の参加により、災害時にはJCTA会員ならではの視点も活かされていました。JCTAの藤野宇一郎副会長はこう話してくれました。

「私はもともとペットとの旅行をサポートする仕事をしていましたが、クルマとペットは切り離せない存在と思っています。例えば、被災時にペットと一緒に避難する人は、ほとんどがクルマの中にいるのが現状です。であれば、普段からペットとの避難を考えておいてもいいのではないかと感じています。自宅の駐車場などを使って、ペットと一緒に避難訓練をするなど、いろいろなことを提案できたらと考えています」

いろいろな利用が期待されるキャンピングカーたち

ペットと乗れるキャンピングカー

東京ソラマチ®︎キャンピングカー&アウトドアフェスタでは、いろいろな種類のクルマが展示されていました。ペットや災害にリンクしたクルマもありました。

ペット用のレンタルキャンピングカーを展示していたのはPet-RV。ペット専用のレンタルキャンピングカーを扱っている会社です。ペットと旅行するならクルマがかかせません。キャンピングカーに乗りたいと思っても、ペットが同乗できないクルマも多いので、ペット専用の車両を用意してくれているのはありがたいです。

ペットが乗車できるキャンピングカー車内

ペット専用ということで、シート生地などは強く、掃除しやすいタイプを採用しています。座敷スタイルでペットが車内を快適に歩き回れるようにもなっていました。

旅する車のバスコン

こちらは旅する車のレンタル車両。オリジナルのバスコンで、冷蔵庫などの充実した装備が整っています。広さも十分確保されているので、いろいろな用途に使えそうです。

民間復旧支援車両

側面に民間復旧支援車両のステッカーが付いていますが、旅する車では地元八王子市と提携して、災害時に復旧支援車両としてクルマを貸し出す事も考えられているといいます。

旅する車のバスコン車内

ペットとの旅を提案するPet-RV、自治体と独自で災害復旧支援車両の協定を結んだ旅する車など、JCTAの会員企業は活発な活動が目立ちます。これは、JCTA代表の川﨑康一郎会長の思い「会員企業みんなが元気でなければならない」という言葉を反映しているのかもしれません。

異なる業種の企業があつまったJCTAですが、お互いが協力することで、本来の事業も発展することを目的としているので、各企業がサポートしあえる関係を構築しているとも。

さらに、自治体も同様に、何かを実現するために活動している企業体としても見ていて、お互いに協力することで、発展できると考えているのです。

参加した誰もが活性化できる、そんな関係性が、新しいカーツーリズムを生んでくれるのかもしれません。

一般社団法人 日本カーツーリズム推進協会
事務局 東京都中央区日本橋小伝馬町2-5 メトロシティ小伝馬町9F
JCTAホームページ 
WRITER PROFILE
渡辺圭史
渡辺圭史(わたなべ・けいし)

1971年東京生まれ。アウトドア好きな編集者、そして、算数が好きだったライター。アウトドア用品メーカー、出版社を経て、キャンピングカー専門誌編集長に。現在はフリーとして、いろいろなメディアにて執筆中。アウトドアをキーワードに、より楽しいライフスタイルを求めてゆるりと奮闘中。最近気になっているワードは、旅、ミニマリスト、車中泊。趣味はコンパクトな旅とモノづくり。

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