富士スピードウェイで開催されたCAMP JAPAN in 富士スピードウェイ(2018年10月12~14日)に行ってきました。
目次
CAMP JAPAN主催者インタビュー
『CAMP JAPAN』とは?その生みの親でもある荒木さん(ナッツRV社長)にお話を伺いました。
ズバリ!CAMP JAPANとは?
【荒木社長】新しい遊びの提案と出逢いの場所の提供です。弊社は、カスタムカーから出発してから25年、キャンピングカーは普通の車ではない「楽しむためのツール」だと思っており、「見せる(魅せる)」「出逢う」「新しい遊び(それも人が集うからできる遊び)」を大切にしてきました。それが、『ナッツRVのキャンプ大会が日本一』と言われる所以ですが、それを日本全体レベルに広げ、高めたいと思っていました。なぜなら、日本は、キャンピングカーの先進国である欧米に比べて、車中泊に対するインフラ整備、文化が遅れている。
例えば、安全・安心・快適といえるキャンプ地が、日本では約300箇所に対して、米国は約11,000箇所、フランスも約11,000箇所。日本のアウトドアにしても、グッズは売れても行く所がないという残念な状況。産業の発展の為にも「造るだけ」「売るだけ」ではなく、文化が根付くことをやらなければならない。そこで、CAMP JAPANの「新しい遊びの提案と出逢いの場所の提供」なんです。
まずは、色んな会場・業界・企業とコラボし、キャンプ大会を中心に“新しい遊びの提案”と“出会いの場”を作っていく。それを全国的に広げ、繋げていこうと思っています。
CAMP JAPANが社会に与える影響は?期待する事は?
【荒木社長】多くの方に色々な新しい遊びをご提供できます。今回のCAMP JAPAN in 富士スピードウェイも、その発端は、富士スピードウェイ側の「もっと一般の方に今回のWECの様なモータースポーツの楽しみを知ってほしい」という想いと、我々の「もっと一般の方にキャンピングカーの新しい楽しみ方を知って欲しい」という想いが、見事に合致、「WEC(富士6時間耐久レース)+キャンピングカー」が実現しました。
富士スピードウェイも「レースだけを見に来てもらおう」という考えから、「富士スピードウェイに来てレースも楽しみながら色んなコンテンツも楽しんでもらいたい!」に変わってきました。今回のキャンプジャパンもレースとキャンプ大会の他に、サーキットコースをキャンピングカーで走る“パレードラン”に始まり、“漫才ステージ”や“ものまねライブ”“Eバイク試乗会”“サーキットサファリ”それから“プロレス”、最後は“花火大会”で締めました。同様に、色々な遊び、例えば、「フットパス」「ツールドフランス的な自転車競技」「ラグビーワールドカップやオリンピックなどのスポーツ」や、「ミュージックコンサート」「日本各地の祭りや花火大会」まで、黙っていては広がらないところまで、CAM JAPANで全く新しい遊びを提案する事ができると思います。
CAMP JAPANの未来予想図は?
【荒木社長】CAMP JAPANの新しい遊びの提案と出逢いの場所の提供は、地方創生も可能になります。現在、どんなに良いところでも人が来ないという悩みを抱えている地方が少なくありません。キャンピングカーは、弱体化しているローカル交通や、減少している宿泊施設を補う事が可能です。それに「新しい遊びの提案」がプラスされれば、新しい可能性が生まれます。現在、インバウンドの来日数約3000万人に対して、フランスは約8000万人、単なる商業イベントよりは、楽しんで喜んでもらえるイベント、CAMP JAPANの様なイベントが必要です。
また、色々な業界とのつながりも生まれてきます。アウトドアのホビー・レジャーなど、自然に出来るものではなく、意図的に創出しないとできない「新しい業界」が生まれる可能性があります。例えば、今回のレース観戦やペットイベントや宿泊を伴った自然学校とのコラボなどもそうでしょう。CAMP JAPANの未来に関しては、スタートしたばかりでお伝えできないことがまだまだ沢山あります。その中でも、来年は大阪や札幌で開催することが決定しておりますので今後にご期待ください。
なるほど、お話を伺っていてもワクワクしてきますね。それでは、早速、そのCAMP JAPANの様子をお知らせ致しましょう!
新しい遊びの提案とは?
まずは、初日の冒頭からインパクトのあるイベント「パレードラン」です。
これは、なんと!憧れ?のサーキットコースを自分のキャンピングカーで走ってしまうというもの!
前夜祭セレモニーでは、漫才ステージで笑かしてくれます。
“オフ会+お笑い=これも新しい遊び”の提案です。
メインの二日目も、色々な遊びがテンコ盛り!
初日には自分の愛車で走ったコースを、今度は観光バスに乗って・・
しかも!しかもですよ!レーシングカーが傍らを走りぬけるんです!
CAMP JAPANエリアに戻ると、オープニングセレモニーに始まり、これまた、新しい遊びやイベントが目白押しです。
更には、漫才ステージやトークショーなども・・・。
司会は、辻よしなりさん、ミヤマ☆仮面の娘さんも!カワイイっ!
無料シャトルバスで行けるFSWのイベントステージでは、関連イベントも行われていました。「森のプロレス」には、トークショーの鈴木選手も参戦していました。
こんな感じで、普通のオフ会だったら、体験出来ない様な新しい遊びが、ここかしこに、提案されていました。進化するCAMP JAPANの新しい遊びに今後にも期待です。
出逢いの場所の提供もCAMPJAPAN!
オフ会自体が出会いの場です。皆さん、それぞれ思い思いに楽しんでいます。
もちろん、自由気ままに個々に楽しむのも良いですが、CAMP JAPANでは、集って交流、出逢いの場も色々と提供していました。
この他、富士スピードウェイで開催という地の利を生かしたイベントなど・・・
これだけ、色々な楽しみ方、人との交流があるのは、CAMP JAPANならではですね。
WECを楽しむ!
今回の目玉と言えば、WEC(富士6時間耐久レース)でしょう!開催期間中に、予選から本戦まで、バッチリ楽しめてしまいます。これまでのWECは、車中泊したり、キャンプサイトでキャンプしたりという方が殆どでしたが、CAMP JAPANでは、キャンピングカーのオフ会として楽しめました。特に本戦スタートセレモニーは感動的でした。
これは、欧米では当たり前の「キャンピングカーでモータースポーツ観戦」が、CAMP JAPANで、いよいよ日本でも実現したと言っても過言ではありません。
今回は、キャンピングカーショーも同時開催!
今回のCAMP JAPANで特筆すべき点は、キャンピングカーショーの同時開催です。
キャンピングカーショーで「キャンピングカーって良いなあ」と思ったお客様が、すぐ隣に行くと、リアルにキャンピングカーでCAMP JAPANを楽しんでいる人たちがいるので、その想いが加速されたのではないでしょうか?もしかしたら、その勢いで契約された方もいたかもしれませんね。
今後が楽しみ、期待のCAMP JAPAN!
楽しかったCAMP JAPANの三日間もフィナーレイベントとなりました。
「新しい遊びの提案と出逢いの場所の提供」を十分に体感した三日間でした。でも、まだ満足してはいけません。荒木社長の「スタートしたばかりでお伝えできないことがまだまだ沢山あります。その中でも、来年は大阪や札幌で開催することが決定しておりますので今後にご期待ください」という言葉に、更にワクワクドキドキするのは私だけでしょうか?