キャンピングカーを購入する時、新車であれば、数ヶ月の納車期間が設定されています。現在、需要の高まりから、その期間も長くなってきて、注文してから1年以上かかるクルマもあるようです。
「そんなに待っていられない」という人も多いのですが、中古車であれば、比較的、すぐに乗り始めることができて、人気も高まっているのをご存じでしょうか。
数多くのキャンピングカーを展示していることで有名なRVランドでも、多数の中古車が展示されていて、いろいろなユーザーの需要に応えているといいます。
目次
「RVランドのキャンピングカー」としての品質を保つ
RVランドの本社は5000坪という広大な敷地があり、たくさんのキャンピングカーが並んでいます。
いろいろなキャンピングカーを同時に見比べられるので、自分のイメージするキャンピングカーを見つけやすいといえるでしょう。
キャンピングカーに興味があるけど、どんなクルマがあるのか分からない、という人にとっては最高の環境です。
そんな展示車両の一画に中古車両が展示されているのです。新車同様に自由に中を見学できるようになっていて、クルマをのぞいてみると、どのクルマも車内はピカピカ。
一般的なクルマの中古車販売店では、仕入れたクルマをそのまま展示していることもあるのですが、ここではすべてのクルマがハイクオリティに整備されているので驚きます。
「中古車であっても、RVランドのクルマとして自信を持って販売できるように整備・清掃をしています」とのことで、クルマを見れば、その管理がしっかりしているのが分かります。
上の写真のクルマは14年前のキャンピングカーですが、内外装ともにきれいで、今のクルマと比べても、見劣りすることがありません。
キャンピングカーの新車は納期期間が長くなっているので、中古車であればすぐに乗ることができるのがポイント。しかも、こんなにきれいな状態であるなら、キャンピングカーを買いたい人にとって、アドバンテージが大きいといえるでしょう。
大きな中古車キャブコンであっても、徹底した清掃でクオリティを高める
中古車であっても、前オーナーの生活感なども伝わりにくい、高いクオリティでクリーニングされています。このように、どのクルマもきれいに整備されているのは、その管理が素晴らしいからといえるでしょう。
RVランドの展示場へ行ったことのある人であれば知っているかもしれませんが、展示車両はいつもきれいな状態になっています。それを支えているのが、クリーニング専用のスタッフたちです。
展示車両の清掃、納車前清掃、そして、クルマを展示する前の清掃など、専門知識を活かして、キャンピングカーを再生しています。
展示されている車両はその場で清掃作業を行っていますが、中古車や納車前のクルマは1箇所に集められ、徹底的に作業が行われています。
たくさんの道具を駆使して、清掃しているので、クルマの前にはたくさんのクリーニングキットが並んでいます。
キャンピングカーの中古車は、普通のクルマと違って、車内で生活する時間が長いので、前オーナーの生活感が染み込んでいます。
その1つ1つをていねいに取り除いて、キャンピングカーとしてのクオリティを高めていく作業が続きます。
中古車の場合、シートまで取り外して作業をすることもあるそうです。場合によってはマットレスまで修理することがあるとか。
ちょっとした汚れなども、クルマを購入する人にとっては気になるものです。そんな気持ちを理解しているのかのように、細部までしっかりと手が加えられています。
例えば、上写真のように、オーニングのパーツ内部まで、専用の道具を使って、きれいに汚れを落としていました。
この様な細部の汚れがないというのも、使う人にとっては気持ちよさを感じることになります。
もちろん、中古車のクリーニングでは、汚れを落とすだけではありません。前オーナーが残した備品やタイルカーペット、シール類なども取り除きます。
新車当時に装着されていなかった必要のない備品などはすべて外され、キャンピングカー本来の姿に戻されていくのです。
クリーニングする場所に集められたクルマも1台ずつ管理されていて、そのクルマがどのような状態であるかを記した指示書がダッシュボードの上に置いてあります。
作業は同時進行で進められているので、クルマには清掃中の札がかけられ、誰が見てもすぐに作業中であることが確認できます。しっかりと除菌作業も行われていました。
清掃途中で壊れている個所や、取り付けの不安な場所などがあれば、クリーニングスタッフからメカニックに連絡がいくことも多いといいます。そして、メカニックが手を加えて装備品などの不具合を解決していくのです。
なぜそこまで徹底した清掃をするのか? それは「RVランドブランドのキャンピングカーを提供するため」です。そのことをすべてのスタッフが理解して、徹底しているようでした。
家具の多いキャブコンなどは整備期間も長くなりますが、家具、設備、クルマとしての機能性まで、徹底的にメンテナンスされて、ようやく展示車両として完成します。
上の写真も約14年前のキャブコンです。デザインなどは時代を感じるかもしれませんが、まるで新車のようなたたずまいです。
冷蔵庫や電気などもしっかりと修理され、時にはパーツの取り替えも行われます。必然的にコストが上がってしまいますが、次に乗るユーザーのことを考えたら、しっかりと修理しておくことがホスピタリティでもあるのです。
キャブコンなどで気になるトイレ・マルチルームもきれいでした。キャブコンに多いカセットトイレなどは設備としてトイレが固定されているので、汚れているからといって取り外すことも困難。でも、この状態であれば、新しいオーナーも気持ちよく利用できることでしょう。
古いキャンピングカーでは水回りの不具合も多いのですが、配管設備などもしっかりとメンテナンスされています。
RVランドのキャンピングカー中古車は、キャンピングカーを購入する人にとって、素晴らしいクルマがたくさん用意されているのがよく分かります。
RVランドにはどのように中古車のキャンピングカーが集まってくるのか
新車同様にたくさんの中古車キャンピンピングカーが並んでいますが、このクルマたちはどのようにして、展示場にやってくるのでしょうか。
キャンピングカーの中古車は、大きく分けると、販売店が仕入れや下取りなどで手に入れたクルマを販売する方法と、オーナーが販売をお願いする2種類があります。
このオーナーが販売をお願いすることを委託販売といって、厳密にいうと、オーナーが自分のクルマを手放すことなく、次の買い手を見つけることができることになります。
委託販売といっても、上で説明してきたように、RVランドの中古車として販売されるので、しっかりとメンテナンスすることに変わりはありません。
そこで、キャンピングカーを販売したいオーナーは委託販売手数料として、内外装のクリーニング料金、点検費用が必要になってきます。修理が発生するのであれば、実費も必要になってきます。
ある程度の費用がかかりますが、RVランドの中古車としてのクオリティまで引き上げてくれるので、キャンピングカーの価値は上がります。
クオリティを高めてキャンピングカーを次のオーナーにつなげる
キャンピングカーの需要が高まり、中古車であっても、すぐに売れてしまいます。準備が整い、ホームページに載せると数分で販売が決まってしまうクルマもある、といいます。
クルマの準備期間に、中古車を探している人がいて、うまくクルマとマッチングできれば、ホームページなどに掲載する前に販売が決まることもあるそうです。
最近では下取りなどを積極的に行っている販売店も出てきました。買取価格も高めに設定している場合もありますが、なかにはしっかりとメンテナンスをすることなく、そのまま転売する業者もあるので注意が必要です。
自分の大切にしてきたクルマであるからこそ、次のオーナーにも、自分たちが体験してきた同じような素晴らしい時間を過ごしてほしいものです。
そのためには、ある程度のクオリティを保ちながら、次のオーナーにキャンピングカーを手渡すのがベストな選択。RVランドの中古車販売はそんな思いを形にしているようです。
RVランドには、次のオーナーにも気持ちよくキャンピングカーを使ってもらえる最高の環境が整っていました。