
キャンピングカーの購入理由としてペットと一緒に旅をしたいというのは大きな動機になっています。キャンピングカーならペットと泊まれるホテルを探さなくてもOK!食事もペット同伴可能なレストランが近くに無いときは、車内で一緒に食べられるので旅の自由度が広がります。
トヨタのディーラーが作ったキャンパー アルトピアーノもペットとの旅を楽しむために購入する人がたくさんいます。そこで今回はキャンパー アルトピアーノでペットに優しい那須塩原方面を走ってみました。

目次
金曜日の夜出発はキャンピングカーの大きなメリット

キャンピングカーや車中泊車のメリットは、仕事が終わった日の夜から出かけられることです。金曜日の夜出発なら、土曜日の朝の渋滞を回避して1日を有効に使えます。
今回は夕方に神奈川を出発し、埼玉県児玉郡にあるかんなの湯へ向かいました。ここは温泉施設の利用者なら駐車場での車中泊が可能です。有料の電源付きスペースもあり、外部電源を使いたいときにも最適です。
レストランも併設されていますが、ペットを同伴できないので食事は車内で済ませました。食事のときもペットと一緒に車内で快適に過ごせるのはいいですね。

ペットと一緒に足尾銅山観光

翌日、那須へ向かう途中で日光へ立ち寄りました。日光にはいろいろな観光地がありますが、中でも小学校で習った覚えのある足尾銅山跡へ向かいます。江戸時代初期から昭和48年(1973年)まで銅の採掘を行なっていた足尾銅山。現在はペット同伴OKの観光施設として見学できます。トロッコ電車、当時の採掘現場を再現する動く人形や資料館など、洞窟探検気分で楽しめる場所でした。

※令和3年4月1日より、ペットの入場はできなくなりました。
ペットと乗れる那須ゴンドラ

日光を後にして、那須へ向かいます。目指すは那須連山を見渡せる絶景です。那須ゴンドラのあるマウントジーンズ那須は、冬はスキー場として営業、春のシーズンからは観光用としてゴンドラが動いており、ペットも別料金で利用可能です。山頂には広々としたドッグランがあり、山頂のカフェはペット同伴で入店出来ます。
一緒に行ったトイプードルは高齢で普段はあまり走りませんが、ここのドッグランは気に入ったようで元気に走り回っていました。




那須にはワンちゃんマークやペット可と書いた看板を出すカフェやレストランがたくさんあります。
お昼はペットと一緒に入れるお蕎麦屋さんで食べました。広い土間のような店内にはペット用の椅子が用意されており、店員さんもワンちゃんに話しかけてくれてとてもフレンドリーです。

温泉付きキャンプ場

夕食用の食材を購入した後、今夜宿泊する塩原グリーンビレッジへ向かいます。
ここは温泉が自慢で、源泉かけ流しの福の湯という日帰り温泉施設や宿泊者専用の野天の湯という露天風呂があります。さらに福の湯の隣にはペット専用温泉があるので、ペット連れには特にお勧めです。
夜冷え込んだとき、キャンプ場の横にある野天の湯は体を温めるのに最高です。



ペットにやさしいショッピングモール

翌朝は那須ガーデンアウトレットへ向かいました。ここもペットにやさしい施設です。店頭にペット入店可のマークが表示してあれば、ペットを抱っこして一緒に店内へ入れます。
ショッピングモールではペット連れの人たちをたくさん見かけます。ペットも快適に過ごせるテラス席で食事を済ませて帰路につきました。

キャンパー アルトピアーノここがマル
車内の熱気を取り除く窓用4連排気ファン

ワンちゃんは暑いのが苦手。窓に設置された4連排気ファンを動かしておけば駐車中でも車内の温度上昇をやわらげてくれます。とはいえ、車内でひとりにしないように、車外に出るときはペットも一緒に連れて行きましょう。
靴をはいたままで乗り降りOK

キャンパー アルトピアーノの車内は靴のまま上がることを前提に設計されているので、ペットと一緒だとさらにその良さを実感します。抱っこしたり、マナーバッグを持っていたり、雨が降ったときなど靴を脱ぐ煩わしさがありません。
ペットの足も洗えるシャワー付きシンク

せっかくのペットとの旅。ペットと外で思いっきり遊びたいですよね。泥んこになったペットの足はシンクのシャワーを伸ばせば車外で簡単に洗えます。
取り回しのいいサイズ

ペットと一緒に旅が出来るとなるといろいろな所へ行きたくなりますね。時には狭い田舎道も通るかもしれません。驚いたことに、キャンパー アルトピアーノはコンパクトカーの「アクア」よりも全長・全幅ともわずかに小さいんです。そのおかげで取り回しが良く、運転が得意でない方でも気軽に乗りまわせるサイズです。その割に車内のスペースは十分で、これ1台で普段使いも出来るのが魅力です。
想像以上に便利な両側スライドドア

キャンピングカーへのエントランスは左側だけというクルマが多いのですが、ベース車両の設計を変えていないキャンパー アルトピアーノは両側スライドドアになっています。これは、出入りが多いキャンピングカーでは想像以上に重宝します。
ペットと一緒に避難するシェルターとして自然災害時に活躍

昨今、大規模災害発生時のペット避難について話題になることが多くなっています。ペットを飼っている人がキャンピングカーを買う目的の1つに、災害時用シェルターとしての活用があります。なぜなら多くの避難所がペット同伴で入ることを禁止しているからです。また、ペットが同伴出来る避難所でもペットが吠えたりして、周りの人たちに迷惑を掛けないようにするために、キャンピングカーがペットと一緒に避難する場所として注目されています。
快適に楽しめるペットとのクルマ旅
今回旅をした那須方面はペットを同伴出来る施設が多く、ペット連れの人たちも快適に過ごせます。大型の施設でもペットの受け入れに配慮しているところが多く、安心感がありました。
走行距離は約700kmになりましたが、思ったほど疲れは感じませんでした。商用車ベースのクルマなのに、乗り心地にしなやかさを感じました。使用したクルマには細かい振動を吸収するボディダンパーがオプションで装備されており、それが効果を発揮していたようで、ペットとの旅を快適に楽しむことができました。
飼い主にとってペットとの旅が楽になるキャンピングカーですが、ペットにとっても移動と宿泊が同じ場所なので環境の変化が少なく、旅のストレスを軽くしてくれそうです。