キャンピングカーでの社員研修プログラムに注目

キャンピングカー活用法
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春は人の入れ替わりが多いシーズンです。会社では人事異動があり、しばらくすると、新しい社員も入ってきます。初めて会う人も多いことでしょう。また、初めて部下を持つ人もきっといるはずです。そこで注目されるのが、コミュニケーション能力。

企業であれば、社員研修などを行って、個人のポテンシャルを高める取り組みをしていると思います。その社員研修ですが、最近ではいろいろなプログラムがあるようです。アウトドアアクティビティなど、屋外へ飛び出した活動も増えてきました。

アウトドアフィールドを活用した研修で注目されるのが、キャンピングカーを利用したスタイルです。参加者自らがステアリングを握り、研修会場へと移動します。もちろん、宿泊はキャンピングカー。大人数であっても、人数に合わせて台数を準備すればOKです。

最近、キャンピングカーが人気ということもあって、キャンピングカーに乗ってみたいと感じる人も増えてきたようです。ちょっとした旅気分で、社員研修というのもいいのではないでしょうか。その効果も期待できること間違いありません。

自社所有していなくてもレンタルで借りられる

社員研修をキャンピングカーで行うことは、非常に魅力を感じることでしょう。でも、クルマを持っていないと、キャンピングカーのプログラムはできないのでは? と思ってしまいますよね。でも、ご安心ください。クルマがない会社でも、キャンピングカーを使った社員研修ができるのです。

その解決方法がレンタルキャンピングカーです。研修期間に合わせて、キャンピングカーをレンタルすればいいんです。レンタルを行っている会社は全国にあるので、会社の近くでクルマを借りてくるだけで、まったく新しい社員研修ができるようになるのです。

ミツウロコドライヴの社員研修に同行取材

ミツウロコドライヴのレンタルキャンピングカー

今回、ミツウロコドライヴが自社のレンタルキャンピングカーを使って、1泊2日の社員研修を行うというので、同行させてもらいました。ミツウロコドライヴはエネルギー産業の老舗ミツウロコグループホールディングスのグループ会社です。

ミツウロコドライヴはガソリンスタンドの経営などを行っていて、カークルという中古車販売ブランドを展開しています。その中でレンタカー事業を始めて、2019年にはキャンピングカーのレンタル事業に本格的参入。全国に9店舗を構えています。

社員研修も楽しく

キャンピングカーと社員研修

キャンピングカーを使った研修といっても、内容は一般の研修とそれほど変わりません。ただ、移動、宿泊がキャンピングカーで行われるため、朝、集合した時から研修がスタートしている点が、他の社員研修とはちょっと違った感覚かもしれません。

カークルの各店舗からキャンピングカーが集まって、待ち合わせ場所に集合したのが朝の10時。ボディに「CARCLE」の文字を掲げたクルマが10台集まっています。一日のスケジュールを確認して、安全運転の注意喚起。研修ではありますが、みなさん楽しそうです。

キャンピングカーには充実の設備が整っている

みんなで使う荷物は大きなクルマに載せて準備万端。食事も自分たちで作るので、旅館などに泊まるより、ちょっと荷物が増えてしまいます。でも、居住スペースの広さはさすがキャンピングカー。車内はパソコンを広げて、メールのチェックをするなど、余裕の空間が広がっています。

普段の生活を持ち運べるキャンピングカーだから、仕事をする環境もしっかりと整っているといっていいでしょう。クルマでの旅行が不慣れな人であっても、車内の生活設備が整っているので、バスや電車で移動するよりも、ストレスなく過ごせるかもしれません。

キャンピングカー社員研修の利点

キャンピングカー研修

キャンピングカーを利用する大きなポイントは、宿泊場所を心配することがないことです。宿泊をともなった社員研修では、宿泊場所の確保が難しいことがあります。大人数の宿を確保したり、突然の予約変更に対応するなど、準備をする人は大変。でも、キャンピングカーであれば問題なし。

カムロードベースなどの大きなキャブコンタイプだと、一般的に6名くらいは寝られるスペースがあります。なので、5台集まっただけで、30名の宿泊場所を確保できてしまうのです。宿泊施設が無い場所で研修したい、というわがままな要望にも応えられますよ。

リゾート施設「RVパークヘリテイジ美の山」で宿泊

キャンピングカーとRVパークヘリテイジ美の山

さて、実際の研修内容は、キャンピングカーの知識を高めたり、これからのレンタルキャンピングカーについて、課題などを話し合いました。各店舗からさまざまなタイプのクルマが集まったことで、普段馴染みのないクルマを間近に見られる貴重な体験でもありました。

宿泊場所となったのは埼玉県の秩父にあるRVパークヘリテイジ美の山。都心に近く、大自然が広がる場所です。標高も高く、運が良ければ雲海を望むことも。リゾート施設の一部がRVパークになっているので、会議室や温泉、レストランなど、施設も充実しています。敷地内にも宿泊施設はありましたが、今回はあえて、キャンピングカーで宿泊することにしました。もちろん、キャンピングカーで宿泊することの効果を狙ってのことです。

研修室での研修

キャンピングカーを利用した効果が見えてきた

キャンピングカーと焚火

夜はキャンピングカーサイトでBBQがスタート。実際にキャンピングカーを利用しながら、レジャーを楽しむことも研修です。クルマのことや設備についてなど、会話は夜遅くまで盛り上がっていました。すぐ近くにキャンピングカーがあるので、もし眠たくなったら、数歩でクルマの中に入るだけです。

キャンピングカーを利用したことで、自由度が増したのはもちろんですが、その空間で同じ時間を共有できたことは、参加者にとって大切な経験だったのではないでしょうか。限られた空間で一緒に移動し、一緒に宿泊する。いつも以上に密接な距離感で、団結力も高まったようです。

キャンピングカーで研修の夜

レンタルキャンピングカーで挑戦

キャンピングカーでの研修最終日

コスト面を見ても、一般的な研修施設での宿泊よりもレンタルキャンピングカーを利用した方がコストパフォーマンスが高くなりました。(表1)

表1 5人で2日間利用した場合の概算
キャンピングカーホテル
宿泊費(RVパーク利用料)4,000円✕1台12,000円✕5人
レンタカー 18,000円✕2日15,000円✕2日
食費4,000円✕5人なし※宿泊費に含まれる
合計60,000円90,000円

場所、時間、スケジュールを気にしない、自由な社員研修プログラムができること、キャンピングカーという独特の空間のおかげで、団結力が高まることなど、その利点はたくさんあげられます。

もし、そんなキャンピングカーを利用した社員研修をしたいのであれば、レンタルキャンピングカーを検討してみてはいかがですか。閑散期であればクルマも借りやすくなっています。ぜひ、自由で効果の高い社員研修を体験してみてください。

キャンピングカーで研修
レンタルキャンピングカー カークル 16号野田店
住所:千葉県野田市花井285-1
電話:047-199-3090
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WRITER PROFILE
渡辺圭史
渡辺圭史(わたなべ・けいし)

1971年東京生まれ。アウトドア好きな編集者、そして、算数が好きだったライター。アウトドア用品メーカー、出版社を経て、キャンピングカー専門誌編集長に。現在はフリーとして、いろいろなメディアにて執筆中。アウトドアをキーワードに、より楽しいライフスタイルを求めてゆるりと奮闘中。最近気になっているワードは、旅、ミニマリスト、車中泊。趣味はコンパクトな旅とモノづくり。

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