キャンピングカーならフェリーの旅をおすすめします

キャンピングカー活用法
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あえて時間をかけて移動するぜいたく

フェリーってあまり乗らないですよね。船が不得意などあると思いますが、時間がかかるのを気にする人もいるようです。でも、そんな時間をかけて旅をしてみるのもいいですよ。キャンピングカーに乗っているなら、フェリー旅を絶賛おすすめします!

フェリーを利用すれば、旅気分も盛り上がります。のんびりした雰囲気は船旅の醍醐味。船内は意外とくつろげるし、船だからこそできる交流なんてのもあります。また、いろんな船もあるので、同じ目的地でも航路を変えて楽しもというのもいいかもしれません。

そこで今回は、フェリーヘビーユーザーの私がフェリー旅の楽しさとアイデアをドーンと紹介します!

大洗発・苫小牧行き・夕方便

先日乗ったのが北海道行きのフェリーで関東の人がよく利用する、大洗発の苫小牧行きという航路。三井商船フェリー「さんふらわあ」です。発着時間で船の設備がちょっと違っていて、夕方便は豪華!です。

フェリーに乗る時、クルマのサイズで駐車スペースが変わってきます。今回はキャブコンということもあって、乗船は一番最後。そして大型トラックのゾーンに止めることになりました。クルマを止めたら、必要な荷物を持って船内に移動します。

さんふらわあの豪華な船内設備

フェリーに乗ったことのない人は、長い航路を心配するかもしれません。でも、最近の船は設備が整っています。キッズルームはもちろん、ドッグランもあるんですよ。わんちゃんとの旅行も安心してできるんです。フェリー会社によっても違いますが、ワンちゃんスペースは人と同じフロアにあることが多いので、あえてフェリーを選ぶユーザーもいるようです。

フェリーといえば相部屋というイメージがあるかもしれませんが、最近は個室も増えてきました。2段ベッドの個室であれば、プライバシーもしっかりと確保して、リラックスできます。もちろん喫煙所もありますし、大浴場なども整備されていますよ。私は割引などをつかって個室を予約しました。リポートを作成するからという理由でちょっとぜいたくしてみました。

今回乗船したフェリーには冷蔵コインろロッカーがありました。中をのぞくとなぜか水戸納豆が詰め込まれている! 大洗発ということでお土産でしょうか。のんびりとした旅にはこの冷蔵庫ロッカーというのが重宝しますね。

新潟発・小樽行き・昼便

さんふらわあの旅気分が冷めないうちに、今度は新潟から北海道に行くフェリーに乗ってきました。こちらは新日本海フェリー「らべんだあ」です。新潟まで高速道路で移動してから新潟港でフェリーに乗るので、関越道付近の人たちにとっては使い勝手のいい航路だと思います。

新潟からはバンコンで乗ったので、乗用車ゾーンに駐車できました。前回はキャブコン、今回はバンコン、なんで、そんなにクルマがあるのか!? というのは、実はお仕事だからです。レンタルのキャンピングカーを北海道に移動させていたんですね。

船内サービス充実の新日本海フェリー

新日本海フェリー「らべんだあ」も船内は豪華でした。トレーニングマシン、カラオケルームなどもありましたよ。こちらの船は入浴施設が充実してました。眺めのいい大きな窓が付いた展望露天風、さらに潮風を感じながら入る海上露天風呂まであるんです!(驚)。ロッカーには貴重品ロッカーなどが設置されていて、さんふらわあとはちょっと違った雰囲気でした。

船内では乗船したお客さんを飽きさせないためのイベントが開催されていました。ステージではビンゴ大会などを行って、乗船した人たちで盛り上がりました。フェリー会社のスタッフもホスピタリティのあふれる人で気持ちよく旅行ができます。

フェリーでの食事

フェリーは船内で食事できる設備が整っています。大洗発の時は市内のスーパーで食事を買って節約しました。フェリー埠頭近くにはコンビニなどもあるので、お弁当を持ち込むのもいいでしょう。

長距離のフェリー旅行では食事を2回取ることもあるので、節約した次の食事は船内のレストランで食事をするのも楽しいですよ。豪華なバイキングや地場産の料理など、いろいろなメニューが揃っています。船ごとの違いを食事で楽しむのもいいですね。

船内に持っていくべきグッズ

フェリーに何回も乗ってきた私がおすすめする「船内に持っていくべきグッズ」1つめはラフな服装です。結構、長時間なので、ゆったりとした服装でリラックスして過ごすことをおすすめします。私は乗船前に着替えて乗り込むことが多いですね。

2つめはサンダルです! 服装と同じようにリラックスできるようにしましょう。履物は意識があまりないですが、結構革靴でずっといる人もいたりして大変そうです。忘れたときは船内でスリッパの販売もあるのでご安心を。一度乗船すると車両に戻れないので、せっかく持っていったのに〜とならないように、クルマから持ち出すこともお忘れなく。

特別なフェリーの旅

フェリーの旅で一番楽しいのは、ちょっとした出合いがあることかもしれません。新幹線や飛行に乗っていても、お客さん同志が話をすることなんてありません。でも、フェリーだと結構あるんです。不思議ですよね。

今回の旅でも、ちょっと強面のおやじ様グループが寂しそうな私を混ぜてくれました。そしてつまみをごちそうになり、楽しい時間を過ごすことができたのです。フェリーは旅をさらに楽しませてくれます。まだ、体験していない人はぜひフェリーに挑戦してみましょう。

WRITER PROFILE
伊田喜太郎
伊田喜太郎(いだ・よしたろう)

1978年生まれ。キャンピングカーアドバイザー。幼少期より渓流釣りや山登り、スキーなどを父親に連れて行かれアウトドア人生が始まる。大学時代にバイクでテントや米を積み日本中を回る。子供が生まれたのを機にバンコンを衝動買いしそれ以降バンコン、バスコン、キャブコンと9台のキャンピングカーに乗り次ぎそれぞれの良さや悪さを熟知している。 子供たちを日本中連れまわし家族でキャンピングカーライフを満喫する傍ら現在はキャンピングカー専門店NEXTLIFEの代表としてキャンピングカーの販売やレンタル、RVパークなどを手掛ける。

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