高コスパを実感!実はキャンピングカーのレンタル料金が高くないことに気づいてしまった

キャンピングカー活用法
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次の旅行はキャンピングカーを使いたい!という時、手軽な方法として、レンタルキャンピングカーを利用する方法があります。近年は業者も増えて、いろいろなサービスを提供しているので、以前に比べてレンタルキャンピングカーも身近なモノになったようです。

でも、まだまだ、レンタルキャンピングカーについて不安を感じている人も多いのではないでしょうか。いざ、利用しようと思った時、どんなクルマがあるのか、料金は高くないのかなど、疑問に思うことも多いでしょう。

一般的なクルマのレンタルと比べて、違うポイントも多く、相場感もつかみにくいのが現状だと思います。そこで、今回はRVランドイオンモールつくば店でレンタルキャンピングカーについてのメリット・デメリットを教えてもらいました。

いろいろな車種から選べるレンタルキャンピングカー

RVランドつくばイオンモール店の加藤さん

今回、お話をうかがったのはRVランドイオンモールつくば店の加藤さん。レンタルキャンピングカーのメリットをていねいに説明してくれました。一般のレンタカーと比べて、キャンピングカーを利用した時との違いなど、興味を引くお話でした。

RVランドつくばイオンモール店の店内

RVランドイオンモールつくば店はイオンモールに併設されたショップで、広い駐車場の一角に店舗を構えています。お店の前にはたくさんのキャンピングカーが並んでいて、コンパクトなキャンピングカーを多数扱っているのが特徴です。

その店舗の前では、これから貸し出されようとしている車両の準備が忙しく行われていました。キャンピングカーのレンタルは、一般的なクルマのレンタルと違って、準備も大変そうです。清掃しなければいけない面積が広いし、クルマ以外にも客室となるスペースのメンテナンスも必要です。まるで、ホテルのチェックイン前の忙しさのような状況でした。

RVランドつくばイオンモール店のいろいろな車種

レンタルキャンピングカーが駐車されているスペースへ行ってみると、いろいろな車種が置いてあるのが分かります。小さなキャンピングカーから大きなモデルまで、幅広いラインアップ。この光景をみていると、旅に出たくなってしまいます。

キャンピングカーで旅をすればメリットもたくさん

夜のキャンピングカー

キャンピングカーでの旅はメリット盛りだくさんです。キャンピングカーは基本的に宿泊スペースがあるので、許可された場所であれば、どこでも宿泊OK!ホテルや旅館の予約は必要ありません。この宿泊の機能だけでも十分にメリットを感じられます。

ホテルや旅館に泊まる旅だと、予約を入れたり、予定が変更になったらキャンセルをしたり、何かと不便です。キャンピングカーであれば、そんなストレスも軽減してくれます。

さらに、目的地を自由に変更できるのも、大きなポイントといえるでしょう。予定ではもっと先に行く予定だったけど、途中で立ち寄りたい場所ができたから、今日はここまでにしよう、と予定を気軽に変更できるのです。この気軽さはキャンピングカー旅ならでは。

レンタル車両のコルドバンクス

このようなキャンピングカーの旅をするのであれば、しっかりと宿泊スペースが確保できて、リビングエリアでのんびりする時間も欲しいものです。そこで、一般的にイメージするのがこのようなキャブコンスタイルのキャンピングカーではないでしょうか。

国内モデルであれば、全長5m前後で、ベッドエリアとなるバンクスペースを確保しているモデルがメジャー。ファミリーで使うにはピッタリのサイズです。でも、今回はおじいちゃん、おばあちゃんも一緒に旅行へいきたい、となると、ちょっとサイズアップもしたくなります。とはいえ、キャンピングカーは高いので、その時の都合に合わせて、キャンピングカーを入れ替えるわけにはいきません。

レンタルキャンピングカーであれば理想のサイズをその都度チョイス

レンタル車両のランドサルーン

そこで登場するのが、レンタルキャンピングカーの存在。今、自分たちが使いたいキャンピングカーのサイズを選んで、クルマを選べるのです。それまでにキャンピングカー旅のメリットを感じていた人にとっては、サイズを変えてでもキャンピングカーに乗りたくなるのは必然ともいえるでしょう。

レンタル車両のランドサルーンの車内

上の写真はRVランドのバスコン、ランドサルーンです。マイクロバスサイズで室内も広々しています。これであれば、孫、夫婦、祖父母といった3世代で一緒に旅行に行くこともできるでしょう。

普段は駐車場の制限などで、大きなキャンピングカーに乗れない人にとっても、旅行の時ぐらい大きなキャンピングカーに乗りたいという人も多いはず。そこで、大人数で利用する時だけレンタルキャンピングカーを利用するというのもいいのではないでしょうか。

レンタル車両の輸入車モデル

レンタルキャンピングカーには輸入車モデルもあります。「一度乗ってみたかった」「かっこいいキャンピングカーでフェスイベントに行きたい」といったユーザーさんに人気のモデルで、普段はあまり目にすることない輸入車モデルを手軽に利用できるのもありがたい存在です。

輸入車モデルはどうしても車両価格も高いので、敬遠してしまうのですが、輸入車らしい快適性もあるので、手軽なレンタルキャンピングカーを利用して、その魅力を楽しむのもいいと思います。

国産キャンピングカーから輸入車キャンピングカーへの乗り換えを検討している人など、そのベース車両となる海外のクルマのポテンシャルをチェックする人もいるようです。

レンタルキャンピングカーのレンタル料金は高くない!

レギュラーシーズンの週末に2日間(土曜日10時〜日曜日18時)レンタルした場合
普通乗用車 キャンピングカー
モデル アルファードクラス コルドバンクスクラス
料金 48,400円 50,600円
割引料金 43,780円 45,540円

レンタルキャンピングカーの利便性を理解しても、どうしても躊躇してしまうのがレンタル料金かもしれません。金額だけをみてみると、高いイメージがあるレンタルキャンピングカーの料金体系ですが、改めて考察してみると、それほど違いがないことに気付きます。

RVランドの加藤さんに、モデルケースとしてクルマをレンタルした時の料金を試算してもらいました。それが上の図。料金体系はお店によって違いますが、普通乗用車は有名なレンタカーの料金表、キャンピングカーはRVランドの料金をベースにしています。

普通乗用車ではアルファードクラスを基準にしています。これは、乗れる人数や快適性を考えて、同程度のレベルにあるクルマを探した結果です。ベース車両の価格もキャンピングカーが圧倒的に高いことから、高級車であるアルファードをセレクトしています。

料金をみてみると、キャンピングカーの方が若干高くなっています。それでも、価格差はそれほど大きくないのが分かります。しかも、リピート割引、会員割引などを利用すれば、普通乗用車のレギュラー料金も安くなることも分かりました。

上で説明してきたキャンピングカーの恩恵を十分に享受しながら、旅できるクルマとしては、相当、メリットが高いと考えてもいいでしょう。さらに、宿泊場所のことを考えると、普通乗用車の場合、このレンタル料金以外に、ホテル代×乗車人数分のホテル代もかかることになるのです。

普通乗用車とキャンピングカーをレンタルした時のメリットとデメリット
普通乗用車 キャンピングカー
宿泊費用 高い 安い
ペット 一緒に旅行できない 一緒に旅行できる
連日利用 料金設定が一定 安い価格設定もある
室内空間 狭い 広い
ノンオペレートチャージ 安い 高い
走行距離制限 なし あり
設備面 簡単 難しい
運転 簡単 不安

普通乗用車とキャンピングカーのレンタルでのメリットとデメリットを表にしてみました。ペット利用などはレンタルキャンピングカーでも禁止しているモデルも多いのですが、少なからず、ペットと一緒に利用できるモデルがあることが最大のメリットです。一般的な普通乗用車のレンタカーではペットお断りがほとんどです。

ベースとなる車両価格が違うので、ノンオペレートチャージなどの金額が違うのは、レンタルキャンピングカーにとってデメリットと感じるかもしれません。しかし、車両価格1000万円以上のクルマもレンタルできることを考えると、その上質な空間を体験できるだけでも十分な価値があります。

スタッフの注意などをしっかりと聞いて、注意しておけば、ノンオペレートチャージが発生するような事故はほとんど起きませんので、それほど、気にすることもないかもしれません。

普段は体験できないニューモデルのキャンピングカーに乗る

レンタル車両のレジストロ・アウル

RVランドのレンタルキャンピングカーは、大体、2〜3年で入れ替えられるそうです。ということは、常に新しいクルマがレンタルされていることになります。実際に車内をみてみてもきれいなクルマばかりです。

この新車のようなキャンピングカーをレンタルして、キャンピングカー本来の楽しみ方を知るのは貴重な体験です。設備の機能性などを十分に感じることができるのではないでしょうか。なかには、新車購入の参考のためにレンタルされる方も多いというのも納得できます。

レンタル車両のレジストロ・アウルの車内

さらに、新しいキャンピングカーが揃っているということで、ちょっと気になっていたモデルを体験することもできます。凝ったデザインのモデルなど、YouTuberなどで気になっていたキャンピングカーでの旅体験なども、いい思い出となることでしょう。

レンタル車両のコルドバンクスの車内

キャンピングカーの車両価格は一般的なキャブコンモデルで1000万円近いのが現状です。普通乗用車だったら、相当の高級車レベルの価格帯です。そんなクルマをレンタルできることを考えたら、レンタルキャンピングカーの料金体系も納得できると思います。

さらに、宿泊、ペット、くつろぎの空間など、旅でのメリットもたくさん。総合的にみてみても高コスパを感じずにはいられません。ということは、他の人がこの事実に気づく前に、レンタルキャンピングカーをおもいっきり楽しまなければ!と思ってもらえたらうれしいです。

全国400店以上のレンタルキャンピングカー店を紹介しています。
レンタルキャンピングカーネット
WRITER PROFILE
渡辺圭史
渡辺圭史(わたなべ・けいし)

1971年東京生まれ。アウトドア好きな編集者、そして、算数が好きだったライター。アウトドア用品メーカー、出版社を経て、キャンピングカー専門誌編集長に。現在はフリーとして、いろいろなメディアにて執筆中。アウトドアをキーワードに、より楽しいライフスタイルを求めてゆるりと奮闘中。最近気になっているワードは、旅、ミニマリスト、車中泊。趣味はコンパクトな旅とモノづくり。

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