ウィネベーゴ・モーターホームの総本山「ニートRV」に潜入!

メーカー・販売店インタビュー
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ウィネベーゴ・モーターホームの総本山「ニートRV」に潜入!

アメリカ・アイオワ州で1958年に創設されたウィネベーゴ社は、アメリカンモーターホームの代名詞的な名門ビルダー。そのウィネベーゴ社製モーターホーム・トラベルトレーラーを正規代理店として長年取り扱ってきたのが、千葉県千葉市にあるニートRVだ。

30年近くに渡り、日本でアメリカンモーターホーム&トラベルトレーラーの販売を続けてきた同社。その歴史や様々な取り組みについて、ニートRVの猪俣慶喜氏にお話を伺った。

「アメリカ’s ナンバーワン」モーターホームビルダー

アメリカンモーターホーム専門のニートRV

1990年代初頭から大手商社がウィネベーゴを正規輸入していた事業を全く別の契約として受け継ぎ、世界に数か所しかないウィネベーゴ・インターナショナルディーラーの最古参として、同社のモーターホームやトラベルトレーラーを取り扱ってきたニートRV。30年近く1つのビルダーに特化してきた歴史と経験、ノウハウが同店の大きな強みだが、そもそもウィネベーゴにこだわり続けてきた理由とは?

「大手商社がウィネベーゴの正規ディーラーだったことが、ウィネベーゴというコーチビルダーの何よりの信頼の証です。1980年代後半に大手商社がモーターホーム事業をスタートした時、どのビルダーと取引をするか各社に対する詳細な調査が行われています。車両のクォリティーはもちろん、生産力やパーツ供給、サービス体制など、あらゆる側面から検討した結果として選ばれたのが、ウィネベーゴでした」(ニートRV猪俣慶喜さん)

また、ウィネベーゴ社自体も長年にわたるニートRVとの取引を通じて、様々な面をさらにブラッシュアップし続けてきたという。

「ウィネベーゴはもともとアメリカのトップビルダーですが、だからといって日本市場で100%通用するわけではない。こちらとしてもお付き合いの中で様々な提案や要望をウィネベーゴにぶつけてきました。そして、生産力と品質のバランスが取れたライン生産のスピードや職人のスキルアップなど、ウィネベーゴ社もこちらの要望に応えてクォリティコントロールに注力してきた。一朝一夕ではない歴史の積み重ねで、ビルダーとしての進化を続けてきたからこそ今があるわけです」(ニートRV猪俣慶喜さん)

クラシック・ウィネベーゴ
ニートRVのモータープールに駐車してあった、グッドコンディションのクラシック・ウィネベーゴ。オーナーの愛着が伝わってくる。
ニートRV 取締役 猪俣慶喜氏
(株)ニートRV 取締役 猪俣慶喜氏

ウィネベーゴに特化したことで可能になった充実のサービス体制

ニートRVのファクトリー

30年近くウィネベーゴに特化してきたのは、取り扱うモーターホームやトラベルトレーラーを1社に絞ることで構造を熟知し、あらゆるトラブルに対応できるサービス体制を整えるため。もちろん、国内ディーラーをむやみに増やすこともしない。ウィネベーゴの販売・サービスを一手に担うニートRVは、まさに日本におけるウィネベーゴ・モーターホームの総本山的な存在だ。

広大な敷地内には、クラスAなどの大型モーターホームを同時に数台入庫・作業できるファクトリースペースが確保されている。お客さんが輸入モーターホームライフを安心して楽しめるのは、同社が長年つちかってきた知識とノウハウ、技術力があってこそ。

日本初のモータープールで大型キャンピングカーを受け入れ

ニートRVのモータープール

ニートRVで特筆すべき点は、モーターホーム&トラベルトレーラーの新車・中古車販売やアフターサービスのみならず、ユーザーが安心してキャンピングカーライフを楽しめるためのインフラにいち早く注力してきたところだ。

例えば、ニートRVの敷地内に併設されたモータープール。モータープールとは、簡単に言うと、「自宅周辺に止められない大型キャンピングカーを保管できる月極駐車場」のこと。広大な敷地内には、約70台の大型モーターホームやトラベルトレーラーが止められている。

洗車設備や給水設備、ダンプステーションも備えられており、セキュリティも万全。オーナーがキャンピングカーを利用する際はモータープールでクルマを乗り換えて出発し、旅を終えて帰ってきたら次の旅に備えて洗車やダンプを済ませて、再びモータープールに愛車を保管しておく。保管場所に悩んでいる大型モーターホームユーザーにとって、モータープールはなくてはならない存在だ。

「輸入モーターホームを扱っているショップとして、ただクルマを売ってメンテナンスをするだけではなく、保管場所まで提供するのが義務だと考えました。そこで弊社が行政に働きかけてモータープールを実現させ、1995年に全国初のモーターホーム保管管理委託業務を開始。日本におけるモータープールの登録第1号となりました」(ニートRV猪俣慶喜さん)

モータープールに駐車するモーターホーム

直営キャンプ場で購入後の楽しみ方までサポート

宇筒原オートキャンプ場

保管場所のみならずキャンピングカーの遊び方までトータルで提案できるようにと、2006年には直営のオートキャンプ場宇筒原オートキャンプ場(千葉県大多喜町)も開設した。廃校を利用したどこか懐かしさを感じるキャンプ場内には、大型モーターホームにも対応する40Aの大容量AC電源付きの芝生サイトを完備。ニートRVでクルマを購入したユーザーはもちろん、国産キャンピングカーユーザーやテントキャンパーまで幅広い層のキャンパーに利用されている。

ここ数年「キャンピングカーのソフト面」に注力するビルダーが増えてきたが、今から13年前に、すでにこうした取り組みが行われていたとは驚きだ。車両販売やサービスといったハード面に加え、モータープールや直営キャンプ場といったソフト面にまで注力してきたことが、キャンピングカーという文化と誠実に向き合うニートRVの企業理念の表れと言えるだろう。

ニートRVが取り扱うウィネベーゴの代表モデル

ウィネベーゴ フューズ23F
ウィネベーゴ フューズ23F

スライドアウトルームを装備した、コンパクトなモーターホーム。クラスC(日本で言うキャブコン)にカテゴライズされたボディは、リアダブルタイヤ仕様のFRシャーシ・フォード トランジットがベースとなっており、柔らかな流線形状を効果的に取り入れたスタイリッシュなデザインで構成されている。3.2LディーゼルターボエンジンとリアダブルタイヤのFR駆動方式の組み合わせで、走りはパワフルかつスムーズ。最新ドライブサポートシステムが多数装備されているのも特筆すべき点だ。

ウィネベーゴ フューズ23Fの車内

アメリカン・トラディショナルをコンセプトにデザインされた落ち着きあるウッド基調のインテリアは、まさにザ・アメリカンモーターホームといった趣。スライドアウト機構で自走式とは思えないほど広大な空間が確保され、広々としたダイネット、本格的なキッチン、シャワー・トイレ付きバスルーム、ゆったりとしたスペースのベッドルームなど、快適に生活するために必要なあらゆる装備が集約されている。

ウィネベーゴ フューズ23Fのスライドアウト
ウィネベーゴ マイクロミニー フィフスホイール 2405RL
ウィネベーゴ マイクロミニー フィフスホイール 2405RL

中型ピックアップトラックで牽引可能な最新型のフィフスホイールトレーラー。フィフスホイールトレーラーの中ではコンパクトな部類に入るが、それでもボディは全長約8.3m×全幅2.1m×全高3.4mという堂々たるサイズ。アメリカンRVならではのスライドルームも完備されており、その車内はまるで高級ホテルのようだ。

ウィネベーゴ マイクロミニー フィフスホイール2405RLの車内

開放的なリビングルーム、スライドアウトルームを利用したダイネット、オーブン付3バーナーガスレンジやステンレス電子レンジ、178リッター2ドア冷蔵庫、ガス・電気温水器などを備えた本格的なキッチン、家と同様に使えるシャワー・トイレ付きのバスルーム、クイーンベッドを備えたベッドルーム……。広々とした住空間と快適装備を融合した車内に、アメリカントラベルトレーラーの魅力が存分に詰まっている。

マイクロミニー フィフスホイール
WRITER PROFILE
岩田一成
岩田一成(いわた・かずなり)

1971年東京生まれ。キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーフォトライター。日本大学芸術学部卒業後、8年の出版社勤務を経て、2003年に独立。ライター・エディターとして、自動車専門誌を中心に累計1000誌以上の雑誌・ムック製作に携わる。家族と行くキャンピングカーの旅をライフワークとしており、これまでに約1000泊以上のキャンプ・車中泊を経験。著書に『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』がある。

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