日本最大級の超高規格車中泊リゾート施設「RVパークVISON」に行ってきた!

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日本最大級の超高規格車中泊リゾート施設「RVパークVISON」に行ってきた!

RVパークは、「快適に安心して車中泊ができる場所」をコンセプトにした日本RV協会公認の車中泊専用施設。「ゆったりとした駐車スペース」「24時間利用可能なトイレ」「AC100V電源」「入浴施設が近隣にある」「ごみ処理が可能」など、車中泊の旅に特化した条件を満たしており、キャンピングカーオーナーや車中泊愛好家など、様々な層に活用されている。2024年12月末時点で、全国に設置されたRVパークの数は500か所以上!日本RV協会では、今後さらに道の駅やオートキャンプ場との連携を強めて、今年中に700か所を目標として施設数の増加を推進している。

全国各地に設置されたRVパークの中で、とくに注目を集めているのが、三重県多気町にある国内最大級の車中泊リゾート施設「RVパークVISON」だ。今年2月に同施設で宿泊してきた筆者が、その魅力を詳しく解説する。

ニーズで選べる3種類のサイト

RVパークVISON

RVパークVISONは、三重県多気町の商業リゾート施設VISON(ヴィソン)の敷地内でもっとも標高が高い、本草エリアの駐車場内に併設されている。このエリアは奥ヴィソンと呼ばれ、喧騒から離れた静かな環境で雄大な景色に囲まれながら車中泊を楽しめるのが魅力だ。伊勢志摩や熊野といった人気観光スポットへのアクセスもよく、施設内に温浴施設のほか、24時間利用可能なトイレ、ダンプステーション、AC電源設備、フリーWiFiも完備。車中泊施設としてはこれ以上ないほど充実した設備と、自然に恵まれた最高のロケーションで、安心・安全・快適に車中泊を楽しめる。

最大のポイントは、広大な敷地に設置された全60区画の車中泊サイト。「プライベートサイト」「オープンサイト」「フリーサイト」の3タイプが用意されており、利用者のニーズや車中泊スタイルに合わせて、好みのサイトを選べるのがうれしい。

プライベートサイト(19区画) 利用料金:1泊7000円~

RVパークVISON「プライベートサイト(19区画)」

筆者が利用したのは、RVパークVISONのメインサイトと言える全19区画の「プライベートサイト」。45平米のゆったりとした空間が木柵で仕切られていて、混雑しているハイシーズンでもプライバシーを確保しながらリラックスして過ごせる。

RVパークVISON「プライベートサイト(19区画)」奥行きが7m

石畳が敷かれた駐車区画は奥行きが7mあるので、全長約6mのハイラックストラキャンも余裕で駐車可能。バスコンや輸入モーターホームなどの大型キャンピングカーも、安心して利用できるゆとりのスペースだ。

RVパークVISON「プライベートサイト(19区画)」オーニング区画

駐車区画の隣りには、芝を敷き詰めたオーニング区画を完備。クルマの横にサイドオーニングを展開してテーブルやイスを設置すれば、車外でもリラックスして過ごせる。焚き火も可能なので、車中泊自体をレジャーとして楽しみたい人にピッタリだ。

RVパークVISON「プライベートサイト(19区画)」AC電源ボックス

各サイトには、2口コンセント&ブレーカー付きのAC電源ボックスを完備。20Aの大容量なので、エアコンや電子レンジなど消費電力の大きい家電も安心して使用できる。

オープンサイト(20区画) 利用料金:1泊4500円~

RVパークVISON「オープンサイト(20区画)」

木柵のない開放的なオープンサイトは、全20区画を用意。幅3.2m×奥行き7mの広々サイズで、区画内であればオーニングの展開やイスの設置、焚き火(区画後方スペースを活用)もOK。各サイトにAC電源(20A)も完備している。

フリーサイト(21区画) 利用料金:1泊3500円~

RVパークVISON「フリーサイト(21区画)」

全21区画のフリーサイトは、幅3m×奥行6m。AC電源はないので、「シンプルなスタイルでリーズナブルに車中泊したい」「観光拠点として利用したい」というユーザーに最適だ。2区画利用すればサイドオーニングやタープも展開できるが、焚き火は不可となる。

施設が充実した高規格RVパーク

TAKIBI-YA TAKIBI-YAの室内

敷地内にあるTAKIBI-YA(受付14:00~20:00)で、薪の購入や焚き火台のレンタルも可能。手ぶらで訪問しても、車中泊と焚き火をセットで楽しめる。

利用者専用のトイレ

RVパーク利用者専用のトイレも完備。隣接する入浴施設「本草湯」の営業時間内(6:00~24:00)は、施設内のトイレも利用できる。

炊事場

炊事場は、24時間利用可能。給水タンク用の蛇口で、高さのあるポリタンクの給水もラクに行える。温水も使用できるので、冬場の食器洗いも快適だ。

ゴミステーション・ダンプステーション

RVパーク専用トイレの裏手には、ゴミステーション・ダンプステーションを完備。ゴミを捨てる際は、別途処分料500円(45ℓ指定ゴミ袋1枚)が必要となる。

日帰り入浴施設「本草湯」

敷地内には、日帰り入浴施設本草湯が併設されている。RVパークからのアクセスは、徒歩2~3分。大浴場や露天風呂で季節ごとに変わる薬草湯を楽しめ、薪ストーブ・電気ストーブを設置した2階建てのサウナ小屋も完備する。

車中泊でVISONの魅力を満喫

日本最大級の商業リゾート施設「VISON(ヴィソン)」

車中泊をしながら、日本最大級の商業リゾート施設VISON(ヴィソン)の魅力を満喫できるのが、RVパークVISONの大きな魅力のひとつ。高台の本草エリアとメインエリアはエスカレーターでつながっているので、RVパークから気軽に遊びに行ってグルメやショッピングを楽しめる。

日本最大級の産直市場「マルシェ ヴィソン」外観 日本最大級の産直市場「マルシェ ヴィソン」 日本最大級の産直市場「マルシェ ヴィソン」の商品

9つのエリアに分かれた東京ドーム24個分の敷地には、紀伊半島の海の幸・山の幸を味わえる日本最大級の産直市場マルシェ ヴィソンをはじめ、グルメ・体験・温浴・宿泊などの約70店舗が軒を連ねている。RVパークで快適に車中泊をして、1日では遊びきれないほど広大な「VISON」の魅力を楽しみつくそう!

【TOPIC】

商業リゾート施設VISONを運営する「ヴィソン多気」、三重県に本社を持つキャンピングカーメーカー「ダイレクトカーズ」の地域災害協定 地域災害協定 3月10日、本記事で紹介した「RVパークVISON」、商業リゾート施設VISONを運営する「ヴィソン多気」、三重県に本社を持つキャンピングカーメーカー「ダイレクトカーズ」の3社が、三重県多気町と「地域災害協定」を締結した。締結式には、多気町の久保行央町長、RVパークVISON佐藤隆代表、ダイレクトカーズ百田雅人代表、ヴィソン多気立花哲也代表が参加。協定の締結により、大規模災害時にRVパークVISONとヴィソン多気は車中泊施設や駐車場、温浴施設の提供、ダイレクトカーズはキャンピングカーの提供を行い、迅速かつ効果的な災害対応の実現を目指す。

RVパーク VISON

三重県多気郡多気町ヴィソン672番1本草1
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WRITER PROFILE
岩田一成
岩田一成(いわた・かずなり)

1971年東京生まれ。キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーフォトライター。日本大学芸術学部卒業後、8年の出版社勤務を経て、2003年に独立。ライター・エディターとして、自動車専門誌を中心に累計1000誌以上の雑誌・ムック製作に携わる。家族と行くキャンピングカーの旅をライフワークとしており、これまでに約1000泊以上のキャンプ・車中泊を経験。著書に『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』がある。

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