コロナ禍でも役立つ優位性! 進化した「新型コルドリーブス」が待望のデビュー!

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コロナ禍でも役立つ優位性! 進化した「新型コルドリーブス」が待望のデビュー!

「コルドバンクス」「コルドリーブス」「コルドランディ」の3車種からなるコルドシリーズは、ユーザーの使い方を考慮してそれぞれに特徴のあるレイアウトを採用した、バンテック製キャブコンの人気モデルだ。

昨年2月にコルドバンクスのニューモデルがデビューしたのに続き、2021年にはコルドリーブスが大きな進化を遂げて、新しく生まれ変わった。コロナ禍においても、家族と一緒に3密を避けながら旅を楽しめ、テレワークの拠点としても活用できるのが、キャンピングカーのメリット。

「コロナ禍だからこそ、大切な人との絆を深めるツールとして活用してほしい」

進化した新型コルドリーブスには、ビルダーのそんな思いが込められている。

今回は、コルドリーブスの魅力や特徴を振り返りながら、ニューモデルの変更点について詳しく解説する。

5×2キャブコン「コルドリーブス」の特徴

新型コルドリーブスのリア外装

コルドリーブスのボディサイズは、日本の道路事情に合った「5×2mサイズ」。キャンピングカー初心者や女性ドライバーでも運転しやすく、走る道や駐車場に困ることもない。機動性と居住性のバランスに優れたサイズ感が、コルドシリーズ共通のこだわりだ。

新型コルドリーブスのダイネット

リアエントランスの室内レイアウトを採用することで、広々としたダイネットスペースを実現しているのが、コルドリーブスの大きな特徴。大型のテーブルを囲むように対面シートとL字ソファを配置して、大勢で食事や団らんができる開放的な空間をつくり上げている。

新型コルドリーブスのエントランス

コルドリーブスのアイデンティティと言えるのが、エントランスからキッチンにかけて採用されたFRP製の防水フロア。角には水抜き用の穴が配置され、汚れたらフロアを水で洗い流せばOK! 土間のように靴を履いたままあがることができ、汚れ物や濡れ物を置いても気にならないので、キャンピングカーをアウトドアでラフに使いたい人にも最適だ。

新型コルドリーブスのマルチルーム

エントランスフロアと同様にマルチルームにもFRPの防水フロアが採用されており、スキーやスノーボードのウエアやブーツなども濡れたままで収納できる。もちろん、エントランスフロアと同様に汚れたら水洗い可能だ。

新型コルドリーブスのバンクベッド

セパレートタイプの折り畳み式バンクベッドは、1975mmの十分な奥行きを確保。センターマットを組み合わせれば、大人3人でも就寝できるゆとりのベッドスペースになる。新型では、左右にスマホやタブレットの充電に便利なUSBコンセントとスポットライト、小物の収納に役立つマガジンポケットが新たに追加され、より利便性が向上している。

新型コルドリーブスのエアコン

サマーシーズンのクルマ旅に必須の家庭用エアコンも標準装備。エアコン以外にFFヒーターも標準装備され、季節を問わず快適に過ごせる。

ニューモデルへの変更ポイント

変更ポイント① カウンターキッチンレイアウトの採用

新型コルドリーブスのキッチン

新型コルドリーブスの最大の変更点は、キッチンのレイアウト。前モデルではリアエンドにキッチンが配置されていたが、新型ではエントランスを入って左手のカウンターキッチンに変更された。キッチン~リビング間のコミュニケーションがとりやすく、食事タイムはもちろん、調理中も大切な家族や仲間と楽しく過ごせるのがメリットだ。

新型コルドリーブスの後方スペース

変更ポイント② リアにトランクスペースを確保

新型コルドリーブスのトランク

リアキッチンからカウンターキッチンにレイアウトを変更したことで、リアエンドに大きなトランクスペースを確保することが可能となった。リアのバゲッジドアから荷物の積み下ろしが容易にできるほか、内部の扉を開ければ室内側からもトランクスペースにアクセスできる。

変更ポイント③ エントランスフロアのバリアフリー化

バリアフリー化したフロア

コルドリーブスのFRP防水エントランスフロアは、もともと室内から一段下がった独立空間となっていたが、新型ではリビングフロアとエントランスフロアの段差を極限まで減らして、お年寄りや小さな子供にも優しいバリアフリー化を実現。それにより、エントランス~キッチン~リビングの一体感も大幅にアップした。

変更ポイント④ 高級感あふれる新型エントランスドア

新型コルドリーブスのエントランスドア

エントランスドアはコルドバンクスと同様のニューデザインに変更され、エレガントな印象をグレードアップしている。ドアの内側には小物の収納に便利なポケット、窓の部分にはシェードを完備。エントランス開口部の左手には引き出し式の網戸も装備され、夏場のキャンプやクルマ旅でも虫の侵入を防ぎながら外気を取り込むことができる。

新型コルドリーブスの引き出し式の網戸

変更ポイント⑤ マルチルーム外部ドア&エアコン室外機ダクトの大型化

新型コルドリーブスの改良されたエアコンダクト

車外からマルチルームにアクセスするバゲッジドアの大型化で、大きな荷物の出し入れがより容易に行えるようになった。家庭用エアコンの室外機は搭載位置が変更され、同時にダクトの開口部を拡大。室外機の排熱性を向上させることで、エアコンの効率を高めることに成功している。

車外からのマルチルームへのアクセス

変更ポイント⑥ 外部ゴミ箱を標準装備

新型コルドリーブスのゴミ箱スペース

燃料タンクの前方には、ジルシリーズでおなじみの外部ゴミ箱を設置。防水仕様のFRP製なので、生ごみや臭いの出るごみなどを入れるスペースとして便利に活用できる。

変更ポイント⑦ スタイリッシュなエクステリアデザイン

新型コルドリーブスのエクステリアデザイン

リアバンパーやテールランプ回りはコルドバンクスと同様の意匠に一新され、スタイリッシュなイメージをグレードアップ。

新型コルドリーブスのリアビュー

ホワイト基調のシンプルなボディは、「仲間と過ごす優しい時間」を意識した柔らかいラインで構成されているのがポイントだ。

WRITER PROFILE
岩田一成
岩田一成(いわた・かずなり)

1971年東京生まれ。キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーフォトライター。日本大学芸術学部卒業後、8年の出版社勤務を経て、2003年に独立。ライター・エディターとして、自動車専門誌を中心に累計1000誌以上の雑誌・ムック製作に携わる。家族と行くキャンピングカーの旅をライフワークとしており、これまでに約1000泊以上のキャンプ・車中泊を経験。著書に『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』がある。

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