広島電鉄×レクビィのコラボで実現した“広電5100形仕様”のキャンピングカー「プラスMR5100」!

キャンピングカー紹介
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広島電鉄×レクビィのコラボで実現した“広電5100形仕様”のキャンピングカー「プラスMR5100」!

愛知県瀬戸市に本社を構えるレクビィは、今年で創業38年を迎える老舗バンコンビルダー。長年のノウハウを注ぎ込んだ使い勝手抜群の正統派バンコンはもちろん、海外発信の最先端アウトドアスタイルを取り入れた「ホビクル・オーバーランダー」、広島東洋カープ公認車両 「ホビクル・カープ仕様車」など、様々な取り組みによって“バンコンの可能性”を追求してきた。

そして、今年4月に同社が新たなチャレンジとして世に送り出したのが、広島電鉄監修のスペシャルバンコン「プラスMR5100」。本格派の鉄道ファンをもうならせる、“鉄道×キャンピングカー”のエポックメイキングなコラボモデルだ。

広島電鉄監修のスペシャルバンコン

レクビィのプラスMR5100ロゴ

プラスMR5100は、昨年9月に発表された限定車「ホビクル・カープ仕様車」に続く、広島ご当地コラボモデルの第2弾。開発の根底には、「レクビィ福山工場で生産した車両を地元で販売して、広島にキャンピングカー文化を根付かせたい」という、レクビィの熱い思いが込められている。

今回コラボ相手として白羽の矢が立ったのは、長年“広電”の愛称で市民の足として親しまれてきた広島電鉄だ。

今年で創業110年を迎える同社にコラボの提案を持ち掛けたところ、先方も大乗り気で“広電仕様バンコン製作プロジェクト”がスタート! 「最新型の車両ではなく、もっとも広島市民になじみ深い車両がいいのでは」という広電サイドの提案で、モチーフは1番多く運行されている広電の5100形とした。

MR5100の車内

ベースとなったモデルは、日常からレジャーまでマルチに使えるサイズ感が特徴のプラスMR。2人旅に特化したシンプルな横向きシートレイアウトが、“電車×キャンピングカー”の異色コラボにピッタリはまる。

車両は、広島電鉄から5100形で実際に使用されている部材の提供やアドバイスを受けつつ、レクビィ福山工場の熟練職人によって製作された。まさに“メイド・イン・広島”のスペシャル仕様だ。

“広電仕様”4つのPOINT

POINT1 5100形に使用されている“本物”のシート素材

MR5100のシート素材

プラスMR5100の最大のポイントは、シートやベッドマットのファブリックに広電の5100形で実際に使われている“本物”の素材を採用したことだ。鮮やかなグリーンにモミジの絵柄をあしらったデザインは、まさに広島市民が長年親しんできた5100形そのもの!

電車に使用されている素材だけあって、長年の使用に耐える高耐久性はもちろん、肌触りや質感など、あらゆる面において優れた性能を有している。経年による毛羽立ちも少なく、芯まで染色されていることで、鮮やかな見た目が長期間続くのもポイント。特殊な高性能素材のため、コストは国産最高峰レザーよりも高額になるという。

シート生地によるクッション

より“本物らしさ”を演出するため、シートの硬さも広電の5100形と同様に設計されている。就寝時や休憩時に役立つクッションのカバーにも、シート同様のファブリックを使用。そのこだわりと完成度の高さに、監修の広島電鉄スタッフも「キャンピングカーでここまで再現できるのか!」と驚いたそうだ。

これだけ質感の高いシートだと、思わず「横になりたい」と思うのが人情だが、もちろん電車でそれはご法度。しかし、キャンピングカーなら広電5100形に乗っている気分を味わいながら、いつでも横になることができる。これも、広電になじみのある広島市民や鉄道ファンにとっては、たまらない魅力と言えるだろう。

POINT2 電車感を高める「路線図」も完備

MR5100にある路線図

スライドドアをオープンすると、正面上部に路線図がセットされている。もちろんこれも、広島電鉄から提供してもらった正真正銘のホンモノ。ウッドのフレームとアクリルパネルでシンプルにコーディネートした路線図が、車内の“電車感”を大きくグレードアップしている。

プラスMR5100の家具

ベース車の「プラスMR」をはじめとするレクビィ製バンコンでは、収納庫の扉などに「網代仕立て」を採用するのがスタンダートだが、プラスMR5100では全体のバランスを考えて、あえてシンプルなウッド調でフィニッシュしている。

POINT3 遊び心あふれる本物の「吊り手」

プラスMR5100の吊り手

サイド上部のハンガーパイプにセットされた吊り手も、広島電鉄で実際に使用されている “本物”だ。キャンピングカーの実用性には直接関係しないパーツだが、こうした遊び心に満ちたギミックこそが“広電仕様バンコン”ならではのアイデンティティ。5100形のモミジ柄ファブリックを採用した横向きシートや、天井際に飾られた路線図との相乗効果で、広電5100形の車内イメージを忠実に再現している。

POINT4 5100形モチーフの外装デザイン

MR5100もモミジ柄

ボディサイドにはパステルグリーンとイエロー、フェイスにはグレーのカッティングデザインを施し、ヘッドライト上部とサイド部分には周囲にモミジをあしらったプラスMR5100の車名ロゴをコーディネートしている。

広島電鉄5100形をモチーフにしたスペシャルな外観デザインだが、このデコレーションはデモカーだけのワンオフ仕様。市販モデルには、パステルグリーン・イエロー・グレーを基調とした、よりシンプルなデザインのオリジナルデカールが用意される。

実車を見たい人は「+ONEDER吉島」へ

+ONEDER吉島のプラスMR5100

今回紹介した広島電鉄×レクビィのコラボモデルプラスMR5100は、広島トヨペット+ONEDER吉島(プラスワンダーヨシジマ)の専売モデルとなる。車両はショールームに常時展示されているので、実際にその佇まいを見て、広電仕様のシート素材に触れてみれば、鉄道ファンならずともワクワクした気分を味わえるはずだ。

老舗の看板にあぐらをかくことなく、様々なチャレンジで“バンコンの可能性”を模索し続けるレクビィ。今後もその動向から目が離せない。

WRITER PROFILE
岩田一成
岩田一成(いわた・かずなり)

1971年東京生まれ。キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーフォトライター。日本大学芸術学部卒業後、8年の出版社勤務を経て、2003年に独立。ライター・エディターとして、自動車専門誌を中心に累計1000誌以上の雑誌・ムック製作に携わる。家族と行くキャンピングカーの旅をライフワークとしており、これまでに約1000泊以上のキャンプ・車中泊を経験。著書に『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』がある。

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