普段使いから車中泊までマルチにこなせるミニバンキャンパー「セレナP-SV」

キャンピングカー紹介
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普段使いから車中泊までマルチにこなせるミニバンキャンパー「セレナP-SV」

東京都世田谷区にある日産ピーズフィールドクラフトは、1994年に創業したキャンピングカービルダー。日産プリンス東京販売の直営店として、NV350キャラバン、NV200、セレナなどの日産車をベースに、オリジナリティあふれるキャンピングカーを製作・販売している。

そんな同社のラインナップの中から、今回紹介するのはセレナP-SV。ファミリー層に人気のミニバン・セレナをベースに、ポップアップルーフ架装でカジュアルな車中泊仕様にアップグレードした1台だ。

セレナP-SVの魅力とは?

日産ピーズフィールドクラフトのセレナP-SV

モデル名に「ポップルーフ・スリーピングバージョン」の頭文字を冠した「セレナP-SV」は、その名の通りポップアップルーフ仕様のミニバンキャンパー。架装はあえてシンプルに抑え、ベース車本来の魅力をそのまま活かす。そのあたりの絶妙なさじ加減は、日産ディーラー直営店の面目躍如といったところだ。

ポップアップルーフ以外に大がかりな架装が施されていないため、セレナの優れた使い勝手や走行性能、安全性能をそのまま享受できるのが、最大のポイント。ハイウェイスターベースの場合は3ナンバーとなるが、基本は5ナンバーサイズミニバンなので、取り回し性に優れ、どんな場所でもスイスイ走れて駐車場に困ることもない

スタイリッシュな外観デザインで、買い物から通勤、子供の送迎まで、ファーストカーとして普通に使用でき、全高制限付きの自走式立体駐車場への入庫も可能。それでいて、いざポップアップルーフをオープンすれば、大人が車内で立てる広大な空間に早変わりする。

普段はファーストカーとして便利に乗り回し、休日はレジャーカーとしてキャンプや車中泊を楽しむ。そんなマルチな使い方ができるのが、セレナP-SVの最大の魅力だ。

ディーラーで買えるキャンピングカー

ディーラーで買えるキャンピングカーセレナP-SV

日産プリンス東京販売の直営店でキャンピングカーを購入できることも、ユーザーにとって大きな魅力のひとつだ。日産ピーズフィールドクラフトでの直販はもちろん、日産販売店ネットワークを活用して全国の日産ディーラーでも購入が可能。メンテナンスや車検も最寄りの日産ディーラーで対応してくれるので、キャンピングカー初心者でも非常に安心感が高い。

ディーラーで普通車を購入するのとまったく同じ感覚で、キャンピングカーを購入できる。それも、日産ピーズフィールドクラフトの大きなアドバンテージだ。

ベース車セレナの魅力

1.使い勝手抜群の室内空間

セレナP-SVは架装がシンプルなだけに、その魅力の大部分をベース車両に依存する。使い勝手抜群のサイズ感、大人数が乗れて荷物もたくさん積めるミニバンならではの利便性、スタイリッシュなエクステリアデザイン……。セレナのクルマとしての魅力は、多岐にわたる。

セレナP-SVのセカンドシート

シートレイアウトは、フロント2名、セカンド3名(e-POWERは2名)、サード3名がけの3列シート8名乗車(e-POWERは7名)。クラスNo.1の広さと多彩なシートアレンジで、3世帯やグループでの大人数乗車から車中泊までマルチに対応する。

セレナP-SVのラゲッジスペース

ミニバンクラスNo.1の広さを誇るリアラゲッジで、長期旅の荷物やキャンプギアもラクラク積載可能。サードシートを跳ね上げてセカンドシートを前方にスライドすれば、さらに広大なカーゴスペースを確保できる。

2.最先端のパワートレイン

ほかのキャンピングカーと比べて、セレナP-SVの大きなアドバンテージとなるのが、パワートレインと安全性能。セレナのパワートレインは、100%モータードライブの「e-POWER」と「S-HYBRID(スマートシンプルハイブリッド)」の2タイプから選択できる。これは、キャンピングカーのベース車両としては唯一無二のメリットだ。

セレナP-SVのe-POWERモデル

e-POWERは、発電用に1.2Lエンジンを搭載してモーターだけで走る新しい形の電気自動車。モータードライブならではの胸のすくような加速感と静粛性、低燃費性能が魅力だ。

セレナP-SVのe-POWERモデル

S-HYBRIDは、減速時の運動エネルギーを利用してECOモーターの発電量を増大させ、バッテリーを充電するシステム。バッテリーに蓄えられた電気は、エンジンの補助駆動やアイドリングストップ、エアコン、電装品などに再利用される。

気になる燃費は、e-POWERが26.0km/L、S-HYBRIDが15.4km/L(どちらもJC08モード)。架装によって100kgほど重量は増加するが、その程度であれば純正と比較してもさほど燃費の悪化はないと思われる。

3.先進のセーフティアシストシステム

セレナには、前方・側方・後方の全方位から安全運転をアシストする「360°セーフティアシスト」が全車標準装備されている。アクセル、ブレーキ、ハンドルの操作をクルマがアシストするプロパイロットを筆頭に、緊急自動ブレーキや車線逸脱防止支援システム、後方衝突防止支援システムなど、最先端のセーフティアシストシステムを搭載。普段使いからロングドライブまで、乗員の安全をしっかり守ってくれる。

遊びの可能性を広げるポップアップルーフ

セレナP-SVのポップアップルーフ

セレナP-SVのキャンパー架装は、ポップアップルーフ&アッパーベッド、LED照明のみのシンプルさがポイント。あくまでもベース車両であるセレナの利点をフルに活かせることを前提に、プラスアルファの使い方・楽しみ方を提案している。

ポップアップルーフの展開時は、大人が立って手を伸ばせる最大2800mmの室内高を実現。ルーフテントは、シチュエーションに応じてフルクローズ、ハーフオープン(メッシュ)、フルオープンの3パターンが使い分けでき、雨の侵入を防ぐレインカバーも標準装備される。

セレナP-SVのポップアップルーフフルクローズ セレナP-SVのポップアップルーフハーフオープン セレナP-SVのポップアップルーフフルオープン

アッパーベッドは長さ2060×幅1100mmで、大人2名が就寝できるサイズとなる。アッパールーム(ポップアップルーフ内部の空間)の室内高は、最大で1150mm。ベッドの上に座って景色を眺めることも可能だ。

ポップアップルーフフルオープンの見晴らし

オプションで好みの仕様にアップグレード可能

セレナP-SVのポイントは、マルチに使えるライトなキャンピングカーであること。そのため、架装はポップアップルーフをメインとしたシンプルな構成となるが、オプションパーツを組み合わせることで自分の使い方に合った仕様へとアップグレードできる。

セレナP-SVオプションのベッドマット

オプションのアンダーベッドは、純正のセカンド&サードシートをフルフラットに展開して上部にベッドマットを載せるシンプルな構造。クッション性に優れたベッドマットが、快適な就寝を約束してくれる。サイズは1850×1200mmで、大人2名が就寝可能だ。

セレナP-SVオプションのサブバッテリーとFFヒーター

幅広い使い方に対応できるように、走行充電式サブバッテリーやFFヒーターなどもオプションで用意。バッテリーやFFヒーター本体は、リアラゲッジのアンダーボックス内にスッキリと収められる。

セレナP-SVの電圧計

電圧計や2連ソケット(USB+シガーソケット)は、オプションのサブバッテリーシステムに含まれる。内装パネルへのインストールも、純正と違和感のないフィニッシュだ。

セレナP-SVの二連ソケット

セレナP-SV諸元

ベース車両
日産 セレナ S-HYBRID/eーPOWER
駆動方式
S-HYBRIDは2WD/4WD
eーPOWERは2WD
車体サイズ
全長4,685mm/全幅1,695mm/全高1,980mm(2WD)
*ハイウェイスターベース
全長4,770mm/全幅1,740mm/全高1,980mm(2WD)
定員
乗車定員8名(eーPOWERは7名)/就寝定員2名(+2名オプション)
価格
¥3,269,200~(税込)
WRITER PROFILE
岩田一成
岩田一成(いわた・かずなり)

1971年東京生まれ。キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーフォトライター。日本大学芸術学部卒業後、8年の出版社勤務を経て、2003年に独立。ライター・エディターとして、自動車専門誌を中心に累計1000誌以上の雑誌・ムック製作に携わる。家族と行くキャンピングカーの旅をライフワークとしており、これまでに約1000泊以上のキャンプ・車中泊を経験。著書に『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』がある。

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