
国内のバンコンモデルはハイエースをベースにしたモデルが多数を占めます。そして、そのベース車のライバル的存在がキャラバンといえるでしょう。
ハイエースとキャラバン、それぞれのモデル展開をみてみると、バリエーションは似ているのですが、キャラバンにはハイエースにない特徴的なモデルが存在するのです。
それが、標準幅、スーパーロング、ハイルーフというモデル。ハイエースの場合、スーパーロング、ハイルーフを選ぶとワイドボディになってしまいます。
キャンピングカーの世界では、あえて標準ボディを求めるオーナーもいて、このキャラバンにしかないグレードは貴重な存在。
そんなキャラバンをベースにして販売されているキャンピングカーが、日産ピーズフィールドクラフトの「ブリランテ」です。日産ディーラー直系のキャンピングカーメーカーである日産ピーズフィールドクラフトが自信を持って提案する豪華なキャラバンバンコンです。
目次
フル装備の豪華なキャラバンバンコン「ブリランテ」
キャラバンのロングボディ、標準幅、ハイルーフをベースにした「BRILLANTE(ブリランテ)」は高級感あふれるインテリアが特徴です。車内は明るいカラーリングで、広がりのあるインテリア空間になっています。
ブリランテは日産ピーズフィールドクラフトのモデルですが、バンコンの老舗ブランドでもあるレクビィとのコラボレーションで誕生しました。日産ディーラー正式モデルとしてレクビィが初めて製作したモデルでもあります。
ボディサイズは全長5080mm、全幅1695mm、全高2400mm。運転しやすいサイズながら、室内空間を十分に確保できるサイズです。
ベースとなっているのはレクビィのラインアップにあるイゾラ。ベンチシートとキャプテンシートを組み合わせたシートレイアウトが特徴のモデルです。セカンドシートとしてシングルシートが用意されていて、停車時は後方のベンチを使うことで、テーブルを挟んでの対面対座レイアウトを可能にしました。
ベンチシートとの組み合わせで、中央のフロアが広く確保されているので、車内の移動もスムーズ。動線をしっかりと確保した使いやすいレイアウトといえます。
セカンドシートは追加のマットレスを使うことで、フットレスト付きのキャプテンシートのような使い方も可能です。アームレスト部分は取り外し可能。移動時など、長時間座った状態であれば、アームレストがあった方がリラックスできるのではないでしょうか。
シート座面はワイド設計になっていて、大柄の人が利用しても余裕の広さがあります。ヘッドレスト付きのハイバック仕様で、しっかりと体をサポートして、上質なくつろぎの時間を提供します。
専用設計でキャラバンバンコンの室内レイアウトを拡張
ベッド展開も簡単にできます。シングルシートをフラットに展開して、ベンチシートの背もたれを間に置いていくだけ。完成したフルフラットのベッドは最大で1830×1500mmのサイズになります。天井も高いので、圧迫感を感じることはありません。
シングルシート側にあったテーブルは、上の写真右側にあるように、跳ね上げて収納できます。また、テーブルの足をマットとの隙間に入れ込むことで、ベッドを展開した状態でもテーブルは利用できるように設計されていました。
ブリランテはベンチシートとシングルシートを採用して、広々としたレイアウトになっていますが、リア部分に別の部屋を設けた2ルームタイプのバンコンになります。バンコンとしては珍しいレイアウトですが、製造元レクビィの定番レイアウトでもあります。
リアとの境界には折りたたみ式の扉が取り付けられていて、完全な2ルーム仕様になっています。リビングエリアに人が居ても、完全にプライベートが確保できる空間があるのは便利です。
リア部分にはシンクが取り付けられています。レクビィのイゾラでは、この部分に防水パンが設置されていて、シャワールームとして使えるのですが、ブリランテの場合は部屋としての利用が想定されているようです。
防水パンをなくすことで、イゾラよりも約10㎝広いリビングエリアを確保することができたそうです。日産ピーズフィールドクラフトでは使う人を想定していて、リアでのシャワー利用よりも室内の広さを優先した結果となりました。
キャラバンバンコン「ブリランテ」のリアマルチルームに秘められた機能性
ブリランテではリア部分をいろいろな用途で活用できるリアマルチルームとして設定しています。マルチルームの中には上の写真のようなシンクが取り付けられていて、キッチンエリアとして利用することもできます。
マルチルーム上部に換気扇が取り付けられているので、扉を閉じることで、リビングエリア(フロント部分)にニオイが流れていく心配もありません。車内調理でニオイが車内全体に広がる心配をしなくていいのです。
シンクに取り付けられたシャワーヘッドは伸縮タイプになっていて、アウトサイドシャワーとして利用することもできます。アウトドアで汚れたギアをきれいにしたり、ペットの足を洗うのにも便利です。
ブリランテに特別に設置されたのが、この外部電源入力ソケットです。これは、ポータブルバッテリーを使って、車内設備の電気をまかなう時に利用します。専用のケーブルを使ってポータブルバッテリーを接続すれば、車内の電気はリアに設置したポータブルバッテリーから使うことになります。
リアマルチルームの広さであれば、バッテリーサイズを気にすることもなさそうです。スペースを気にすることがないので、より大きな容量のポータブルバッテリーを利用することができます。
エアコンに電子レンジなど、豪華フル装備のブリランテ
シングルシートがあるボディ左側の上部に標準装備される家庭用エアコンが設置されていました。エアコンのフロントパネルが、室内の家具と同じ色調なので、インテリアによく馴染んでいます。
家庭用エアコンを気兼ねなく使うために、電源システムも強化されています。サブバッテリーにはリチウムイオンバッテリー300Ahが標準で採用されていて、出力2000Wのインバーターも組み込まれてました。
鉛バッテリーと比べて体積が小さくなるリチウムイオンバッテリーを標準搭載することで、車内のスペースに余裕が生まれました。シート下の大部分が収納スペースとして利用することができるのは、リチウムイオンバッテリー標準搭載のおかげといえます。
その他にも電子レンジ、19型テレビモニターまで標準装備されているのです。その1つ1つの豪華な装備がきれいに収められていて、上質なインテリアの一部として完成されています。さらに、最大で250Wを確保できるソーラー充電システムも標準装備、というのは驚きです。
ディーラー直系の日産ピーズフィールドクラフトらしさを感じるブリランテ
引っ掻きキズなどに強い素材を使った、フロント革シートカバーや前席中央アームレスト付フラットボードなどがオプション設定されています。日産ピーズフィールドクラフトオリジナルモデルで、特別に製作されているそうです。
今回のモデルはレクビィとのコラボレーションによって生まれたキャラバンベースのバンコンブリランテですが、リアマルチルームの採用など、日産ピーズフィールドクラフトのオリジナリティを強く感じるモデルでもあります。
フロント上部を見てみると、レクビィのイゾラではクーラーの位置を移動して、収納スペースとして利用されている場所が、ベース車両のままの状態になっていました。あえてノーマルのままにしているそうです。
今回紹介したブリランテは、ロングボティ、標準幅、ハイルーフというキャラバンにしかないボディサイズを活かしたバンコンでした。普段乗りや市街地での利用が多いオーナーであれば、このスリムな標準幅のありがたみを強く感じるのではないでしょうか。
その使いやすいボディに豪華なフル装備。ハイグレードなバンコンとして、最高のリラックス空間を提供してくれます。そして、バンコンでは珍しい2ルームを実現して、広々としたリアマルチルームを設置するなど、さまざまなアイデアも盛りだくさんでした。
そして、注目したいのが、日産ディーラー直系のキャンピングカーメーカーである日産ピーズフィールドクラフトが販売しているという事です。ディーラーが提供するクルマの品質をクリアして、しっかりとしたアフターメンテナンスを受けることができる、というのがブリランテ最大の特徴となるのです。
ブリランテ諸元
- ベース車
- キャラバン スーパーロング/ハイルーフ/標準幅
- サイズ
- 全長5,080mm/全幅1,695mm/全高2,400mm
- 定員
- 乗車定員6名/就寝定員3名
- 主な標準装備
- ホームエアコン、電子レンジ、冷蔵庫、19型テレビモニター、リチウムイオン電池(300Ah)、ソーラーパネルほか
- 価格
- ¥8,882,500〜



