
昨年、オリジナルのリチウムイオンサブバッテリーシステムメビウスを自社のキャンピングカー全車種に導入し、大きな話題を集めたキャンピングカービルダーケイワークス。
そんな同社の最新モデルが、ハイエースベースのオーロラ エクスクルーシブだ。この車両は、ケイワークスが誇るバンコン・オーロラシリーズのフラッグシップモデル。大容量リチウムイオンバッテリーと270Wソーラーパネルによるオフグリッドシステムで、エアコンの長時間稼働を実現した革命的なバンコンだ。
目次
自走式立体駐車場にも入庫可能なボディサイズ

ベース車両は、ハイエースのナローボディ・標準ルーフとワイドボディ・ミドルルーフの2種類を用意。どちらも、都市部や狭い林道など、どんな道でもノンストレスで走破できる機動性を誇っており、週末レジャーや長期くるま旅はもちろん、買い物や子供の送迎、通勤などの普段使いにも活用できる。

ボディ上部にはポップアップルーフが標準装備され、2.1m以下の全高と快適な居住空間という相反する要素をパーフェクトに両立。ポップアップルーフをクローズすれば高さ制限のある自走式立体駐車場にも入庫でき、都市部での普段使いもストレスなくこなせる。ユーザーのあらゆるライフスタイルに対応できる、マルチパーパスのキャンピングカーだ。

バンコン最高峰の生活電源システムを搭載!

オーロラ エクスクルーシブの最大の魅力は、国内で販売されているバンコン全モデルの中でもトップクラスの生活電源システムを搭載していることだ。
オーロラシリーズには、昨年の夏からメビウスシステム(ケイワークスオリジナルのリチウムイオンサブバッテリーシステム)が標準装備され、通常の使い方であればまったく問題のない電気容量が確保されているが、オーロラ エクスクルーシブは、そのメビウスシステムをさらにグレードアップ! 通常のオーロラシリーズでは100Aのシングル積みとなっているリチウムイオンサブバッテリーを、トリプルで装着して容量を300Aに拡大。そこに270Wのソーラーパネルを組み合わせ、キャンピングカーの車内で家と同じように電気を使える環境を整えた。
エアコンを10時間稼働できる大容量リチウムイオンバッテリー

標準装備の300Aリチウムイオンサブバッテリーでも十分過ぎるスペックだが、オプションで最大480A(160A×3)まで容量アップが可能というから驚きだ。バンコン最高峰の生活電源システム搭載に伴い、ポータブルタイプの家庭用エアコンや電子レンジ、49L冷蔵庫などの電化製品もすべて標準化された。

エアコンは、キャンピングカーに搭載されることの多い省電力の家庭用インバーターエアコンではなく、バンコンの搭載スペースに見合ったコンパクトなポータブルタイプを採用。インバーターエアコンと比べて消費電力は大きいが、大容量リチウムイオンサブバッテリーによって10時間以上の稼働を実現している。電力不足でストレスを感じることのない、まさに“革命的な電化バンコン”だ。
猛暑が続く日本の夏において、車内でエアコンを使用できることのメリットは想像以上に大きい。キャンプやクルマ旅で寝苦しい夜を過ごすことなく快適に就寝できるのはもちろん、食事や買い物などでやむを得ずペットを車内で留守番させる際も、クーラーをつけていれば安心だ。万が一の災害時にはキャンピングカーがシェルター代わりとなり、エアコン、電子レンジ、冷蔵庫などの電化製品をフル活用して家と同様の生活を送れる。
すべては、オーロラ エクスクルーシブが誇る大容量リチウムイオンバッテリーと270Wソーラーパネルによるオフグリッドシステムの恩恵だ。
ラグジュアリー感あふれる上質なインテリア

オーロラシリーズのフラッグシップモデルだけあって、インテリアの作り込みもハイレベルだ。ラグジュアリー感が漂う上質な家具は、熟練の職人が手がけた純国産のハンドメイド。天板には天然木の無垢材を使用し、家具の要所にメタルパーツを効果的にあしらうことで、使い込むほどに味わいが深まるヴィンテージな風合いを演出した。

ミニバン的な用途で使われるケースの多いバンコンでは、移動中のリアパッセンジャーの快適性も重要な要素。セカンドシートには3人掛けのREVOシートを採用し、ウレタン形状を最適化するオリジナル加工で座り心地とクッション性を大幅に向上させている。これにより、5人が前向きに座って快適に移動できるようになり、レジャーから普段乗りまでマルチに使えるバンコンの魅力が、さらに向上した。
多彩なシートアレンジも大きな魅力のひとつ。走行中はシートを前向きにして快適に移動でき、駐車中はシートを後ろ向きにして休憩や食事に使えるダイネットスペースを確保。シートをフラットにすれば、快適に眠れるベッドスペースに早変わり。シチュエーションに応じて、自由にレイアウトを変更できる。

天然木の無垢材で仕上げたキッチンのワークトップには、1口コンロとシンクが標準装備されている。給水タンクと排水タンクは、各19Lの容量を確保。ポップアップルーフで頭上空間も広々としており、車内での自炊も快適に行える。

キッチンカウンターの側面部には、インバータースイッチ、メイン&サブバッテリー用デジタル電圧計、各装備のスイッチ、LED照明の照度調整用ディマースイッチ、DC12Vソケット、AC100Vコンセントをインストール。スッキリとしたデザインで、見た目と使い勝手を両立した。
豪華装備がすべて標準化されたゴージャス仕様

走る場所・止める場所にストレスを感じないコンパクトサイズのボディ、ポップアップルーフで拡張された居住空間、上質な国産ハンドメイド家具を装備したラグジュアリーなインテリア、10時間のエアコン稼働を実現した300Aのリチウムイオンサブバッテリー&270Wソーラーパネル……。どれも魅力あふれる要素だが、それらすべてがオプションではなく標準で装備されているのもこのクルマの大きな魅力だ。

優れた機動性と居住性に、電気容量を気にせず生活できる最強の生活電源システムまでプラスしたオーロラ エクスクルーシブ。ジャパニーズ・バンコンの新時代を予感させる、ケイワークス渾身の注目モデルだ。
オーロラ エクスクルーシブ諸元
- ベース車両
- トヨタハイエース ワゴンGL/S-GLバン
- エンジン
- ガソリン2.7L/ディーゼル2.8Lターボ
- 寸法(mm)
- ナロー標準 全長4,695mm/全幅1,690mm/全高1,980mm
ワイドミドル 全長4,840mm/全幅1,880mm/全高2,105mm - 定員
- 乗車定員5名/就寝定員4名
- 価格
- ¥6,340,000(税別)~