一瞬ベース車両が何だかわからない迫力のキャンピングカー。キャンピングカーショー2020でRVランドがハイエーススーパーロングをリフトアップして送り出したキャンピングカーでした。会場を訪れた人たちはベース車両を三菱のデリカと誤解した人も多かったようです。
同時に展示されていたのが、ローダウンのキャンピングカー。バンライフをテーマに今までと違ったデザインのクルマが出はじめた昨今、いよいよ老舗キャンピングカービルダーからも「キャンピングカーをカッコよく乘りたい」というニーズにこたえたモデルが登場してきました。
LAND WAGON(ランドワゴン)2020.R.S.
RVランドではオリジナルのバンコンシリーズとして、BLISS、Lino、EDGEという3車種を製作しています。
BLISS(ブリス)は2列目シートを回転式キャプテンシートとし、エアロウィンドウを採用したツーリング性を重心したモデル。Lino(リノ)は 大型ソファーで形成されるリアダイネットスペースを持った開放的な雰囲気が特徴のモデル。そしてEDGE(エッジ)はキャンピングカーとしての必要な装備をスタイリッシュなインテリアでまとめたモデルです。
今回のリフトアップキャンピングカーとローダウンキャンピングカーは共にBLISS、Lino、EDGEをベースに作られています。黒で塗装されたキャンピングカーはそれに合わせるように内装も黒を基調としたモデルになっており、運転席にはレカロシートが配されています。
リフトアップキャンピングカー
ハイマーをメインに欧州キャンピングカーの取り扱いが多いRVランド。欧州のキャンピングカーには本格的オフロード仕様のカテゴリーがあり、開発者はそこも意識したとのこと。フロントバンパーやルーフキャリアなどを付けた姿は迫力満点。リフトアップは6インチリフトアップでした。リアラダーを装着し、椅子をセットしたルーフへ上がって見晴らしのいいところで花火を見るのも楽しそうです。
RVランドには四駆好きの人が集まった四駆の社内クラブがあり、普段から荒れ地の走行を楽しんでいます。今回のモデルについては本気で取り組むとのこと。走行面でもスタッフの人たちの経験を活かして磨きがかかりそうです。
ローダウンキャンピングカー
今回同時に展示されていたのがローダウンしたBLISSとLino。会場ではこちらに興味を持った人もたくさんいました。ローダウンのカッコよさは普段の街乗りもスタイリッシュにこなせます。車高が低くなっているので乗り降りがし易いというメリットも出てきます。また、重心が高くなりがちなキャンピングカーの重心を下げて走行安定性につなげる効果も期待でそうです。
キャンピングカーの外観にもこだわりたい
キャンピングカーの内装はスタイリッシュで質感も良くなっています。外観についてはキャンピングカーだから仕方ないと思っている人も多い中、「キャンピングカーをカッコよく乘りたい」という人たちの期待に応えた老舗キャンピングカービルダーの意欲的な挑戦は、キャンピングカー業界を面白くしていきそうです。
2020.R.S.限定仕様
・運転席、助手席RECAROシート・2020.R.S.専用インテリアデザイン
・ハイエース用センターコンソールボード
・カーナビゲーション&ETC
(2020年3月31日までの期間限定受注生産モデル)