トヨタディーラーの本格的キャブコンcorobee（カロ・ビー）

メーカー系のカーディーラーでキャンピングカーを扱いはじめるケースが少しずつ増えています。トヨタカローラ滋賀もその一つでキャブコンタイプの本格的キャンピングカーcorobee（カロ・ビー）の販売をはじめました。
さっそく訪問したところ、昨今のキャンピングカーブームからはじめたのではなく、5年程前から琵琶湖湖畔というアウトドアに最適な立地を活かした展開がありました。

キャンピングカーcorobeeを企画した背景は？

当社のアイデンティティを確立していこうという動きがはじまりです。
全国でも先駆けてキッズ会員の募集をはじめ、これを軸にスポーツ支援を行ったり、子どもたちとファミリーの輪を広げていきました。
そういったファミリーの人たちに提供するクルマとしてノア、シエンタだけでなく、もっとお客様が選べるように車種を増やして行こうと考え、当社のブランドとしてキャンピングカーを取り扱うことが決まりました。それからは数年かけて当社の工房としてキャンピングカーを作れるビルダーを探しました。
キャンピングカーを作る上での条件は、当社で取り扱いがあるタウンエースをベースにしていること。そして子どもさんがいるファミリー層が使うことを想定しているので、タイプは室内が広いキャブコンタイプを絶対条件にしました。8ナンバーの本格的キャブコンであっても手ごろな価格におさめることも条件でした。

corobee（カロ・ビー）はどんなクルマですか？

キャブコンタイプのキャンピングカーでありながら普段使いも出来る。つまり家のクルマがこれ１台で大丈夫というのがコンセプトです。
そのためにはまずサイズがコンパクトなこと。全長4,500mm×全幅1,800mm×全高2,220mmで普段使いのクルマとして運転しやすく、一般家庭の駐車場に停められます。高さも2.3M以下であることにこだわりました。この高さですと駐車出来る駐車場の範囲が広がりますし、運転中に通過する線路の高架下で困らないためです。線路高架下は2.5M以下が多いのではないでしょうか。
運転中は車高が低くて運転しやすいのですが、停車中はポップアップルーフを上げると室内空間は広がり、大人が車内で立てる高さを確保しています。車内で立てる高さは室内の移動だけでなく、着替えも楽に出来ます。

装備面ではビギナーの方が多いので、シンプルでわかりやすい商品にしたいと思いました。
デザイン面ではシート生地は当社オリジナルのものを使っています。

お客様の反応はいかがですか？

ファミリー層を中心に大変好評です。スポーツ少年の方がいるファミリーでは、家族で応援遠征に行くときにcorobee（カロ・ビー）が活躍します。また、ペットを飼われているご家庭にも大変興味を持って見ていただいています。
通常のクルマと違うので、試乗にも力を入れていて好評です。キャンピングカーを試乗して運転できる機会は少ないと思いますが、実際に運転して一般車との違いを体験していただけます。試乗のご依頼は大変多く、corobee（カロ・ビー）に乗られた方は皆さん一般車と変わらない印象をお持ちになります。
また、試乗では希望があればご自宅の車庫に入れるところまでやります。これも大変好評で、実際に車庫へ収まった様子をご確認いただいています。

corobee（カロ・ビー）はカローラベースで見れますね

はい。トヨタカローラ滋賀の堅田店敷地内にcorollaBASEを新設しました。ここへご来店下さい。
corollaBASEは本格的なキャンピングカーショップを目指しています。琵琶湖湖畔は県内の人はもとより、京都や大阪の人たちがBBQを目的に来るところです。ここからキャンピングカーの情報を京阪神に向けて発信しようと思います。

corobee（カロ・ビー）は全国で買えますか？

はい。まずはお近く（全国）のトヨタ店でご相談して下さい。トヨタカローラ滋賀で作っているcorobee（カロ・ビー）が買えるか聞いていただくと、その後は私どもとお近くのトヨタ店とでお話します。取り扱いが可能になればそちらからご購入いただけます。

今後の展開について教えて下さい

corobee（カロ・ビー）は当社の中ではキャンピングカーの中型車種という位置づけです。軽キャンパーのようなこれより小型のタイプや、もう一回り大きめのタイプも検討しています。
今後は当社のキャンピングカーを購入された方々で、オーナーズクラブも作っていきたいですね。

編集後記

キャンピングカーには見落とされがちなメリットが二つあります。一つは一般車に比べて下取りに出したときの価格が高いこと。これは希少性が高いためで、購入時の車両価格が一般車より高くても、買い替え時にそのメリットを実感します。
もう一つはcorobee（カロ・ビー）のような本格的キャンピングカーは自宅に停めていても活躍することです。対面のテーブルと椅子があり、ゆったりとしたダイネット空間、そして外部電源の引き込みで家電が自由に使えることは、自宅にもう一部屋増築したのと同じような価値を持ちます。
トヨタのディーラーが扱うことで、これまで以上に身近になったキャンピングカー。今後の展開も見逃せません。