ジャパニーズモーターホーム「バンテックV670」が発売開始!

キャンピングカー紹介
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v670_01

7月20~21日に青海展示棟で開催された「東京キャンピングカーショー2019」にて、バンテックブースでひときわギャラリーの注目を集めていたクルマ。それが、V670だ。ジャパンキャンピングカーショー2018にコンセプトモデルとして出品されたV670の各部を約1年半がかりでブラッシュアップし、市販モデルへと昇華。東京キャンピングカーショー2019でデビューを果たし、いよいよ待望のオーダー開始となった。

バンテックの新フラッグシップモデルとなるV670は、まさに“ジャパニーズモーターホーム”という言葉がピッタリのハイエンドな1台だ。最大のポイントは、ベース車両。走行性能に定評のあるフィアット社のデュカトがベースに使用され、後部にバンテック専用に設計された強靭なフレームシャーシを組み合わせることで、剛性、耐荷重、ボディサイズなどの各要素で理想のスペックを実現している。エンジンは、最大トルク400Nmの2.3リッターディーゼルターボ。動力性能、走行安定性においても、ワンランク上の実力を見せつける。

大きすぎないサイズとスタイリッシュなデザイン

バンテックV670外観後方

ボディサイズは、全長6700mm×全幅2250mm×全高2750mmとなっており、ハイエンドなモーターホームとしては比較的コンパクト。存在感抜群でありながら、あえて「大きすぎないサイズ」に抑えているのは、日本の交通事情やキャンピングカーユーザーのニーズを熟知した、老舗ビルダーらしいこだわりだ。

V670バンクのデザイン

注目なのが、スタイリッシュなエクステリアを構成する各部の緻密な意匠だ。柔らかなアールで構成されたロープロファイルのバンクデザインは、優れた空力特性を発揮すると同時に、国産モーターホームとしてのアイデンティティを静かに主張。サイドボトムには後部へと流れるような緻密なプレスラインを設けてスポーティな印象と躍動感を演出し、シャープなL字テールを装着したリアビューまで統一感のあるデザインでフィニッシュしている。

バンテックV670外観側面デザイン V670後方デザイン

エントランスドアをV670専用設計とすることで、外からヒンジの見えないスマートなルックスを実現。半ドア状態から自動的にドアを引き込みロックする「イージークローザー機構」も搭載するなど、細部に至るまでこだわりが詰め込まれている。

V670のエントランスドア

タイヤは、ミシュランのキャンピングカー専用タイヤ「アジリスキャンパー」を装着。フロントサスペンションはコイルスプリングのストラット式、リアサスペンションはトーションバースプリングのリジット式を採用する。

ミシュランのアジリスキャンパー

リアエンドには、大型の荷物もラクに積み込めるビッグサイズのカーゴルームを配置。左右の大型外部ドアでボディの両サイドからアクセスできるのはもちろん、スイングアップ式ドアを採用することで、スペースの狭い場所でも開閉できるように工夫されている。

V670のスイングアップ式ドア V670のカーゴルーム

高級ホテルの一室のようなプレミアムなインテリア空間

V670の内装

明るく落ち着きのある色合いでコーディネートされた室内には、暖色系のLED間接照明による光のチューニングも施され、ゆったりと落ち着ける空間を演出した。

V670の車内 V670の回転フロントシート

エントランスを入って左手には、開放感のあるリビングスペースを配置。座り心地抜群の前向きシート&横向きソファにフロントの回転シートを加えることで、ファミリーやグループなど最大6名でテーブルを囲めるゆとりのスペースに仕上げた。リビングスペースの後方にはキッチン、通路を挟んでマルチルームと容量150リットルの大型冷蔵庫をレイアウト。マルチルームには、カセットトイレ、シャワー、洗面台が備えられ、長期の旅でもストレスなく快適に過ごせるよう配慮されている。

V670のキッチン V670のトイレルーム

インテリアの最後尾には、ダブルサイズのベッドを配置。車内で快適に生活するためには就寝が重要な要素となるが、その点でも一切の妥協はない。ベッドマットには、90年余りの歴史を持つ国産ベッドの老舗「日本ベッド」製を採用し、最上級の寝心地を実現している。天井には大型のサンルーフを配し、後部には家庭用エアコンも完備。モーターホームならではの特別な旅を演出する、贅沢で快適なベッドルームを作り上げた。

V670のベッドルーム サンルーフ

セカンドシートとサイドソファは、ラグジュアリーな本革張り。座り心地を考慮した厚みのあるクッションと、座面にパンチングレザーを使用した高級感あふれるデザインで、プレミアムなインテリア空間を演出した。

キャンピングカーの本革シート

ラグジュアリー感と利便性を両立するギミックの数々

リビングスペースの右手にあるサイドカウンターには、32インチ液晶テレビをインストール。ボタン一つでテレビが上下に可動するシステムとなっており、テレビを視聴しない時にはカウンター内にスッキリと格納できる。

エントランスの窓にはあえてカーテンやシェードを設けず、その代わりにスイッチ1つでクリアガラス~曇りガラスが切り替わる独自の機構を採用。スマートにプライバシーを確保できる、高級モーターホームらしいギミックだ。

V670の集中コントロールパネル

壁面にスマートに埋め込まれた集中コントロールパネル。室内に設置された照明をタッチパネルでコントロールできるほか、冷蔵庫やベンチレーター、インバーターのON/OFFも集中管理できる。給水タンク、排水タンクの水量レベルもイラストで分かりやすく表示され、快適なクルマ旅をサポートする。

老舗ビルダーが満を持して送り出すジャパニーズモーターホーム

V670デカール

スタイリッシュなエクステリア、落ち着きのあるラグジュアリーなインテリア、ビジュアルと利便性が調和したディテールの作り込みやギミックの数々・・・。様々な要素の積み重ねで形作られたV670は、日本の交通事情やユーザーの趣味嗜好を知り尽くした老舗ビルダーバンテックが、自らの技術、ノウハウ、矜持を結集した唯一無二のジャパニーズモーターホームだ。

気になる価格は、1400万円(税金・諸費用別途)となっている。

バンテックV670の諸元

ベース車両
Fiat Ducato(フィアット デュカト)
エンジン
2.3L ディーゼルターボ
駆動方式
2WD/FF
車体寸法
全長6,700mm/全幅2,250mm/全高2,750mm
定員
乗車定員6名/就寝定員4名
WRITER PROFILE
岩田一成
岩田一成(いわた・かずなり)

1971年東京生まれ。キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーフォトライター。日本大学芸術学部卒業後、8年の出版社勤務を経て、2003年に独立。ライター・エディターとして、自動車専門誌を中心に累計1000誌以上の雑誌・ムック製作に携わる。家族と行くキャンピングカーの旅をライフワークとしており、これまでに約1000泊以上のキャンプ・車中泊を経験。著書に『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』がある。

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