「キャンピングカーでカートを楽しむ!」バンコンオーナーインタビュー

キャンピングカー紹介
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渡邊さんファミリーの愛車は、ハイエース・スーパーロングベースのライトキャンパー。キッチンのない3ナンバー仕様のシンプルな車内に、長男用のレーシングカートや工具を満載して、毎週末サーキットに通いつめている。マルチに使えるバンコンをカート専用車として使用する、渡邊ファミリー流のユニークなバンコンライフに注目だ。

渡邊強志さん(42歳)栃木県
愛車:ラージワゴン3(カーライフオート)
家族構成:夫婦+子供3人
キャンピングカー歴:3年半(このクルマが1台目)

キャンピングカー購入の経緯

ラージワゴン3

バンコンを購入したキッカケを教えてください。

ラージワゴン3の内装

以前乗っていたアルファードの走行距離が16万km近くなって、そろそろ乗り換えの時期かなと思ったのが、そもそものキッカケですね。アルファードの時も車中泊をしながら旅行やスキーを楽しんでいたので、次のクルマでもそうした楽しみ方ができるように、より居住空間が広いハイエースが第一候補に挙がりました。自分もそうですが、妻も「ハイエースがいい」「かっこいい」と“ハイエース推し”だったので、車種選びに迷いはなかったです。

このクルマを選んだ理由は?

ハイエース購入の絶対条件が、「ディーゼルエンジンを搭載していること」だったんです。でも、ハイエース・スーパーロングのワゴン(グランドキャビン)にはディーゼル車の設定がなく、ワイドミドルか14人乗りのコミューターしか選べない。

それでネットでいろいろ調べていた時に、カーライフオートで販売されているコミューターベースの「3ナンバー・ディーゼルエンジン・10人乗り」のコンプリートカーを見つけて、「これだ!」と。たまたま出ていた中古車をお店に見に行って、翌朝には契約していました。

スタイリッシュな自分流バンコン

ラージワゴン3外観

愛車のお気に入りのポイントは?

見た目も、走りも、使い勝手も、すべて言うことなしです。もともとクルマが好きで、このハイエースが15台目のクルマなんですよ。だから、キャンピングカーとかバンコンとかいうよりも、自分の好みや使い方に合わせてカスタムした“自分仕様のハイエース”という感覚ですね。

外装のドレスアップもスマートにキマってますね。

ハイエースはアフターパーツが豊富で、自分の好みのスタイルにカスタムできるのがいいですね。外装はあまり派手にならないように、白と黒のモノトーンで統一しています。あえてエアロは装着していませんが、ボディを1.5インチローダウンして、ワークの18インチホイールをセット。フロントグリルは、マットブラックで自作ラッピングしました。

内装のDIYカスタムについて教えてください。

ラージワゴン3の荷室

もともとキッチンがない3ナンバーのシンプル仕様なので、それを自分の使い方に合わせてカスタムするのが楽しいですね。リアカーゴにはコンパネで棚を作って、レーシングカートや工具箱、タイヤ、ヘルメット、レーシングスーツ、キャンプ道具などを、整理して積載できるようにしています。

ラージワゴン3の内装

リアの上部には、カートを積んだまま家族5人が寝られるように、2段ベッドを追加しました。あとは、リアのヒッチカーゴ。オイルや燃料、ブレーキクリーナーなど、かさばる荷物はヒッチカーゴに積んで、できるだけ車内のスペースを広く確保できるようにしています。

ヒッチカーゴ

“カート専用車”で毎週末はサーキットへ

カート積載

このクルマをどのように活用していますか?

足グルマがほかにあるので、このハイエースはもともと週末レジャー用です。1年くらい前に長男がレーシングカートを始めてからは、ほぼ毎週末このクルマでサーキットに通っているので、今は完全に「カート専用車」ですね!(笑)

カートのトランポとして、バンコンを使用するメリットは?

レカロのシート

さっきも少し話しましたが、カートを走らせにサーキットに行く時は、たくさんの荷物を持っていく必要があるんです。レーシングカート自体はもちろん、そのほかにもメンテナンス用の大きな工具箱、燃料、オイル、 練習用タイヤ、レインタイヤ、ヘルメット、レーシングスーツ、テーブルやイスなど……。

このクルマは、そうした大量の荷物を積載できるのが魅力ですが、単に荷物が積めるだけではなく、カートや荷物を積んだまま家族5人が車内で寝られる。それが、一番のメリットですね。

週末の行動パターンは、具体的にどんな感じですか?

車内のベッド

金曜の夜に自宅を出発して、車中泊。土曜日は1日サーキットで走り込み、夜は車中泊をして、日曜日も1日サーキット。ほぼ毎週末、前泊込みの2泊3日で朝から晩までカート三昧です。土日の2日間で、合計距離400kmのサーキット走行なんてのもザラですよ。

ドライバーの6歳の長男が、サーキットで走り込みをしたり、スクールに参加したり、レースに出場したりして、真剣にレーシングカートに取り組んでいるので、親として、できる限りのサポートをしてやりたいと思っています。現在カート中心の充実したライフスタイルを送れているのも、「積める・寝れる」という条件がそろった今のクルマがあってこそですね。

キャンピングカーがあってよかったこと

キャンピングカーと子どもたち

キャンピングカーを購入して良かったことは?

このクルマを買ってから、行動範囲も広がったし、世界が広がった感じです。カートのトランポとして欠かせないのはもちろんですが、一番良かったのは、バンコンのミーティングに参加したりして、友達が増えたこと。

子供同士が仲良くなって楽しそうに遊んでいるのもうれしいし、バンコン仲間と一緒にお出かけしたりもします。バンコンという共通の楽しみがあるので、話も合うし、仲良くなるのも早いんですよね。今まで知らなかった世界を広げてくれた仲間との出会いが、バンコンを購入して一番良かったことです。

これからどんな楽しみ方をしていきたいですか?

長男が頑張っているので、今はレーシングカートがメインのライフスタイルですが、そのうちカートの方が落ち着いたら、四国や九州など長距離の車中泊旅行をしてみたいですね。子供たちがまだ小さいので、これからも家族で自分流のバンコンライフを楽しんでいきたいと思います。

WRITER PROFILE
岩田一成
岩田一成(いわた・かずなり)

1971年東京生まれ。キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーフォトライター。日本大学芸術学部卒業後、8年の出版社勤務を経て、2003年に独立。ライター・エディターとして、自動車専門誌を中心に累計1000誌以上の雑誌・ムック製作に携わる。家族と行くキャンピングカーの旅をライフワークとしており、これまでに約1000泊以上のキャンプ・車中泊を経験。著書に『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』がある。

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