バンテックが誇るハイエンドキャブコン「ジル」。その魅力に迫る!

キャンピングカー紹介
, , ,

reiwa-zil_01

バンテック「Zil(ジル)」。

キャンピングカーやキャブコンに少しでも興味を持っている人なら、一度はそのネーミングを耳にしたことがあるだろう。

キャンピングカービルダー・バンテック社のフラッグシップモデル「ジル」は、デビューから22年の長い歴史を持つキャブコン。シリーズ累計3500台以上の登録台数を誇るキャブコンの代名詞的モデルとして、デビューから現在まで多くのキャンピングカーファンから支持を集めている。

長年に渡り人気を博してきた同モデルの魅力は、どこにあるのか!? なぜ、数あるキャブコンの中からジルが選ばれるのか!?

今回は、バンテック「ジル」の魅力に迫る。

プレミアムな旅を演出するスタイリッシュなエクステリア

バンテックのZIL(ジル)外観

キャンピングカーの旅は「非日常」。
日々の生活から脱却し、プレミアムな旅を演出する。そんな役割を果たすキャンピングカーには、実用性だけではなくスタイリッシュなデザインも重要な要素だ。

そうした設計思想を基に、ジルのエクステリアは非常にスマートなデザインに仕上げられている。トラックをベースにしたキャブコンは、ともすれば貨物車のイメージが強くなりがちだが、ヨーロッパの模倣ではなく、長い年月と共に独自の進化を遂げてきたジルには、そうした一般論は当てはまらない。

日本の道路事情に見合った5×2mクラスのボディは、ベース車両のキャビンと居住部分のキャンパーシェルが一体となった流麗なデザインで構成されている。効果的に配したシンプルなボディストライプは、あえてモノトーンでコーディネート。そこには昔ながらのキャブコンとは一線を画す、現代的なスマートさがある。

バンテックのZIL(ジル)後方外観

広大な居住空間を生み出す伝統の内装レイアウト

バンテックのZIL(ジル)内装

キャブコンではシェルのフロント側にエントランスドアを配置したモデルが一般的だが、ジルはリアエントランスにこだわり続けている。その理由は、明白だ。エントランス、キッチン、マルチルームをリア回りに集約することで、ダイネットスペースを広く確保する。それこそが、長年に渡って支持を集め続けているジルの哲学であり、アイデンティティだ。

シェルの左右幅いっぱいまで使ったダイネットには、対面シートのほかに横向きソファが組み合わされている。このレイアウトの恩恵により、テーブルを大人数で囲むこともでき、対面シートを展開せずに横向きソファで横になることもできる。通路にマットを置けば、掘りごたつのように大勢でくつろぐことも可能。この開放感あふれる広々としたダイネットスペースが、長年かたくなに踏襲してきたジルの伝統だ。

バンテックのZIL(ジル)内装

「光と影」が美しく調和したインテリア

バンテックのZIL(ジル)間接照明

スタイリッシュなイメージで構成されたエクステリアに対し、ジルのインテリアは美しさがテーマとなっている。とくに注目なのは、光と影を意識的に取り入れた高級感あふれる細部の意匠だ。

室内照明には低消費電力・長寿命のLEDを採用しているが、室内を柔らかに照らし出す色温度にもこだわり、すべてを暖色系のLEDで統一している。これにより、冷たい印象を与えがちな蒼白光のLEDとは一線を画す、温かみが感じられる居住空間を作り出している。さらに、優雅な空間イメージを演出するために間接照明を多用したり、場所や役割に応じてLED照明の明るさを変えたりと、“光のチューニング”は室内の隅々にまで及ぶ。

実用性・機能性は、キャンピングカーとして当たり前の要素。それをしっかりと踏まえた上で、ディテールの意匠や、光と影の調和にまでこだわる。そうした細やかなこだわりの数々が、ハイエンドキャブコン・ジルならではのプレミアム感を生み出しているのだ。

バンテックのZIL(ジル)間接照明

快適なクルマ旅をサポートする豪華装備や工夫の数々

バンテックのZIL(ジル)キッチン

数あるキャブコンの中でも、ジルは高級車として位置づけられているモデル。その本質や価値は、装備の充実度からも明確に感じとれる。キャンピングカーを購入する際は、車両価格に含まれた標準装備をベースに、必要なオプション装備を追加していくのが一般的だが、ジルには最初からあらゆる快適装備がパッケージングされている。

大型冷蔵庫やFFヒーター、ベンチレーターはもちろんのこと、シャワーや電気式温水ボイラー、サブバッテリー稼働の家庭用エアコンシステム、優しく室内を暖める床下暖房まで標準装備しているほか、エンジンのオン/オフに連動して展開・格納する電動エントランスアシストステップや、LED照明付き大型外部収納庫、人感センサー付きポーチライトなど、ユーザーの使い勝手を考慮した大小さまざまな快適装備が備えられている。

日本の道路事情に見合った5×2mクラスのスタイリッシュなエクステリア、光と影が美しく調和したインテリア、そして、すべてのユーザーに上質な旅を提供する快適装備の数々……。バンテックのフラッグシップモデル「ジル」は、歴史と伝統を継承しつつ、時代に即した進化を続けている。

目指すのは「キャンピングカー」ではなく、「ジャパニーズモーターホーム」だ。

バンテックのZIL(ジル)シャワー・トイレ

Zil REIWA Edition -ジル 令和エディション-

ZIL(ジル)令和エディションの内装

令和の名を冠したスペシャルエディション

新元号「令和」の始まりからまだ間もない5月15日、バンテックからジルの限定モデルが発表された。50台のみ生産される限定モデルのネーミングは、ジル 令和エディション。万葉集に由来する新元号の名を冠したことからもわかるとおり、日本の美の調和をテーマにした特別なデザインを採用しているのが最大の特徴だ。

エクステリアは既存デザインを踏襲しながら、FRPフロントバンパー&サイドフェンダー、スタイリッシュな専用ボディストライプをあしらうことで、限定モデルならではのアイデンティティをさりげなく主張している。「日本の四季が織りなす美しさ」を表現した専用カラーのインテリアは、ブラックとチェック柄を基調としつつ、天井にはアイボリー系、内壁にはファブリック調のデザインを採用。誰もがゆったりと落ち着ける、上品かつ柔らかな印象のインテリアに仕上げた。

ジルに搭載されている家庭用エアコンやトリプルサブバッテリー、1500Wインバーターなどの最先端装備に加え、440Wソーラーパネルも標準化。新技術を駆使したリアビューカメラなど、細部にまで限定モデルならでは特別な装備が盛り込まれている。

ZIL(ジル)令和エディションの外観

さまざまなニーズに応えるジルシリーズ

ジル 520

ZIL520

リア2段ベッドを装備したファミリー仕様
リアに2段ベッドを装備した、ジルシリーズのファミリー向け王道レイアウトモデル。

ジルの優れたデザイン性や充実の装備はそのままに、シェルのフロント側にエントランスドアを設けて、リアエンドに常設2段ベッドをレイアウト。ダイネットベッドを展開しなくても、バンクベッドとリア2段ベッドで大人5名がゆったりと就寝できるほか、リアの上段ベッドを跳ね上げれば広々としたスペースを作り出すことも可能だ。ファミリーやグループでも快適に生活できる居住空間、収納力抜群のリアカーゴルームなど、さまざまな魅力で快適なクルマ旅をサポートしてくれる。

ZIL520の内装

ジル ノーブル

ジルノーブル外観

優雅な2人旅を演出する上質インテリアメイク
プレミアムな大人の2人旅を演出する、上質なインテリアデザインが特徴のモデル。

対面ダイネットと通路を挟んで使い勝手抜群のキッチンを配し、ダイネット後方には自動水洗トイレ、温水シャワー、大型2面鏡付き洗面台を備えた豪華なマルチルームを、リアエンドには横向きに2人がゆったり就寝できる常設ダブルベッドを完備。室内を柔らかく照らし出すLED照明やショーアップされたワイングラスケースなどが相まって、優雅な2人旅を演出する高級ホテルのようなラグジュアリー空間を作り上げている。ダブルベッドの下は大型カーゴルームになっており、長期旅の荷物も余裕を持って収納可能だ。

ジルノーブル内装

ジル スキップ

ジルスキップの外観

気軽に乗り回せるジャストサイズのキャブコン
U字型ソファで広大なリビングスペースを構築した、独創的なレイアウトのモデル。

エントランスを入って左手にはキッチンと大型マルチルームを配し、リアにはU字型ソファでテーブルを囲んだ開放的なリビングスペースを構築。自宅のように広々としたリビング空間でゆったりとくつろげるほか、ソファを展開すれば最大3名分のベッドスペースとしても活用できる。エクステリアは、空気抵抗の少ないバンクベッドレスのシンプルなデザインがポイント。日本の道路事情にマッチした全長4850mmのコンパクトなボディで、軽快なクルマ旅を実現できる。

ジルスキップ内装
WRITER PROFILE
岩田一成
岩田一成(いわた・かずなり)

1971年東京生まれ。キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーフォトライター。日本大学芸術学部卒業後、8年の出版社勤務を経て、2003年に独立。ライター・エディターとして、自動車専門誌を中心に累計1000誌以上の雑誌・ムック製作に携わる。家族と行くキャンピングカーの旅をライフワークとしており、これまでに約1000泊以上のキャンプ・車中泊を経験。著書に『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』がある。

キャンピングカーライター一覧へ

キャンピングカー紹介
, , ,


レンタルキャンピングカーネット