
キャンピングカーのレンタルを手掛けるジャパンキャンピングカーレンタルセンター(Japan C.R.C.)では、ビジネスユース向けにてムービングオフィスカーロビンソンV95(Robinson V95)を開発しました。機能を見ていくとオフィスカーとしてはもちろん、キャンピングカー、さらにパーティールームとしも使えるクルマになっていました。
目次
ロビンソン V95の機能を見る
広い会議室?!を実現

車両に入ってまず驚くのは広々としたラウンジ空間です。ここは大型のテーブルを囲み、7~8人がゆったりと座れます。
オフィスカーというと作業スペースの提供を目的として設計されたクルマが多いなか、ロビンソンV95は全く違うコンセプトで、会議や商談が出来るスペースを提供しています。これはレンタルとしてBtoBの需要を把握している同社だから出来た発想といえます。もちろん大型のテーブルとソファーは作業スペースとしても使いやすい場所を提供します。


バンコンで機動性を確保

今回のベース車両はハイエースをそのまま使ったバンコンタイプ。これは都市部での運転や駐車場の探しやすさを考慮したためです。高さは2.3mに抑えています。また、床には強化された床材を使用して土足で車内に入れるようにしています。これも使いやすさということで大きなポイントです。

簡単なオペレーションを追求

開発した会社の事業がレンタルキャンピングカーという点も随所に活かされています。そこには使いやすさと耐久性という視点が入っています。
例えばセンターテーブルは特注の大型。会議で使ったテーブルはワンタッチで下がり、簡単な操作でベッドの土台になります。

メインスイッチやFFヒーターなどのコントローラーは運転席とキャビンのどちらからでも操作しやすい位置に配置。これは走り始めてからスイッチの切り忘れに気づくいたとき、クルマから降りなくても操作が出来るようになっています。
経験が活きる細かな配慮

移動するクルマとしてキャビン部のカップホルダーは必需品です。テーブルに設けられたカップホルダーはテーブルにそのまま埋め込むと通常、縁が盛り上がっています。この盛り上がりを無くす施工をしています。ここが盛り上がっているとテーブルにパソコンを置いたときにガタついてしまうからです。

コンセントやUSBポートは必需品。室内の随所に設置されており、車内モニターとパソコンを繋ぐHDMIケーブルも取り出しやすい位置にあります。
ベース車両はRVランドのバンコンLino(リノ)

ロビンソンV95のベース車両はキャンピングカービルダーのRVランドが作っているバンコンのLino(リノ)です。キャンピングカーとして開発したときのコンセプトは広々としていて大人数で使えること。そして装備をシンプルにしたことでした。
販売面ではキャンピングカーを乗り継いだ人たちがリノを購入する例が多いそうです。キャンピングカーを使った経験のある人たちは何が必要で、何がいらないかを熟知しており、車内レイアウトを重視して、装備はシンプルなクルマを選ぶようです。
ロビンソン V95の使い方

ロビンソンV95はもちろんオフィス用途として活躍します。会議室、ビデオ会議、商談スペース、商材のデモンストレーション、作業スペース、休息室など。
サイドオーニングを付けているのもポイントで、ワーク&リゾートを組み合わせたワーケーションを行うのにも最適。リゾート地のテレワークや、サードオーニングの下でアウトドア会議も出来そうです。
車内はビジネス利用を意識してシックな色使いになっていますが、装備は普通のキャンピングカーとしての利用も全く問題ありません。就寝定員は5人なので広いリビングはファミリーでの利用にも最適です。


そしてこの広いリビングはパーティールームとして活用しても面白そうです。お誕生会などのファミリーパーティーでは子供たちは大喜び。通常のパーティーもこのクルマで行えば非日常感は参加者のテンションを上げそうです。

レンタルは2020年の4月から、東京キャンピングカーレンタルセンター(東京CRC)と千葉の成田に配備されます。
ロビンソンV95諸元
- ベース車
- トヨタ ハイエース スーパーロング特装車
- エンジン
- 2.7Lガソリン
- 寸法(mm)
- 全長5,380mm/全幅1,880mm/全高2,300mm
- 定員
- 乗車定員9名/就寝定員5名
- レンタル基本料金
- 20,000 円(税別)/24時間(平日)
27,000 円(税別)/24時間(金土日・祝)
※ハイシーズン・プレミアムシーズンを除く - レンタルの問い合わせ
- 東京キャンピングカーレンタルセンター(東京CRC)