カムロードベースのキャンピングカー「リバティ52DB」が本格的に始動!

キャンピングカー紹介
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カムロードのリバティが復活!

キャンピングカービルダー、アネックスのリバティはキャブコンとして長い歴史を歩んできました。最近ではハイエースベースの美しいシルエットで、ヨーロッパ車のような気品のあるモデルがラインアップされ、ユーザーから好評を得ています。

リバティは「ていねいな作り」「美しさ」など、アネックスの特徴が現れているシリーズです。この質感でカムロードベースのキャンピングカーを見てみたい。そう思っていた人も多かったのではないでしょうか。そんな人々を驚かせたのが2018年の夏のことでした。

カムロードベースのリバティ52DBが発売されるというニュースです。もともと、リバティはカムロードベースでスタートしていて、リア2段ベッドというジャパンスタンダードを確立したモデル。それから20年以上の年月を経て復活することになったのです。

正統進化のニューモデル

リバティ52DBリアビュー

既存モデルのハイエースベースが高いレベルに達していたので、リバティの名前を継承するには、コンセプト、設計、デザインなど、相当に悩んだのではと勘ぐってしまいます。そんな思いで実車を見たのですが、「作り込み」「こだわり」に正統派の進化を感じたのを今でも覚えています。

残念ながらハイエースベースのリバティは受注終了してしまいましたが、カムロードベースのリバティは期待大です。そこで今回、リバティ52DBが正式に販売を開始し、マーケットへの投入がスタートしたということで、このモデルのディテールを再検証してみたいと思います。

綿密に設計されたエクステリアデザイン

リバティ52DB

クルマを外から見てみると、実際の大きさより、コンパクトに感じます。バンクの形状やトップのショルダーにつけられた傾斜など、細かいアクセントが効いているようです。専門プロデザイナーが手がけたということで、パッケージされたまとまりのあるエクステリアデザインが印象的です。

装備にもこだわりがあって、サイドオーニングなどは象徴的なアイテムです。他のキャンピングカーのサイドオーニングと比べてみると、取り付け位置が違うのが分かります。国産キャブコンでは珍しいルーフトップタイプを採用しているのです。出っ張りもなくスッキリしています。

ヨーロッパの気品漂うインテリア

リバティ52DBの内装

エクステリアデザインが目を引きますが、インテリアにも驚かされます。LEDでライティングされたステップに導かれるようにエントランスをくぐると、インテリアには明るい印象の家具が備え付けられていて、ヨーロピアンスタイルの上質感が漂っています。

エントランス左手前から奥に伸びるベンチシート、右側に2掛けシート、シートの間にテーブルがセットされ、リビングスペースが展開されています。右側に向きを変えて、後方へ行くと、ギャレー、バスルームの前を通り、リア2段ベッドにたどり着きます。これが20年以上前に確立されたリバティのアイデンティティだったんですね。

最新技術で進化を遂げる

リバティ52DBのエアコン

リビングスペースに戻って、2人がけシートに腰をかけて、室内をゆっくりと眺めます。このサードシートにはリクライニング機能が付いていました。背もたれが倒れると同時に座面が前方に動くスタイルです。体にフィットする感覚が心地よいです。

見上げると家庭用エアコンが設置されていました。大型のリチウムイオン電池を搭載しているので、外部入力の電源がなくても、エアコンを利用できるのがポイントです。操作ボタンがタッチパネル式集中スイッチにまとめられているなど、最新テクノロジーを感じます。

落ち着きのある空間美

リバティ52DBの車内

しばらくサードシートに座っていましたが、なぜか落ち着いてしまいます。上質な家具に囲まれているというのもありますが、やさしい光に包み込まれている感覚があるのです。天井の間接照明が優しく手元に届き、リラックスした気分にさせているようです。

リラックスできる場所として忘れてはいけないのがバスルーム(トイレ&シャワーエリア)。ライティング、調度品など、ホテルの一室にいるような錯覚をおこしてしまいます。なぜかリッチな気分になってしまうのも不思議です。

機能性を追求した装備

リバティ52DBのバンクベッド

リバティ52DBには見ただけでは分からない工夫が隠されています。室内をぐるりと見回してみると、ボディサイズの割にギリギリまで室内空間を広げているのが分かります。それでも、外気の影響を受けないということは、高い効果の断熱ボディを採用しているということですね。

エアコン、断熱ボディと完璧な生活空間を生み出すのですが、さらにFF床暖房を採用しているのも驚きです。FFウォーターヒーターを利用した温水式ヒートアイプが張り巡らされ、冬場でも快適な空間を作り出すというのです。道路からの冷気は強烈なので、床暖はありがたいです。

リバティ52DBがもたらしたもの

低重心設計、流れるようなボディラインによる空気抵抗軽減など、走りも期待できそうです。リバティ52DBはヨーロッパのような優雅な気品がありながらも、国産メーカーらしい職人が作り上げた品質があります。そんな2つのポイントが同時に得られるのはありがたいです。

そろろそ、リポートも終わりとなった時「この長いベンチで横になって休憩」「バスルームで朝の支度」など、いろいろな妄想をしてしまいました。そんな気持ちにさせるほど、キャンピングカーとしての魅力を感じさせてくれる1台でした。

LIBERTY(リバティ)52DB諸元

ベース車両
トヨタカムロード
エンジン
2Lガソリン/3Lディーゼル
駆動方式
2WD/4WD(4WDはディーゼルのみ)
車体寸法
全長5,230mm/全幅2,040mm/全高2,880mm
定員
乗車定員8名(4WDは7名)/就寝定員5名
価格
¥8,260,000(税込)~ (2019年4月現在)
お問い合わせ先
ANNEX(アネックス)
徳島県吉野川市鴨島町知恵島1150-1
TEL:0883-24-5851
LIBERTY(リバティ)52DB ホームページ
WRITER PROFILE
渡辺圭史
渡辺圭史(わたなべ・けいし)

1971年東京生まれ。アウトドア好きな編集者、そして、算数が好きだったライター。アウトドア用品メーカー、出版社を経て、キャンピングカー専門誌編集長に。現在はフリーとして、いろいろなメディアにて執筆中。アウトドアをキーワードに、より楽しいライフスタイルを求めてゆるりと奮闘中。最近気になっているワードは、旅、ミニマリスト、車中泊。趣味はコンパクトな旅とモノづくり。

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