低価格キャブコン、ハイブリッドキャンピングカー、水陸両用トレーラーなどキャンピングカーショーで話題をさらうモデルを発表してきたかーいんてりあ高橋(長野市)。本社で行われたプライベート展示会で会場の車両全車を見て、その魅力を探ります。
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入門者からベテランまでニーズを満たすバンコン リラックスワゴン
同社の主力商品リラックスワゴンシリーズはハイエースベースのバンコン。扱いやすいナローボディから10人が乗車出来るタイプやルーフを高くした本格キャンピングカー仕様のハイファールーフまで幅広くカバーしています。
展示会場では価格も大きく出ていますが、手が届きそうな価格設定のキャンピングカーがあるのも同社高橋社長が、一人でも多くのキャンピングカーファンを増やしたいという思いから。
また、同社の特徴はお客さんの要望があればワンオフにこたえること。ワンオフとはカスタムメイドで作ることですが、営業の人とお話ししているとここはこうしたいと言った要望が出てきます。かーいんてりあ高橋では、希望を聞き取ってクルマに反映しています。
ペットを飼っている人や、趣味に使う人など車内を少しカスタムメイドすることで大変使いやすくなります。
購入しやすいキャブコン ネオ・ユーロ
ネオ・ユーロはデビュー当時、取りまわしが良く低価格なキャブコンとして先陣を切りキャンピングカーユーザーを増やして来ました。
同社を訪れて低価格だけが売りでないことを発見!
下の写真は完成前のネオ・ユーロ。アルミのパネルが張られているように見えますが、ネオ・ユーロのキャブ部はアルミで出来ているのです。
これによりFRPよりも軽くキャンピングカーを作ることが出来ます。
軽いキャンピングカーは走りや安全性で優れた性能を発揮します。
金額は3,950,000円(税抜)からと、うれしい価格設定です。
クルマ自体が発電機プリウスリラックスキャビン
人気のハイブリッドカーとキャンパーの組み合わせ。このクルマのデビュー当時は大変な話題を呼びました。
その後プリウスにプラグインハイブリッド(PHV)が発売され、このクルマの価値は一段と上りました。それはプリウスのニッケル水素バッテリーから100V電源を取り出せるようになったからです。
これは電源の自立を要求されるキャンピングカーにとって、画期的なものです。
旅先で日常使う電源に困ることはなく、 夏場エアコンを使っても2〜3時間作動し、無くなると静かにエンジンがかかり、数十分で充電されます。まさに、クルマ自体が発電機となるコンセプトを先駆けるものでした。
ヨーロッパ生まれのレンタルキャンピングカーマクレント
マクレントはドイツ生まれのレンタルキャンピングカーとして、今国内で全国展開をはかっていますが、このマクレントをはじめたのも高橋社長です。キャンピングカービルダーがレンタルする綺麗で、安心のメンテナンスが特徴です。
かーいんてりあ高橋では、バンコン、キャブコン、バスコン、輸入のラグジュアリーキャンピングカーと豊富な車種を用意しており、お客さんにいろいろなクルマを楽しんでもらおうというサービス精神的を感じます。
地域に密着したキャンピングカーの拠点
マクレントのレンタカーはリピーターの人も多く、キャンピングカーを手軽に利用出来るお店として地元に根づいています。
店内にはキャンピングカーに使う特殊なパーツが数多くならべられていて、キャンピングカーに乗っている人にとっては、不具合が出たときには駆けつければ部品がそろいそうな安心感があるお店であり、この地域でキャンピングカー愛好家たちの拠点になっていることがうかがえます。
昔はここにあるパーツを利用してキャンピングカーを自作する人も多いかったそうです。
️新ジャンルに挑戦し続けるかーいんてりあ高橋
ここで紹介した以外にも水陸両用トレーラーなど意欲的に新ジャンルの開拓に取り組んでいるかーいんてりあ高橋。高橋社長はこれからもいくつかの新分野を開拓していきたいと話されています。お客様の夢をかなえ、キャンピングカー愛好家が増えて皆に楽しんでもらいたいという気持ちが根底にあることがお話ししていて良くわかります。