800万円以下で買える家庭用エアコン搭載のコンパクトキャブコン「モビー」がデビュー!

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800万円以下で買える家庭用エアコン搭載のコンパクトキャブコン「モビー」がデビュー!

9月2~3日の週末に開催された「神奈川キャンピングカーフェア」で、東和モータース販売から待望のニューモデルがデビューした。会場に集まった多くのキャンピングカーファンから注目を集めたこのモデルは、MOBBY(モビー)とネーミングされたカムロード・ガソリンモデルベースのキャブコン。同社で長年人気を博してきたバネットトラックベースのコンパクトキャブコンカーヴィの後継モデルであり、カムロード・ディーゼルモデルベースのキャブコンヴォーンシリーズの弟分的な位置づけとなる。

モビーのコンセプトは、2つ。まずは、ここ数年高額化の一途をたどるキャブコンの中でも、「エントリーユーザーが気軽に乗れるクルマ」であること。また、カムロードのディーゼル車をベースにしたキャブコンは車両総重量が3.5t以上となるため、平成29年3月12日以降に免許を取得した人は普通免許では運転することができない。そこでカムロードのガソリンモデルをベースにして車両総重量を軽量化し、「誰でも普通免許で運転できるキャブコン」に仕上げたのも、モビーの大きなこだわりだ。

気になる車両本体価格は、税込みで798万6000円!(年内受注分の期間限定価格)家庭用エアコンなどの快適装備を満載したキャブコンとしては、かなりリーズナブルな設定だ。

ガソリン車をベースにした軽量コンパクトモデル

モビーのリア

現在、国産キャブコンのベース車両としては、カムロードのディーゼルモデル(ワイドトレッド・リア同径ダブルタイヤ)が主流だが、「モビー」はカムロードのガソリンモデル(ナロートレッド・リア小径ダブルタイヤ)を採用することで、コンパクトで軽量なキャブコンに仕上げているのが最大のポイントだ。

ボディサイズは、全長4990mm×全幅1920mm×全高2800mm。全長はハイエース・スーパーロングより390mmも短く、全幅はハイエースワイドボディより40mmだけ広い。ヴォーン(全幅2100mm)やカーヴィ(全幅2000mm)よりも大幅にスリム化されているため、街中や狭い道でも運転しやすく、混雑した駐車場でも気をつかわずに駐車できる。

モビーのヘッドとロゴ

専用設計の新型シェルを採用したエクステリアは、まさに国産キャブコンの王道的な佇まいだ。大幅なスリム化を果たしながらもデザインに一切の破綻がなく、フロント・サイド・リアのどこから見てもスマートなルックスに仕上がっている。流麗なバンク形状、デスレフ社のハイエンドモデルグローブバスと同じテールランプの採用など、ディテールにもこだわってスタイリッシュなフォルムを実現している。

充実装備で快適な車内生活をサポート

800万円以下で買えるコンパクトキャブコンでありながら、ベテランユーザーでも十分満足できる装備を備えているのが、モビーの大きな魅力のひとつだ。

家庭用エアコン

室内には、信頼性の高い国産メーカーの家庭用エアコンを完備。危険な暑さが続く夏場のキャンピングカー旅において、いまや駐車中に車内を冷房できるエアコンは欠かせないアイテムだ。外部電源のほかサブバッテリーでの稼働にも対応しており、AC電源のない場所でもエアコンを使用して涼しく過ごせる。

電子レンジ

キッチンエリアの上部には、電子レンジも標準装備。弁当やお惣菜の温めなど様々な用途で使用でき、快適なクルマ旅をサポートしてくれる。

コントロールパネル

生活電源には100Aのディープサイクルバッテリーがトリプルで装備され、合計300Aの大容量で快適な電化生活を実現できる。家庭用エアコンや電子レンジを使用できるように、1500Wインバーターも標準装備。急速走行充電システム・エボライトも完備されており、バッテリーの電気を使用しても走行すれば短時間でフル充電される。

開放的な空間と常設ダブルベッドが魅力の「RWB」

モビーには、常設ダブルベッドのRWB、リア2段ベッドのR2B、リアエントランスのDCという3つのバリエーションが用意されている。本記事では、その中からセンターエントランスのRWBR2Bの2タイプをピックアップする。

RWBの室内レイアウト

RWBは、マルチルームレスの常設ダブルベッドモデルだ。乗車定員は7名、就寝定員は6名。ダイネット後部のマルチルームを排すことで、広々としたリアダブルベッドと開放的な室内空間を実現している。「トイレが必要ない」というユーザーには、ピッタリのレイアウトだ。

RWBの常設リアベッド

最大の魅力である常設リアベッドは、長さ1806mm×幅1400mmのダブルサイズ。兄貴分であるヴォーンRWBのリアベッドよりも、ベッドの幅が広いのが特徴だ。クッション性抜群のオリジナル高反発マットレスで、最上級の寝心地も実現している。

RWBのリアベッドの下

リアベッドの下は、大容量のカーゴスペースが確保されている。左右とリアの3面に車外からアクセスできる扉が設けられており、大きな荷物の出し入れも容易だ。

RWBのダイネット

明るく開放的なダイネット。エントランス部分に補助マットをセットすれば大人数でテーブルを囲むことができ、ファミリーやグループでも快適に食事や休憩を楽しめる。

RWBのキッチンキャビネット

スマートなデザインのキッチンキャビネットには、容量100Lの2ドア冷蔵庫をビルトイン。広々とした調理台で、車内での自炊も快適にこなせる。

RWBのバンクベッド

バンクベッドは、全タイプ共通の装備。縦1790mm×横1806mmのほぼ正方形サイズなので、縦向きでも横向きでも就寝できる。

RWBのベッド展開

ダイネットの対面シートを展開することで、長さ1920mm×幅850mmのシングルベッドになる。バンクベッド、リア常設ベッドとの組み合わせで、最大6名が就寝可能だ。

マルチルームと2段ベッドを完備した「R2B」

R2Bのダイネット後部

R2Bは、ダイネット後部にマルチルーム、リアに常設2段ベッドを搭載したファミリー仕様の定番レイアウトだ。RWBと同様に、乗車定員は7名、就寝定員は6名。トイレ装備が必須のユーザーや、就寝スペースのプライベート感を重視するユーザーにピッタリの仕様となっている

R2Bのマルチルーム

最大の特徴は、ダイネットの後部にマルチルームが確保されていること。トイレルームとして使用するもよし、大容量の収納スペースとして使用するもよし、ユーザーのニーズに合わせて様々な用途で活用できる。

R2Bの常設2段ベッド

リアエンドには、常設2段ベッドを完備。ベッドサイズは上下とも長さ1806mm×幅820mmで、圧迫感がなくゆったり就寝できる。

R2Bのベッドの下カーゴスペース

ベッドの下は、カーゴスペースになっている。リアダブルベッドのRWBに比べると容量は少ないものの、大型キャンプ道具なども余裕で積載できる十分なスペースだ。

R2Bの2人掛けシートの対面レイアウト

ダイネットは、RWBと共通の2人掛けシートの対面レイアウト。壁際には休憩や食事の際に役立つドリンクホルダーが完備され、シートを展開すればシングルサイズのベッドになる。

R2Bのキッチン

使い勝手抜群のキッチンには、シンクと容量100Lの2ドア冷蔵庫を完備。キッチンキャビネットの右手には、横向きシートがセットされている。

新型キャブコンモビー

リーズナブルな価格や家庭用エアコンなどの充実装備に加え、普通免許で乗れる、コンパクトサイズで運転がしやすいなど、様々な魅力を持つ新型キャブコンモビー。年内受注分に限り798万6000円の期間限定価格となっているので、キャブコン購入を検討している人はぜひ早めの決断を!

WRITER PROFILE
岩田一成
岩田一成(いわた・かずなり)

1971年東京生まれ。キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーフォトライター。日本大学芸術学部卒業後、8年の出版社勤務を経て、2003年に独立。ライター・エディターとして、自動車専門誌を中心に累計1000誌以上の雑誌・ムック製作に携わる。家族と行くキャンピングカーの旅をライフワークとしており、これまでに約1000泊以上のキャンプ・車中泊を経験。著書に『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』がある。

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