バンコンにいち早くリチウムイオンバッテリーシステムを採用するなど、エポックメイキングな技術とアイデアでキャンピングカーの可能性を追求してきたキャンパー鹿児島。
そんな同社の人気バンコンシリーズに新型車レム・セカンドアクト・ネオスが追加され、4月23~24日に開催された「有明カーツーリズムフェスタ2022」(日本カーツーリズム推進協会主催)で初お披露目された。
目次
豪華装備とリーズナブルな価格を実現!
ハイエース・スーパーロングをベースにしたレム・セカンドアクト・ネオスの最大の魅力は、リーズナブルな価格設定にある。300Ahのリチウムイオンバッテリーが標準装備されているにも関わらず、価格は驚きの629万2400円~!
人気モデル「レム・セカンドアクト」の基本構造を踏襲しつつ、リチウムシステムの変更などでコストダウンを実現し、今までよりも低価格で「レム・セカンドアクト」の魅力を味わえる1台に仕上げている。
ボディの右サイドにはエクステンションボックスが装着され、ただでさえ広いハイエース・スーパーロングの室内空間を、さらに拡張している。
リアウインドー部分には、居住性と断熱性を高めるエクステンションボックスをオプション設定。センター部にアクリル窓を追加すれば、採光性もアップグレードできる。
レム・セカンドアクト・ネオスのPOINT
1)大容量リチウムイオンサブバッテリー
レム・セカンドアクト・ネオスの最大のポイントは、629万2400円~という低価格でありながら、300Ahのリチウムイオンサブバッテリーが標準装備されていること!
走行充電システムにはC-TEK&スマートパスを採用し、オルタネーターの電力を効率よくサブバッテリーに充電。バンコンの生活電源として、いち早くリチウムイオンバッテリーを実用化してきたノウハウを活かし、バッテリー容量に不安を感じることなく車内で電気を使えるシステムを作り上げた。
オプションのエアコンは、ダイキンの家庭用冷暖房エアコンと、クールスターの車載用クーラーの2種類を用意。大容量リチウムイオンバッテリーとの組み合わせで、エンジン停止状態でも9時間程度(計算値)の長時間稼働を可能にしており、夏場の車中泊も快適に楽しめる。
電子レンジ(オプション)も、快適な電化生活に欠かせない装備。家具のシャッター式トビラ内にスッポリと収まる、スマートなインストールもポイントだ。
2)プライベート感を演出する間仕切り扉
バンコンでは珍しい「間仕切り扉」が、レム・セカンドアクトシリーズのアイデンティティ。生活の中心となるダイネットとベッドルームの間に壁を設けて扉で仕切ることで、それぞれが完全に独立した2ルームレイアウトを実現している。どんなシチュエーションでもプライベート空間を確保でき、落ち着いて過ごせるのがメリットだ。
間仕切り扉を閉めれば、リアのベッドスペースが完全なプライベート空間になる。フラットなベッドは、大人2名がゆったりと就寝できるビッグサイズ。レムシリーズ自慢の体圧分散型マットで、寝心地も最高レベルだ。
使い勝手抜群の落ち着きあるインテリア
スライドドアを開けると、クルマの中とは思えないほど開放的な居住空間が広がる。レイアウトは「レム・セカンドアクト」から踏襲されているが、家具類をライトウッドで統一して明るくカジュアルなイメージを演出したのがポイントだ。
生活の中心になるダイネットスペースは、大人数でテーブルを挟んで座れる対面対座レイアウト。エクステンションボックスでスペースを拡大した室内の右手にはライトウッドの家具を配し、実用性と同時に「家」のように落ち着ける空間を演出している。
2列目には展開式シートが装備され、移動時は「前向き」、食事・休憩時は「後ろ向き」、就寝時は「フラット」と、シチュエーションに応じて多彩なレイアウトが可能だ。
オプションのテレビは、従来の19インチから24インチに大型化。「レム・セカンドアクト」ではリア寄りだった装着位置をセンターへと変更することで、ダイネットのどこに座ってもテレビが見やすいように配慮されている。
カウンタートップには、ガラスカバー付きステンレスシンクをインストール。キャブコンでは定番の大型シンクを採用することで、バンコンでも「しっかり使えるキッチンスペース」を実現している。シンク左手にセットした上蓋式の40L冷蔵庫は、オプション設定。
天井に装備された特徴的なブーメラン型ライティングパネルは、「レム・セカンドアクト」からデザインを踏襲。細部までこだわりの詰まったフィニッシュで、キャンパー鹿児島製バンコンのアイデンティティを静かに主張する。
使い勝手を追求した大容量リアカーゴ
リアベッドの下は大きなカーゴスペースとなっており、キャンプ道具やアウトドアレジャーのギア、長期旅の荷物までラクラク収納できる。荷室がダイネット側までつながっているため、スキーやスノーボードなどの長尺物も積載可能だ。
上部に設けた折り畳み式の開口部は、レム・セカンドアクト・ネオスの新機構。ベッドマットを外して開口部を折りたたむことで、荷物の出し入れがさらに容易になる。ユーザーの声をフィードバックした、使い勝手重視のギミックだ。
リアエンド左右の家具には、小物の整理に役立つ収納庫を完備。カーゴに荷物を満載していてもアクセスしやすいように、扉をシャッター式にしたのもこだわりだ。
最新モデルレム・セカンドアクト・ネオスは、「大容量リチウム」「低価格」「使い勝手」の3要素を実現した1台。クルマ旅、アウトドア、趣味のベース基地など、あらゆる用途で活躍するハイエースバンコンの注目作だ!
rem secondact neos(レム・セカンドアクト・ネオス)諸元
- ベース車両
- ハイエース キャンパー特装車
- 車体サイズ
- 全長5,380mm/全幅1,930mm/全高2,285㎜
- 定員
- 乗車定員 5名/就寝定員 4名
- 価格
- 6,292,400円〜