アメリカ生まれのパワフルなキャンパーバン「ウィネベーゴ・ソリス」!

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アメリカ生まれのパワフルなキャンパーバン「ウィネベーゴ・ソリス」!

アメリカ・アイオワ州で1958年に創設されたウィネベーゴ社は、60年以上に渡って“アメリカン・モーターホームの代名詞”として君臨し続けているトップビルダーだ。そんな同社のモーターホーム&トラベルトレーラーを取り扱うウィネベーゴ正規代理店ニートRVから、最新モデルSOLIS(ソリス)が発売された。

アメリカ製モーターホームというと、大型バスのように巨大なボディ、居住空間を拡張できるスライドアウト機構、家のように広くて豪華な居住空間などのイメージが思い浮かぶが、ウィネベーゴの最新モデルソリスは、それとは対極のシンプル&アクティブなイメージが特徴となっている。

今回は、アメリカのRV(レクリエーショナル・ビークル。日本におけるキャンピングカーと同義)文化についての解説を交えながら、ソリスの魅力を詳しく紹介していく。

本場アメリカのRV事情

アメリカ製キャンピングトレーラー

アメリカでは、RV(キャンピングカー)で余暇を楽しむライフスタイルが幅広い層に定着している。RVが文化として根付いていることは、年間生産台数を見ても明らかだ。

アメリカにおけるRVの生産台数は、2020年に43万台を突破し、2021年には57万台を超える見込みと言われている。対して、日本のキャンピングカー総保有台数(2020年時点)は、12万7400台。調査開始以来、日本でもキャンピングカーの保有台数は右肩上がりで増え続けているが、本場アメリカと比べればその差は歴然だ。

ちなみに、アメリカのRVでもっとも人気が高いカテゴリーは、日本では少数派のトラベルトレーラー。けん引能力に優れた大型ピックアップトラックを所有しているユーザーが多いことや、広大な国土を有するアメリカならではのゆとりある交通事情などが、その人気の背景にあると思われる。

充実したインフラがRV文化を支える

アメリカ製モーターホーム

アメリカのRV文化を語る上で外せないのが、全米に1万5000か所以上あるRVパークの存在だ。アメリカのRVパークは、モーターホームやトラベルトレーラーで快適に滞在できるように、さまざまな設備を整えたRV専用の宿泊施設。日本のオートキャンプ場の区画サイトに近いイメージだが、電源、水道、ダンプステーション(汚水処理施設)、Wi-Fiなど、ロングステイでも快適に過ごせる設備の充実度が特徴となっている。

アメリカでRVを楽しむ際は、国立公園、海辺、リゾート地、フリーウェイの近くなど、全米各地にあるRVパークを利用することが前提となる。安価なキャンプグラウンドからゴルフ場やマリーナを併設した豪華なRVリゾートまで、さまざまな形態がそろっているため、ユーザーは自分のニーズに合わせて施設をチョイスすればOKだ。

キャンピングカーでのキャンプ

台数が多く、愛好者も多いため、RVの楽しみ方も多種多様。アメリカン・モーターホームというと巨大で豪華な車両が頭に思い浮かぶが、世界的ムーブメントとなっているバンライフやオーバーランド、アウトドアブームの影響を受け、アメリカのRVも多様化が進んでいる。ここ数年のトレンドは、アウトドアユースを前提にした、よりアクティブなイメージのモデル。今回紹介するウィネベーゴ・ソリスも、そんな最新のトレンドを汲んだ1台だ。

アクティブ感を強調した“キャンパーバン”

ウィネベーゴ社のソリス

ソリスは、クラスB(日本で言うバンコン)にカテゴライズされるが、ウィネベーゴでは“キャンパーバン”という呼称を使っている。そのネーミング通り、アウトドアでの使用を前提としたシンプルな作りがソリスのアイデンティティ。アメリカでは、比較的コンパクトなクラスBでもエアコンや発電機、ブラックタンクを備えた本格的なトイレがスタンダードとなっているが、ソリスにはカセットタイプのトイレが採用され、シンプルグレードの59Pにはエアコン、発電機の設定もない。

ソリスのポップアップルーフ

ポップトップ式のルーフを備えているのも、大きなポイントだ。普段はルーフを閉めてファーストカーとして乗り回し、休日は家族や仲間とフィールドに出かけ、ルーフをオープンしてアウトドアレジャーを楽しむ。ポップトップ式のルーフは、アクティブなライフスタイルを演出するソリスの象徴的な装備と言えるだろう。

ソリスのリアビュー

ソリスのラインナップは、今回の撮影車両59Pと、エクステンドシャーシを採用した59PXの2種類。全長5.98mの59Pはラム2500プロマスター、全長6.4mの59PXはラム3500プロマスターをベース車両に採用し、パワートレインには3.6リッターV6ガソリンエンジン+6速ATミッションを組み合わせる。280馬力の圧倒的なハイパワーで、街中でもフィールドでも動力性能にストレスを感じることは皆無だ。

実用性重視のシンプルなインテリア

ソリスの車内

フロントにダイネット、通路を挟んで右手にキッチン、左手にシャワー&トイレルーム、リアに常設ベッドを配したインテリア。全長5.98m(59P)×全幅2.07m(59P/59PX共通)、全高2.69m(59P)のボディがもたらす室内空間は、日本のバンコンとは一線を画す開放感にあふれている。過度な装飾を排したシンプルなデザインで、アウトドアユースに特化したキャンパーバンらしさを演出しているのもポイントだ。

ソリスのダイネット

ダイネットエリアは、フロントの回転シートとセカンドシートを組み合わせて4人でテーブルを囲める仕様。頭上空間も広々としており、大人数でもゆったりと過ごせる。

ソリスのキッチン

キッチンには、ガラスカバー付き2バーナーガスコンロとステンレスシンクを装備。給水タンクの容量は79Lで、ガス温水器も完備する。

ソリスのシャワー&トイレルーム

清潔感漂うホワイト基調のシャワー&トイレルームには、アメリカン・クラスBでは珍しいカセットトイレを装備。ルーム内は完全防水仕様で、シャワーも完備している。

ソリスのリアベッド

リアベッドは、1950×1500mmのキングサイズ。2000×1320mmのルーフベッドと組み合わせることで、大人4人でもゆったりと就寝できる。

アウトドアユースを意識した装備の数々

ソリスのフロア

フロアは、汚れや水濡れを気にせずに使えるヘビーデューティー仕様。スライドドアから手のとどく場所にシャワー用の蛇口がセットされ、アウトドアレジャーなどで便利に活用できる。

ソリスの冷蔵庫

スライドドアを開けてすぐ左手には、コンプレッサー式の冷凍冷蔵庫をセット。車外から飲み物や食材を出し入れするのに便利なレイアウトだ。

ソリスのカーゴルーム

リアのベッドマットを跳ね上げれば、大量のキャンプギアや自転車などの大きな荷物も積載できる広大なカーゴスペースになる。床下収納も十分な容量を確保。

ソリスの床下収納 シャワー用の蛇口

リアエンド右手にもシャワー用の蛇口を完備。ホースをつなげばアウトドア用シャワーとして活用できる。

ソリスのリアビュー

アウトドア志向が強い若いユーザーのニーズに合わせ、パワフルなエンジンとフィールドでの使い勝手に優れたシンプルな装備を組み合わせた、キャンパーバンソリス。名門ウィネベーゴが作り上げた、アクティブイメージ全開の最新モーターホームだ。

SOLIS(ソリス)59P諸元

ベース車両
FCA RAM 2500 ProMaster Cargo Van
エンジン
3.6L Pentaster V6 (VVT) ガソリン
車体サイズ
全長5,980mm/全幅2,070mm/全高2,690mm
定員
乗車定員4名/就寝定員4名
価格
14,080,000円(12,800,000円税別)
WRITER PROFILE
岩田一成
岩田一成(いわた・かずなり)

1971年東京生まれ。キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーフォトライター。日本大学芸術学部卒業後、8年の出版社勤務を経て、2003年に独立。ライター・エディターとして、自動車専門誌を中心に累計1000誌以上の雑誌・ムック製作に携わる。家族と行くキャンピングカーの旅をライフワークとしており、これまでに約1000泊以上のキャンプ・車中泊を経験。著書に『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』がある。

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